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2016-09-09 18:55:28
エアコンよりも乾燥しにくく、部屋全体を温めてくれる床暖房は、寒い冬にとても魅力的ですよね。
しかし工事は大規模なものになりますから、気軽に設置できるものではありません。
リノベーションをする時にぜひ取り入れたいと考えている人も多いのではないでしょうか。



■床暖房にはどんな費用がかかる?
床暖房は設置したらおしまい、というわけではなく、その後も定期的なメンテナンスが必要です。一般的に保証期間がついていますが、その期間は2~5年と製品によってさまざま。また、一度設置すると、簡単には取り外しができませんので、慎重に選びましょう。
エアコンはエアコン本体に設置費用が主な初期費用となりますが、床暖房にはさまざまな費用がかかります。具体的には製品以外にも、パネル代やパネル以外の部分に使う木材、リモコン配線といった施工費用が挙げられます。
設置後も燃料費がかかりますが、これはエアコンでいうと電気代にあたるものですね。この燃料費は床暖房の種類によって変わってきます。

■「電気式」「温水式」どちらがいいの?
床暖房には大きく分けて「電気式」と「温水式」に分けられます。
「電気式」はホットカーペットのように、床下に発熱体を入れて電気で温める仕組みです。発熱体がとても薄いので、床の高さをあまり変えなくていいというメリットがあります。電気式にはさらに細かく種類があるため一概には言えないのですが、温水式に比べて初期費用が安く、ものによってはメンテナンスが不要という製品も。燃料費も温水式より安い製品が多いです。また、小さなスペースでも設置しやすいので、トイレなどには最適。
一方、ボイラーなどで温めた水をパイプに通して床を温める仕組みのものが「温水式」。ボイラーは灯油やガスが一般的です。温水式は部屋の面積が広いほど、設置費用が安くなるというメリットがあります。温水式も電気式同様、種類がありますが、最夜間の安い電気を利用して水を温めておいて、それを熱源として使う多機能型エコキュートや、大気の熱を利用することで消費電力の約3倍の熱を放出する専用ヒートポンプなどがあります。こうした機能を上手に使えば、燃料費は電気式よりも安くなることが多いようです。
しかしいずれもメンテナンスが必要で、ボイラーに関しては7年程度で交換しなければなりません。

冷えがちな足元を温めてくれる床暖房は、一度経験するとその機能の素晴らしさを実感できると思います。どうしてもエアコンより費用や設置に時間がかかってしまいますが、寒い冬には本当に嬉しい製品です。女性に多い冷え性にも最適ですので、リノベーションの際には検討してみてくださいね。

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