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2016-12-20 17:55:35
水害対策をして安心の暮らしを
近年、自然災害によるさまざまな被害のニュースをよく耳にします。
自宅への自然災害による被害は、もはや他人事ではありません。
いざとういときのために備えは必要ですが、どんな対策をしたらいいのでしょう。



■家を建てる・買う前にできること
まずは具体的な浸水対策を講じる前に、自分の住まいがどのくらい水害に遭いやすいのかを知ることから始めましょう。なぜなら、立地や住宅の形状によって、講じる対策の内容も変わってくるからです。
自分が住むエリアには、どのくらい水害のリスクがあるか…、これは各自治体が作成している「ハザードマップ」から判断することができます。ハザードマップは、過去にあった記録的な大雨と同じレベルの雨量を想定した、浸水予想区域図のことで、他にも、地震や土砂災害、噴火などの発生が予測される自然災害について、その被害の範囲や程度、避難路などが地図上に表示されています。
PDFファイルなどの形式になっているので、各自治体のHPからダウンロードすることができるはずです。プリントアウトはもちろん、画面上で拡大して、自宅周辺の状況を細かく確認することも可能です。

■台風やゲリラ豪雨の浸水対策
暴風対策を行っている家は多いと思いますが、浸水対策はいかがでしょうか。
浸水被害を防ぐための対策としては、敷地の入り口や玄関前などに土のうを積むことに加え、雨水などが下水道に逆流する場合に備えて、トイレやキッチン、浴室、洗濯機などの室内の排水溝を土のうや水のうで塞ぐことも効果的です。
また、万一浸水してしまったら、速やかに床下や室内に入り込んだ汚水などを排出し、床下や基礎部分など建物を乾かすことが重要です。
土嚢は、ホームセンターなどで購入することもできますが、厚手のゴミ袋に水を入れて簡易土嚢として使うこともできます。
土嚢自体をストックしておくのは難しいとしても、厚手のゴミ袋を多くストックしておくだけでも、いざという時に役立つでしょう。

■万が一、その状況になってしまったら…
対策はもちろん大事ですが、命が一番大事ですから、早めの避難も大切です。
「避難準備情報」
災害発生の可能性がある時に発令。避難準備を始めましょう。乳幼児や高齢、要介護者がいる家庭は早めの避難を。
「避難勧告」
被害が予想される地域に避難を呼びかけます。避難所への避難を開始しましょう。
「避難指示」
災害発生の可能性が非常に高い時に発令。避難勧告よりも強く避難指示。ただちに避難を。
なお、準備情報段階でも住宅によっては危険な場合もありますので、常に早めの避難準備を心がけましょう。