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2016-02-07 21:24:14
家族が増えたり減ったりする変化の中で、住宅はどのように位置付けますか。新築の家を購入するばかりが、マイホームではありません。今あるものを大切にするのがリノベーションの良さ。そんなリノベーションでも、一つの物件に長く住むか、あるいは買い替えするかという選択があります。


■ 買い替えという選択
「家を何度も買い換えるなんて、お金持ちじゃなきゃできない」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、中古物件のリノベーションなら、ライフスタイルに合わせて「買い替え」を選択することもできます。
新築なら、一生住む予定で購入する人が多いでしょう。その場合は、家族の人数の変化を見越した間取りの物件を選ぶことになります。子供が生まれ、人数が増えた時のための子供部屋を想定しておくなどはまさにそれです。そして、いずれ子供が成長し巣立っていけば、夫婦二人に戻る。その時には空いた部屋が残されます。しかし、中古物件のリノベーションであれば、一生に一度という買い物でなくなます。

資金面で考えた時に、新築物件の場合は一般的に値段が下がりやすい傾向にありますが、中古物件に関してはある程度値段が下がったものを購入できるため、その後の値下がりが少なく、売るときに残債が残りにくいためです。

よって、家族の人数やライフスタイルに合わせて、物件を買い替え、その時のライフスタイルにマッチした空間にリノベーションして住まうということも可能なのです。

もちろん、デメリットがないわけではありません。売却する際にかかる手数料や引越し費用はかかってくるので、その費用に関しては想定しておく必要はあります。

■ リノベーションを繰り返す選択
ライフスタイルに合わせて大きさや立地を変えるために買い替える選択もあれば、今住んでいる住まいを、家族の人数やライフスタイルの変化に合わせてプチリノベーションすることを繰り返すという選択もあります。
この場合は、最初に中古物件を購入する際に、家族人数の変化を見越してある程度大き目の物件を買うことになります。リノベーションの際は、必要最低限の部分のみリノベーションする。また、将来の変化に合わせた次のリノベーションのための下準備をしておくというスタイルになります。
これだと、最初の費用も少なく、次のリノベーションまでに費用を貯めることも可能になります。そうするとローン金額が減り、利息などを考えてもかなり費用を抑えられる可能性があります。
また、一定の場所に住むことで地域とのコミュニティーを作れるので、安心して長く住めます。


どちらの場合も、家族人数やライフスタイルの変化を予測しておくことが大切です。ローンを組む金額もできるだけ少なくするに越したことはありません。そのためにも、まずは人生設計から明確にしてみましょう。

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