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2016-08-23 09:32:22
部屋の家具は自分の趣味を最大限に主張できるインテリア。けれども選び方を間違えると、部屋が狭く感じられて窮屈な印象になってしまいます。圧迫感を与えないためにはインテリアの高さと配置がポイント。広々とした空間に見せるためのインテリア選びをご紹介します。


■高さで考えるインテリア
一番に考えたいのが家具の高さ。基本的に人間は、自分より大きなものや目線より高いものに圧迫感を覚えます。そこで、自分の目線より下の高さになるような家具を選ぶのがおすすめ。本棚などどうしても背が高くなってしまうものは、幅が狭いものを選び部屋の隅に置くようにしてみましょう。
また「生活目線」を下げるのも有効です。ソファやテーブルを足の低いものにして、床に近いところへ重心を持ってくれば、自然と目線が下がり空間を広く感じることができます。

■部屋と家具の比率は3:1
素敵な家具に出会ってしまうと、あれもこれもと欲しくなってしまいますよね。しかし部屋の面積には限りがあります。そして部屋に圧迫感を与えないための比率の目安は3:1。これ以上家具の比率が高くなってしまうと、見た目にも物理的にも窮屈になってしまいます。どうしても家具を増やしたい時には思い切って買い替えるか、別の家具を減らすようにして比率を守るようにしましょう。

■目の錯覚を利用する
実際の面積よりも広く見せるには「窓」と「鏡」がカギ。窓は外界とつながる解放感をイメージするアイテムです。ごちゃごちゃと物を置かず、窓をシンプルに強調することで奥行きのある印象に。さらに鏡を壁に置くことで、鏡に映った部分にも部屋があるような錯覚が生まれます。扉が鏡になったクローゼットなどを見たことはないでしょうか。こうした家具は、洋服のコーディネートを見る以外にも視覚を広げる効果があるので、おすすめしたいアイテムです。
またインテリア以外にも色を考えた視覚効果もあります。さきほど窓について述べましたが、カーテンも視覚効果を期待できるアイテムのひとつ。一般的に日本の家屋では壁の色は白やアイボリーが多く使われていると思いますが、カーテンを壁と同系色にすると統一感が生まれますから、窓に一層の解放感を与えることができるんです。逆にショッキングピンクや真っ赤など強い色は、部屋にインパクトを与えてくれると同時に閉塞感をもたらすことにもなりますから、注意が必要です。

リノベーションで部屋の面積を大幅に増やすことは難しいですが、インテリアの配置や色を考えるだけで広く見せることは十分可能です。またインテリア選びは改装後の楽しみのひとつ。自分の趣味に加えて、こうした視覚効果も考えながら素敵なお部屋作りをしてくださいね。

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