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2016-06-19 15:44:58
映画好きで、休みの日にはいつも映画館へ足を運んでいた。そんな方の住まいには、ホームシアターがおすすめです。迫力ある映画を家で堪能するとなると、どんな点に注意をして住まいづくりを考えたらよいでしょうか。


◆ 防音について
映画の迫力は、画面の大きさと音。どんなに素晴らしい映画も、小さな音で観るより少し大き目の音の方が臨場感たっぷりにその世界を味わえるはず。
とはいえ、映画館ではなく、自宅で観るのですから、戸建てでも隣近所に家があるでしょうし、ましてマンションなら上下両隣と部屋がくっついているので音は気になります。

シアタールームとして専用の部屋を作るのであれば完全に防音対策をすれば良いのですが、リビングシアターにする場合は部分的な配慮が必要になってきます。

音が漏れ伝わるのは、壁・窓・床・そして換気扇などのダクトです。スピーカーの下には防音マット、窓には防音カーテン、壁にはワンタッチ防音壁を設置するのが一番手軽です。
リノベーションする際には、しっかりした防音素材の床や壁に張り替えることも可能です。換気扇などのダクトについては、キッチンとリビングの間に可動式の壁を設置するなどして、可能な限り仕切る工夫をすると良いでしょう。


◆ スクリーンサイズについて
大画面で映画を楽しみたい! そのためにはどのくらいのスクリーンサイズが良いでしょうか。
せっかくですから、大きいスクリーンが良い。でも、部屋の大きさは決まっている。としたら、最適なサイズはどのくらいでしょうか。

通常、部屋の大きさに対する適切なスクリーンサイズは、ソファなど座る位置から画面までの視聴距離(センチ)÷3と言われています。
例えば、視聴距離が240センチなら80インチ、270センチであれば90インチという感じです。
また、スクリーンには、ブラックマスクとマスクフリーの2タイプがあり、ブラックマスクは投影される周囲が黒くなっているため、周りの壁などとの境がはっきりして見やすいと言われています。


◆ スクリーンかテレビ兼用か
スクリーンを使用する場合、天井に直接付ける、天井埋め込み、壁付け、スタンディングなど様々な形があり、好みによってチョイスできます。
しかし、スクリーンを設置するほどではないのでテレビと兼用にしたいという方もいらっしゃるでしょう。
比べるポイントは2つ。

1. テレビは映画もテレビ番組もみることができるけれど、スクリーンはテレビ番組を観るものではないため、別にテレビが必要。

2. いくら大きなテレビでも、スクリーンと同サイズのテレビを同価格では買えない。
このような点でしょう。

シアタールームを別に設けることが難しい場合はリビングをシアターとして併用することになりますので、テレビの他にスクリーンとプロジェクターを用意できる場合は、天井埋め込み式などのスクリーン設置がベストと言えます。


迫力ある映像を自宅で楽しめるホームシアター。ひと昔前に比べ、随分と安価になり、少しがんばれば手に入る時代になりました。映画好きな方でしたら、ぜひ防音壁をしっかりつけたシアタールームも検討してみてはいかがでしょうか。

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