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2016-06-08 15:31:21
秘密基地や隠れ家のような、ワクワクした響きを感じる『ロフト』というスペース。趣味を楽しむ部屋や、子供の遊び場として紹介されることも多いロフトですが、実は収納スペースとしても相性抜群です。
今回は、『収納』という目線から、ロフトの魅力を見てみましょう。


◆ロフトのメリットデメリット
一般的にロフトとは、屋根裏部屋、もしくは中二階のことを指します。
ロフトのメリットは何といっても、余っている空間を有効に活用でき、家を広く使えるところです。

日本の建築基準法では、天井の高さが1.4m以下であれば階数に算入しなくても良い事になっています。さらに、ロフト部分が、部屋の建築面積の半分までの広さであれば、その部分は床面積に算入しないという決まりもあります。
つまり、ロフト部分の天井を1.4m以内に設定し、床面積の基準を満たせば、法規制や税金で不利になることなく、収納のスペースを増やせるのです。

また、ロフトの分、部屋の天井も高くなるため、部屋を開放的に見せてくれるというメリットも考えられます。急な来客時に、とりあえず荷物を隠したい!そんな時にも役に立つスペースとなるでしょう。

◆ ロフトのデメリットと対策
1つは上り降りが面倒な点。出入り部分の間口が狭く、幅の狭い梯子を上り降りすることを考えると、物の上げ下げは不便、と感じる事も多いようです。

次にハシゴです。ロフトに固定式の階段を使用できるかは、自治体の規定によって違うので確認が必要です。固定階段が設置できる場合には、階段を設置するのもオススメです。固定できないハシゴしか使えない場合は、滑り止めのあるものや、手すり付きのものなど、ロフトの用途や使用頻度に合わせて事前に検討しておくといいでしょう。

2つ目は湿気や暑さがこもりやすい点。デリケートな電子機器やお人形を収納したい場合は注意が必要となります。
湿気や暑さが気になる場合には、ロフト部分に換気扇を設けたり、小さな窓を付けるのがオススメです。屋根裏のように屋根の真下となると、断熱材に覆われていないため、さらに熱がこもりやすくなります。しかし、リビングなど部屋の中にロフトを設ける場合には、それ程心配しなくても大丈夫でしょう。

◆ ロフトで収納と住空間を両方確保
居室にはできるだけものを置かず、すっきりした部屋にしておきたいという方にも、ロフトはおすすめです。物置に入れるほどではないけれど、隠しておきたいものなども部屋の真上にあるロフトなら比較的スムーズに出し入れできます。

住空間はすっきりとさせて、ロフトに収納空間をというように使い分けたり、場合によっては寝室としての使い方もできるでしょう。寝具などは目に見えるところにあると生活感が出てしまいますが、ロフトなら目につきません。


マンションでも一軒家でも、一つの空間を収納スペースと居住スペースを分けられるロフトは魅力的なもの。たくさんの荷物をすっきりと収納し、部屋を広く見せたい時には、特にオススメと言えます。階段を上がった先の広いスペースを有効に活用し、メリハリのある空間を実現してみましょう。


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