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2017-01-14 16:36:04
かゆいところに手が届くコンセント計画
住み始めてから、「ここにコンセントがあったら良かったのに…」という失敗はさけたいものですが、よくあることでもあります。快適な日常のためにコンセントの設置場所はリノベーションの設計時に計画的に考えておくのがおすすめ。そこで、今回はコンセントに関わるお話です。



■自分の家の「コンセント」把握してますか?
以前にくらべ、家電製品は格段に増えています。それなのに、コンセントの数と位置は以前のままという家も多いのではないでしょうか。新築時に時間を掛けて吟味したつもりでも、図面の段階で必要なコンセントの位置を全て把握するのは難しく、住んでから気付いて後悔したという声も聞きます。
結局、数が足りないのでタップを使っている、届かないので延長コードを使っているということもしばしば。しかしタコ足配線や家具の裏でホコリをかぶったまま放置されたコンセントは、火災の恐れがありとても危険です。また家の中のあちらこちらでコードが這いまわっているのは、見ためが悪いのはもちろん、足に絡んで転ぶ危険や、ホコリが絡んで掃除も大変です。
そこで我が家のコンセントの数と位置の見直しをしてみましょう。リノベーションする予定があればチャンスです。内装工事の際に増設と移動を行えば、手軽に快適な暮らしに変身です。

■増設に当たって
簡単とはいえ、増設には注意も必要です。コンセントを増やしたらブレーカーが落ちるようになったケースもあります。コンセントの数を増やしても、使える電気容量が増えるわけではありません。電気容量を大きくすれば、ブレーカーは落ちませんが、必要ない容量まで増やす必要もありませんね。
どの部屋でどんな家電製品を使うか、同時に使う可能性は無いかなど、毎日の暮らしの様子を再確認し、それに合わせて配線を見直すことが肝心です。全体の容量が足りなければ容量を上げ、1つの回路に消費電力が大きなものが集中しないよう、回路を分けて配線することも大切。また、容量を上げると、基本料金が上がります。事前に確認しておきましょう。

■内装をリノベーションする際には忘れずに!
コンセントの増設や移動をしたいなら、リノベーション時が最大のチャンスです。コンセント工事だけ独立して行うと、壁紙の補修が必要になることや、配線が壁の上を這い回る露出配線になってしまうこともあり、見栄えがあまりよくありません。ですから、壁紙の張替えや、間仕切り壁の移動の時に一緒に行えば、二度手間を防ぐことができ、壁の中にキレイに納まります。
コンセントが充実していると、暮らしは格段に便利になります。つけ忘れが無いよう、じっくり計画していきましょう。

便利な家電が増えている現代。省エネタイプの家電を選ぶという方法もあります。特に、キッチンやリビングでは電化製品を多く使う家庭が多いので、省エネタイプを選びつつ、どの場所にいくつコンセントが必要か、またどのくらい電気を消費するかシミュレーションしながら、これからの暮らしを想像すればワクワク度も高まりそうですね。