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2016-02-15 21:32:36
リノベーションの資金計画2
少し前までは、ほとんどの金融機関での住宅ローンにはリノベーションのローンは含まれない内容が主流でしたが、最近のリノベーションの流行で「住宅ローン+リノベーション工賃」の仕組みが取り入れられるようになってきています。とはいえ、多額なローンの無計画な返済金額だととっても不安。どういった手順で住宅購入からリノベーションの計画をしたら良いのか、どんなことに注意して返済計画すべきなのかを考えてみましょう。



◆中古物件が決まったら
中古住宅の購入費とリノベーション工事費を合わせて金融機関でローンを組む計画ですと、金融機関に提示しなければいけない金額を詳細に決める必要があります。住宅そのものの物件価格はもちろんリノベーション計画を立てて、補修工事費、材料費、諸経費を業者と打ち合わせをして見積もりを作成し価格をはっきりさせます。その手順をしっかり進めるとお金の心配も工事中の不安も少なくなります。

◆自己資金は余裕をもって
信頼できる金融機関を見つけて住宅購入費とリノベーション工賃費が準備できても、それ以上にまだお金が必要になってきます。様々な手続きに必要な書類の準備や引っ越し、家電や家具の買い替え、様々な小物にもすべてお金がかかってきて思っていた以上に現金が必要です。一般的な目安として住宅購入費の6~8%の諸経費がかかると考えて、自己資金としての準備をしておきましょう。

◆金融機関によっても違いが
実は「担保評価価格」というものがあって中古住宅を購入の際に金融機関の物件に対する評価によりローンの返済期間に制限が付くこともあります。評価の基準が統一されていないので、いくつかの金融機関で「担保評価」してもらってからローンの契約をすることをお勧めします。また、金利の変動での月々の返済金額も大きく変わってきます。自分の収入や今後のお金の必要な時期なども考えて、返済計画を見込んでいきましょう。

◆補助金制度も見逃さないで
太陽光発電システムの導入による補助金制度の確立などで、各地方自治体での取り組みが積極的に行われています。「耐震診断」「補強工事」「補強計画」など、建築工事にかかわる内容は建築基準法の変更に伴って診断が必要になってきています。そこで補助金制度の利用で診断を促進させる目的があります。リノベーションによる補修・改修工事も補助を受けられることがあるので、自治体の情報を集めてリノベーション業者の協力も得て許可申請をしてみましょう。

住宅ローン計画は先の収入や利息の不安もありますが、自己資金をしっかり溜めてから購入したほうが得になるのか?今の賃料を考えると、自己資金は貯めるよりもすぐに購入した方が得になるのか?それぞれの置かれている状況により、正しい選択というのは変わってきます。当たり前ですが、しっかりとシミュレーションをし、無理のない納得できる返済計画立てておきましょう。
 

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