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2016-03-01 13:58:47
戸建てリノベーションの種類
戸建の中古物件をリノベーションで、好みの家に変える時知っておきたいのは、戸建の構造。それぞれの構造には特徴があり、それによりリノベーションのプランにも影響が出るのでしっかり下調べしましょう。


◆ 木造住宅
日本の伝統的な建築である在来工法は、国内では多く建てられている構造です。基礎、土台、柱、梁という基本構造で骨組みがなされているので、梁の入れ替えなどがしやすいのが特徴です。中古物件でも、経年劣化した梁を入れ替えたり補強したりしやすいのが利点です。

2×4工法は、工場で生産された建材を現地に運んで立てるので後期が短く、品質も安定しているのでコストも抑えられるということで日本でも数十年前から多く使われるようになりました。もともと使用されている建材が少ないので、リノベーションの際には壁を取り払う工事ができないケースもあります。住宅メーカーによって違いがあるので、熟知した専門家と一緒にプランを考える必要があります。

◆ 鉄骨造住宅
木造より耐震性能や耐久性能が優れているとされる鉄骨造の住宅。中でも重量鉄骨造の場合は6ミリ以上の頑丈な鉄骨で作られていて、居室の四隅に配置された柱とそれに組んだ梁だけで支えることができるので、大空間の演出が可能です。キッチンと居間、和室が別々だった間取りから、壁を取り払って広々としたLDKに造り替えることも可能です。
注意したいのは、同じ鉄骨造でも軽量鉄骨造の場合です。こちらは、文字通り鉄骨の厚みが重量鉄骨造に比べ薄いため、柱と柱の間に筋交いを入れて補強してあるケースが多いのです。これは建物を支えるものなので、取り払うことができません。そうなると、壁を取り払って大空間を・・というリノベーションが難しくなります。そうした場合は、間取りとデザインの組み合わせからライフスタイルに合わせられる工夫をすると良いでしょう。

◆ RC造住宅
RC造というのは鉄筋コンクリート造りのこと。木造、鉄骨造よりさらに耐震性能・耐久性能共に高いのが特徴です。鉄筋とコンクリートの強度が住む人を守ってくれる安心感があります。
その中でも壁式構造の場合は、壁で建物を支えるため、安易に取り外せません。壁を取り払って部屋を繋げたい場合などは、構造計算をして耐震性などに問題がないことを確認した上で進めていく必要があります。
また、壁式構造ではない場合には、壁を取り払う工事が可能なものもあります。

素人が外から見てもわからないことがたくさんあります。特に、構造については今後何十年も住む上でしっかりとしたものにしておく必要があるので、信頼できる専門家とタッグを組んで構造チェックから行いましょう。エイチプラスでは、こうした構造上のことも細かくご説明させていただきます。

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