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2016-02-18 21:34:38
始めからリノベーションをしたくて物件を中古物件に絞って探すというケースでは、もうすでにあるものをじっくり見学できることで自分の理想とした物件が見つかるというメリットが考えられます。そこで、もうすでにある物件のどんなところを見ることで失敗しないで済むのかポイントを考えてみましょう。


◆周辺環境は重要
物件が建っている周辺の環境は気になります。しかも、こればかりはあとでリノベーションできません。ですから、あらかじめしっかりと下見が必要です。不動産会社で仕入れた情報だけではなく実際に見学してわかることはたくさんあります。住み始めてから利用する最寄りの駅からの道を歩いてみたり、近所にあるスーパーやコンビニの営業時間や品ぞろえのこと、交通量や騒音など自分で感じられる変化をよく観察してみましょう。

◆立地条件
立地条件とは、建物周辺の環境条件のことですが、住み始めてから後悔することのないように調査しておきたいものです。外から見渡してもなかなかわかりにくいことで、実は住宅の中から外を見た時に気づくという場合もあります。長時間くつろげる部屋として使うリビングに実際入ってみると薄暗いと感じるので、窓を開けてみたら太陽の方向に大きな建物や看板があったというケースがあります。くつろぎの場となるはずのリビングに太陽光が差し込む時間が短いと、冬は寒くて暖房費が増すなどの光熱費の燃費にも関わります。他にも、二階の部屋の窓の高さと隣接する建物の窓の高さが同じで、カーテンを開けておくと部屋の中が丸見えになってしまうため、いつも閉めておかなくてはならない。こういったことは中古物件だからこそ一般の人にも発見できること。とりあえず、お部屋の窓を全部開けてみて外の景色を確認してみましょう。

◆清潔感
マンションの物件を見に行く際に周辺の環境を調べるのはもちろんですが、マンションの共有部分の状況をしっかり見てください。エレベーターの動きや広さ、通路部分の照明の明るさ、ごみステーションの管理の仕方や清潔さ、エントランスを入ってすぐに見える場所は一通り案内してもらってください。
破損個所や、修復跡を見つけたらそういった工事の対処がしっかりされているのかも聞けてと安心です。

◆リノベーションが可能かどうか
マンションでは特に注意が必要ですが、構造的に手を加えてはいけない箇所が多いので構造体だけではなくて、目で見て確認できない壁内の断熱材や配管について業者に図面等でしっかり確認してもらいましょう。そこを見極めた上で購入を考えていくのがベストです。電気容量が低かったり、火災報知機の設置が不十分だったり、最低限の設備のチェック項目を作成してリノベーション業者に見てもらいましょう。

リノベーションはより快適な自分好みの住処をつくるもの。自分の希望する住まい方を一度しっかりとまとめておいてみるのもいいかもしれませんね。理想の物件がきっと見つかりますよ。


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