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2017-01-10 16:34:32
掃除がラクになる設備と言えば、前回ご紹介した、自動洗浄便器や浴槽などがありますが、今回ご紹介するのは、壁や床、サッシなどの掃除がラクにできる建材です。リノベーションの際にこういった建材を導入すれば、毎日のお掃除がグッと簡単になります。



■掃除が要らない「キッチン壁」
まずはキッチンの壁です。掃除がラクなキッチン壁と言えば、光触媒機能が付加されたキッチンパネルなどがあります。表面はツルツルピカピカ、さっとひと拭きで汚れが落ちるキッチン壁です。
でももっと掃除が苦手、ズボラな方に向いているのは、掃除をしなくていいキッチン壁です。実は、表面はつるつるの掃除がしやすいパネルは、マメにふき取りをする人向けの建材で、ズボラな人向けにお勧めなのは、掃除をしなくても大丈夫、汚れても目立たない、むしろ汚れが味わいになるような壁材です。
例えばキッチンの壁に、ざらざらしたレンガや自然石を張るリフォームをすれば、サッと拭き取ることはできませんが、油汚れが目立たないので、放置していても気になりません。いっそのこと掃除をしないという選択もありですね。

■ワックス不要でキズにも強い「フローリング」
フローリングの床を長く美しく保つためには定期的にワックスを掛けておく必要があります。新しいうちはキレイですから大丈夫だろうと放置しておくと、5年くらいを過ぎた頃からヒビ割れや、くすみが目立つようになることもあります。ワックス掛けは、簡易タイプならマメに掛ける必要があったり、長持ちタイプの場合は拭き取りや次に掛ける前に剥離が必要だったりと、腰痛の元になるほどの重労働です。
そこでオススメなのが、ワックスを掛ける必要が無い表面加工を施したフローリングです。完全に掃除ゼロというわけにはいきませんが、意外と面倒なワックス掛けからは解放されます。また漂白剤も使えるので、除菌も手軽で清潔感を保ちやすいという特徴もあります。

■「サッシ」は溝の掃除のしやすさもチェック
毎日掃除をする場所ではありませんが、掃除が面倒なものの筆頭に上がるのがサッシの溝です。人によっては、見なかったことにしたい場所ナンバーワンと言えるかもしれません。サッシの溝は、水返しの機能を持たせるために段差があり、それが掃除の手間を倍増させています。
そこで生まれたのが、段差をなくしたフラットな形状のサッシです。従来のようなレールがないサッシで、戸車の溝が無い分、ごみがたまりにくく、掃除がラクになっています。


後から簡単に取り替えたり導入したりできない建材などは、リノベーションの際によく調べて取り入れたいものです。様々な技術や性能が日々進化しているので、最新の情報もチェックしながら、自分の生活に必要なものを取り入れていきましょう。

2017-01-07 16:33:21
大掛かりなリノベーション時こそ考えたい家事効率アップのための設備。年末の大掃除を終えて、ピカピカになった我が家をながめながら「今年こそは家の掃除はこまめにして、毎日を快適に過ごそう!」と決意したという方も多いのではないでしょうか?しかしその気持ちを持続させるには、適度に力を抜きながら取り組むことが必要です。
そこで今回は、手間をかけずにラクしてキレイを保つ、驚きの“自動掃除機能付き設備”をご紹介します。



■自動洗浄機能付き「換気扇」
キッチンの掃除で一番手間がかかる場所と言えば、換気扇のフィルターです。油汚れでベタベタになるので、タワシなどでこすり洗いをしてもなかなか取れず、スポンジで洗えばスポンジが1回でダメになり、シンクで洗えなくてお風呂場で洗っている人もいるなど苦労が絶えません。
そこで今注目されているのが、フィルターを自動で掃除するキッチン換気扇です。レンジフード部分にあるタンクに月1回ぬるま湯を入れてスイッチをオンにするだけ!あとは、汚れた水を捨てるだけでフィルターを自動でキレイにしてくれます。1回の洗浄に使用する水の量は、約0.65リットルとほんのわずかで、そのうえ洗剤も使用しないため、エコの観点からも注目を浴びています。

■こすり洗いが要らなくなった「浴槽」
続いては浴槽です。内側についたザラザラの皮脂汚れ。洗剤を付けてスポンジでのこすり洗いはとても大変です。
そこで便利なのが、シャワーで水をかけるだけでスルっと汚れが落ちる浴槽です。浴槽表面に特殊なコーティングを施すことで、シャワーの水をかけるだけで皮脂汚れが落ちるため、こすり洗いも洗剤も不要、さっと流すだけで掃除が完了してしまいます。ただしコーティングの効果は約5年間。それを過ぎたら再コーティングが必要です。

■誰もが嫌がる「トイレ」も自動洗浄!
最後は掃除がメンドウな場所筆頭のトイレです。毎日掃除をしないと梅雨時から夏に掛けてはカビも発生しやすくなりますし、それ以外の季節でも、掃除をさぼっていると汚れがこびりついて取れにくくなってしまいます。
そんなトイレ掃除に革命を起こしたのが、自動で掃除をしてくれる便器です。本体脇のポケットに洗剤を入れておけば流す度に泡を出してくれるため、自動でキレイになってしまいます。使う洗剤も強力なトイレ用ではなく、キッチン用洗剤でOKなのも嬉しいポイントです。また、便器全体が有機ガラス系の新素材でできており、水アカなどが付きにくいため、サッと拭き取るだけでも十分キレイになります。完全な全自動ではありませんが掃除はかなりラクになります。

家族みんなが気持ち良く毎日の生活を送るために掃除はかかせませんが、主婦一人では隅々まで全てというわけにもいきません。機能や設備を変えることで、家事が楽になるなら、家族みんなが助かりますね。

2017-01-03 16:26:18
キッチンは何かと物が多い場所。しかし、物が出ていると調理の際に邪魔になったり、時には危険が伴う場合もあります。いつもスッキリ片付いたキッチンは憧れです。しかし、キッチン自体が狭いとなかなか、収納がうまくいかない。そんな悩みを持つ方も多いもの。そこで収納力抜群のキッチンシンク下をリノベーションの視点で考えてみます。



■「観音扉」は使いにくい!?
キッチンシンク下の収納で、よくあるのは観音開きの扉がついているタイプ。中はかなり大きなスペースが空いていますが、場所が足元であるため出し入れの度に立ち座りの動作が必要です。中は暗くて見えづらいですし、奥にしまったものは、手前のものをどかさないと出せないなんてことも。
なんとかうまく活用しようと、100円ショップなどで収納グッズもたくさん売られています。もちろんそれらを工夫すれば観音扉のタイプでもスマートに使うことは可能ですが、そのままではあまり収納には向いていないと言えるかもしれません。

■リノベーションするなら「引き出し式」がおすすめ
収納の基本として奥の物をできるだけ埋没させないということがあります。奥に収納した物は取り出しにくいので使用頻度が低くなり、しまったきり全く使用しないということにもなりがちです。
そこで、奥行きのあるキッチン下を活用しやすいのが引き出し収納です。しまってある物が上からひと目で分かるので、取り出しやすく奥に物が埋没したままになることも少なくなります。布巾やカトラリーなどの小さくて軽いものは上の段に、鍋などの重いものは下の段に収納しましょう。また、引き出しタイプは上から一目で見えるように収納するのがポイントです。 フライパンや食器などは、100円ショップなどで売っている書類ケースに縦向きにして上手く収納スペースを確保すると出し入れしやすくなります。

■ダストボックスを置くのもアリ
シンク下をダストボックス用スペースにするのもオススメです。キッチンは、家の中でも特に毎日多くのごみが出る場所です。近年はごみの分別化が進んでいるため、数種類のダストボックスを用意しているお宅も増えています。キッチンが綺麗に片付いていても、いくつものダストボックスが床に並んでいるとどうしても生活感があふれてしまうものです。
シンク下に扉を付けないオープンタイプにしてキャスター式ワゴンを設置すれば、ダストボックスをスッキリと収納できます。ゴミ出しや新しいゴミ袋のセットも、ワゴンごと引き出せるので簡単です。つっぱり棒と好みの布で簡易的なカーテンをつけておけば、キッチンを使用しない時の目隠しになるだけでなく、インテリアの一部にもなります。


導線を考えて、スムーズに出し入れできる工夫をするだけで物がスッキリ片付きます。観音扉のシンク下収納から引き出し式にしたり、扉を取り外すならリノベーション時が有効ですね。

2016-12-31 18:37:06
「リビングを広くしたい」「二世帯で暮らすことになった」など、さまざまな理由で増築をお考えの方がいると思います。しかし、増築時には確認申請が必要で新築と違っていろいろと考えるべきことがあるのです。



■そもそも増築とは
増築とは、簡単に言えば「床面積を増やすこと」です。2階を建て増しする場合も増築ですし、骨組や構造から作り直すような大規模なものも増築と呼ばれます。それに対して改築は、床面積を変えずに間取りの変更を伴う工事を行うことで、改装は間取りの変更をせずに内外装を改めることをいいます。
また、リフォームは修復して「原状回復」させること、リノベーションはより良くするために改修することですので、増築はリノベーションの部類に入ります。
※ リノベーションとリフォームの違いはこちら
https://www.h-plaza.co.jp/hplus/contents/code/renocolumn_detail/id/1

■出来ない場合もある⁉︎
増築にふさわしい条件が整っていないと認められない物件もあるので、注意が必要です。
そのひとつが「面積」です。10㎡の面積を超える工事には、役所の届け出が必要になります。これを無視して建ててしまうと建築基準法違反となり、場合によっては取り壊しになってしまう可能性もあるので気を付けましょう。
「建物の構造」によっても、増築に制限がかかります。鉄骨等の住宅は増築をしても耐久性の面で問題があり、見た目も不自然という理由から、認められないケースがあります。木造は建物が古くて耐震性が弱いと判断された場合は、増築が認められません。
これらは法律上の問題であるため、避けて通ることは出来ません。

■増築せずにできることもある
無理に増築をしなくても、間取りを効率よく設計することで、生活空間が広くなることもあります。
例えば、廊下で仕切られた部屋の廊下をなくして一つの空間にするなど、設計による工夫で、理想的な空間になる可能性が出てきます。明るさの確保についても、建物の条件によっても変わりますが、窓の大きさを変えたり、トップライトをつけるなどという工事によって、明るさを確保することが出来るなど様々なケースが考えられます。


物件が希望より小さい場合など、すぐに諦めるのではなく何のためにどういった空間が必要かその目的を洗い出し、床面積を広くするのか、他の方法でその目的を叶えるのか吟味していくことが大切です。

2016-12-27 18:36:04
近年、リノベーションの際に「業務用キッチン」を導入したいと考える方が増えてきているようです。無駄のないデザインはシンプルなかっこよさがあり、とても機能的。業務用キッチン、その魅力を探ってみましょう。



■手入れが簡単で長持ち!
無駄なデザインが一切ない業務用キッチンは、作業台も平面でとても掃除がしやすいのが特徴です。システムキッチンなどのカウンターは縁が少しだけ高くなっていて床に水が垂れない工夫などが凝らされていますが、業務用はそういった部分も省かれています。余計なものがない=掃除もしやすい。
また、業務用ゆえ毎日酷使されることを想定しているので、ステンレスも厚くとても丈夫に出来ています。また、ステンレスは錆びにくく、万が一錆びたり水垢がついてしまった場合でもお手入れをすることで新品のように綺麗になります。

■好みに合わせられる
業務用キッチンは「シンク」「コンロ」「収納」といったように、用途別に単品で購入することができます。そのため自分の必要なものだけを、使い勝手に合わせて配置することができます。
業務用キッチンは家庭用のものに比べて火力が強いのが特徴ですから、自宅でもレストランのような本格的な調理をしたい人にはぴったりですが、それほど火力はいらないという方もいるかもしれません。そんな時は、火力だけ家庭用のものを選んで、他の部分を業務用にすることもできます。デザインを基盤に自分の好きな機能を選んで設置することができる、というわけです。
そしてデザイン面でも、どんなインテリアにも馴染むため、カフェテイストに仕上げた空間も演出することができるのです。このように、業務用キッチンを入れることで、非日常的な素敵な空間ができあがるのも人気の理由です。

■注意点
最近は、インターネットでも業務用キッチンが購入できるようになりました。様々なものが出回っていますが、同じ様に見えるキッチンでもステンレスの厚みや質などに違いがあるため、出来れば実物を見てから購入した方が間違いありません。また、排水管や水栓がシステムキッチンと違う場合もあり、買ったはいいけれど設置するために大掛かりな別途工事が必要になることもあります。
そうならないためにも、きちんと情報収集を行いましょう。


シンプルでかっこいい業務用キッチン。飽きがこない、あるいは扉がないので取り出しやすいなどメリットもたくさんあります。料理好きにはたまらないキッチンが生まれてきそうですね。

2016-12-24 18:35:11
寝室の計画で大切なことは何でしょうか?「心地よいベッドさえあれば良いのでは?」そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそればかりではありません。「健康で心地よい暮らし」のために欠かせないのは睡眠の質ですが、良質な睡眠を確保するために、寝室にも様々な配慮を行うことが大切です。今回は質の高い睡眠を得るための「3つの要素」を紹介します。



■要素その1“音”
騒音は安眠を妨げる大きな要因となります。まず夜間、家の外に騒音源がないかをチェックしましょう。車の多い通りに面する敷地であれば、できれば通りとは反対側に寝室を配したいところです。隣地にアパートの鉄骨階段がある場合なども、足音が良く聞こえる場合がありますので、寝室の位置には配慮が必要です。
また家の中での騒音源と寝室との関係もチェックしましょう。浴室・トイレなどの水回りの下に寝室がある、時計や冷蔵庫など家電製品から生じる音なども、敏感な人にとっては眠れない要因となる恐れがあります。
このように、夜間の騒音源は家の外にも中にもありますので、騒音源と寝室との距離を離す工夫が必要です。

■要素その2“風”
寝室の風通しも意外と重要です。夏の夜、窓を開けて風を通せれば、冷房をつけずに寝られます。真夏には冷房に頼らざるを得ないような熱帯夜の日もありますが、それ以外の多くの日を冷房なしで過ごせれば省エネですし、体調も崩しにくくなります。
それには、プライバシーと防犯の課題をクリアする必要があります。プライバシーの点では、窓位置を部屋の端にしたり、高窓にしたりするなど、視線が入りにくいよう工夫する必要があります。防犯の点では、2階の寝室であれば侵入の難しい位置に窓を設ける工夫はできますが、1階の寝室であれば防犯格子をつける等の対策が効果的です。

■要素その3“光”
「真っ暗だとよく眠れる」あるいは「仄かな明かりがあるほうが安心して眠れる」など、眠るのに最適な光というのは個人差がります。
家族内で就寝・起床時間が異なる場合、起きている人が点けた照明の光で寝ている人を起こしてしまうことも考えられます。寝室が完全に閉じた部屋であれば問題ありませんが、他の部屋と連続している場合は間仕切りによる遮光などを工夫するとよいでしょう。
また、朝日が眩しくて必要以上に早く起こされてしまうというケースもあります。東側に大きな窓がある場合は、遮光性のカーテンなどを取り付けるといった対策をしましょう。


睡眠は、時間だけでなく質が大切です。少なめの睡眠時間でも、ぐっすりと眠れたら翌日スッキリ起きられます。反対に、早く寝たはずなのになぜか疲れが取れない場合は、睡眠を妨げる要因があって熟睡できないといケースもあるのです。健康のためにも、質の良い睡眠をとれるような寝室の工夫が大切ですね。

2016-12-20 18:34:05
事務所だった物件を住居として利用する場合どんなメリットデメリットがあるか知っておけば、トラブル回避になるだけでなく、もしかしたら自分に合った物件を見つけられる可能性も高くなります。



■ コンバージョン
事務所や店舗だった場所を住居にする、あるいは賃貸住居にするという場合、コンバージョンつまり用途変更となります。もちろん、逆の場合も同様にコンバージョンとしての手続きが必要です。
事務所から住居へのコンバージョンは基本的に建築確認が不要で確認申請書の提出で用途変更できる可能性があります。


■ 採光、水回りなどに注意
ワンルームタイプの事務所として使われていた物件だと、壁の取り払いなどがなくリノベーションできるので、一見便利そうですが、問題は水回りや換気です。
事務所の場合、給排水がないこともありますので居住するためには配管工事をしなければならないケースもあります。
窓についても、居室面積に対する換気上有効とされる窓が一定面積以上必要になるなど、もし窓が少ない事務所を居住スペースにする場合は、こうした点にも配慮が必要となってきます。


■メリットもたくさん
事務所だった場所となると、立地が良いというケースもあるでしょう。すでに多くの建物が立ち並び飽和状態にある場所で、新たに家を建てるのは難しくても、空き事務所だったら多くあるといった街もあります。仕事場と居住区が離れている生活から、近場へと移れる可能性も出てきます。
また、事務所としての借り手がつかないことで、立地条件が良い割には価格が手頃ということもあります。
箱型のシンプルな造りのことも多いので、ワンルームタイプの居住空間として利用するには便利な面もあります。また、デザインで遊ぶなどクリエイティブなリノベーションをするのも面白く、使い方によっては住宅からのリノベーションより楽しみが増えることもある。


どんな場所でどう暮らしたいかを考えた時、郊外ではなく街中に住みたいというケースもあるでしょう。そのような時は、空き家より空き事務所を探すというのも一つの方法です。物件によっては、コンバージョンで住居に変更することも可能だと知っておけば、希望通りの物件を探す幅が広がりそうです。

2016-12-17 18:31:57
朝、起きてから顔を洗う場所としての洗面所、寝る前の歯磨きの洗面所など、その用途は多岐にわたり、生活に欠かせない場所になっています。毎日使う場所だからこそ、日々の暮らしが便利で快適になる洗面所の工夫をご紹介します。



■メイクの出来を左右する!照明と鏡の位置
洗面所は暮らしの中で様々な機能を担っていますが、女性にとっては、メイクをする場所として家の中でも特に重要な場所の一つと言えるかもしれません。
まんべんなく顔を照らすことで、むらなく美しくメイクすることができます。メイクが美しく仕上がるよう、照明計画にも注目してみましょう。理想は自然光がたっぷり入るようなプランにすることですが、壁面は鏡や収納でいっぱいで、窓を大きくするのは難しいと言う家も多いことでしょう。
そんな時は、壁の高い位置、ミラーキャビネットの上部に取り付ける天窓などを付ければ、北側の洗面所もとても明るくなります。
窓が無い洗面所の場合は、顔を明るく照らす照明器具が付いたミラーキャビネットや、手元まで鏡が飛び出すタイプを選んでリフォームすれば、メイクがしやすくなります。

■快適さを意識
浴室の隣にある洗面所では、服を脱いで裸になったり、濡れた身体を拭いたりします。当然湿気が多く、また北側にある洗面所では冬は震えるほど寒くなってしまうこともあります。
そこで有効なのが窓の断熱です。2枚ガラスに交換する、あるいは内窓を取り付けて窓の断熱性能を上げるなどして寒さ対策をしておきましょう。
また高齢者がいる家庭では、脱衣室を暖かくしておくことで、ヒートショック現象(身体を急激な温度差による血圧や脈拍の大きな変化)を起こすのを防ぐことができます。

■カビや腐食対策も
洗面所は湿気が多いので、床は腐りやすく、壁や天井はカビが生えやすい状況にあります。築20年程度の家では、床面だけでなく、大引き(おおびき)や土台といった床組まで腐食している場合も少なくありません。
そこで洗面所は、タイルやクッションフロアなど水に強い床材を選びましょう。また壁は調湿機能を持った珪藻土や漆喰などの塗り壁材や、乾きやすい機能性タイルなど、湿気に強い素材を選ぶととても快適になります。

機能性だけでなく、デザイン性にも優れた素材があります。さまざまなものを見比べて決めると良いでしょう。

2016-12-13 18:30:45
家を建てる時、土地が狭かったり予算が限られていて、注文住宅は無理と思い込み、間取りや設備がほぼ決まっているために値ごろ感のある、規格住宅にしようと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし小さな家には大きな家には決して真似できない魅力とのメリットがあるのです。



■小さいゆえのメリット!
まずなによりも、建築費の抑制が挙げられるでしょう。毎年かかる固定資産税も少なくてすみますし、建築費用が少なくてすめば、住宅ローンの負担も軽くすることができるので、生活のレベルを落とす必要もありません。
それに、築年数が経ったときに必要なメンテナンスの費用が少なくてすむということもあります。
例えば、外壁の再塗装の費用にしても、家が小さければ外壁の面積も小さくなりますから、費用は安く、工事も短期間ですむでしょう。また、家が小さければ、それだけ目が行き届きやすいので、補修個所や不具合の発見にもつながることもあり、その点もメリットと言えるでしょう。

■適度に隠すことと十分な収納を
小さな家であれば、狭いことを逆手にとって、「スマートな暮らし」を身につけるチャンスでもあります。
一例としてキッチンを「スマート」に魅せる方法をご紹介。生活感が出やすいシンクやコンロなどのキッチン設備機器は、リビング・ダイニングから見えないように、隠してしまうのがおすすめです。隠した方がすっきりと見えるため、空間を面積以上に広く感じることができる上に、調理中に突然の来客があっても慌てずにすみます。
また、スマートな暮らしに欠かせないのが収納の工夫。食器やカトラリーを片付けるカップボードはダイニングに、家事で使う細々としたものはユーティリティへ、と適した場所に適した収納スペースを設けると良いでしょう。

■プロから学ぶ広く見せる&広く使うワザ
新築やリノベーションの際、プロは狭い空間を広く見せる設計・デザインをします。そんなプロのワザを学んで、自分の家にも活かしてみるのも一つの手ですね。
1、視線が奥まで届くように
天窓から光が入る開放的な空間や、下から最上階のロフトまで貫く螺旋階段を設けるなど、視界を遮ることなく空間がつながることで広く見せることができます。
2、壁と天井の素材や色を統一する
例えば白なら白、暖色系なら暖色系、と色味をある程度揃えることで、メリハリのある空間を演出できます。
簡単に言えば「開放感」と「一体感」を出すことで、広く感じさせることができるのです。


狭いとデメリットばかりが目についてしまいがちですが、実は、小さい家には小さい家のメリットも存在します。家は建てて終わりではなく、長く住むことが重要ですので、様々な工夫を凝らして心地よい生活を手にいれましょう。

2016-12-10 18:29:03
住まいづくりをする上で欠かせないものが床材の素材選びです。床は普段あまり意識しないものの、足の裏でほぼ常に触れており、家中で最も触れる機会が多い場所と言えます。そのため見た目だけでなく触感や機能も重視して我が家に最適な床材を選ぶことが大切なのです。




■床選びに欠かせない3つの要素
満足するリノベーションの秘訣は、床材選びにこだわるところにあります。快適を生み出す床材選びに欠かせない3つの原則があります。
1、表面の質感
室内で靴をはかない日本人にとって素肌に触れる機会が多い部位ですから、サラサラ心地よい床であれば、毎日を気持ちよく過ごせます。また、転んでケガをしないよう、滑りにくいことも大切です。
2、手入れのしやすさ
床は傷が付きやすく、汚れが目に付きやすい場所です。材質により掃除のしやすさが異なりますので、水まわりや汚れやすい部屋は、掃除がしやすい床材を選びましょう。
3、インテリア性
床の色味による空間の広がりや温かみ、ヴィンテージ感など、雰囲気の違いは如実に表れます。同じ木材を選んでも塗装の種類による違いがあり、間取りやインテリアとの組み合わせを考えていくと一番の悩みどころになるかもしれません。

 人気の素材
床材の種類は多く、人気の高いものやマニアックなものなど様々です。人気のあるものといえば、「無垢フローリング」「タイル」「天然石」です。

「無垢フローリング」
無垢の床板は、温もりのある質感と適度な柔らかさがあり、素足の生活をしたい人に人気です。特に柔らかい針葉樹系のフローリング材は素肌にも気持ちよく、四季を通じて快適に過ごすことができます。

「タイル」
タイル張りの床は、モップでガンガン水拭きできるのが最大の魅力です。水や傷にも強く、非常に高耐久な床を作ることができますので、水まわりやペット用にも向いている床材です。

「天然石」
高級感がある床と言えば何といっても天然石、特に大理石の床材の輝きは他を寄せ付けないほどの存在感があります。大理石複合パネルと呼ばれるリフォーム用の大理石床材があるので、貼り替えは案外簡単です。

■部屋ごとに分けてもOK!「自分好み」していくことが大切
貼り替えは、業者さんにお願いするもよし、ちょっと大変だけれどDIYで挑戦してみるもよし。
また、全ての部屋を同じ床材にする必要はありません。ポイントで張り分けるなどの工夫で、適材適所の床材選びを心がけてみて下さい。


毎日触れる床だからこそ、自分の暮らしに合った素材を選び、毎日の暮らしをより快適にしましょう。

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