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2016-09-23 18:58:45
無機質なインテリアを目指すなら、やってみたいのが打ちっぱなしのコンクリート壁。
しかしコンクリートと一口に言っても、建物によってその表情はさまざまなのはご存知ですか?
今回はコンクリート壁についてご紹介します。



■コンクリート壁もマンションそれぞれ?
コンクリート壁にしたいと思い、いざ壁のクロスをはがしたら想像とは違っていた……なんてことも。もともとコンクリートを壁として見せる目的で考えていないため、板を張り付けた時ののりが張り付いてしまっていたり、施工時に入れた指定のサインがそのままだったりという場合があります。コンクリートにクロスを直接貼っている壁は綺麗なままというケースが多いものの、だいたいは何らかの汚れがついてしまっていることが多いようです。
もちろんこうした予期せぬ壁でも、「オリジナリティがあっていい」「デザイン性がある」とそのままインテリアに活かすことも充分可能です。
しかし、綺麗なコンクリート壁を想像していたら、残念なことになりますよね。やっぱり壁紙を……となると、さらに工期が延びてしまいコストもかかってしまいます。

■壁紙をはがす前にコンクリートの表情を知るには?
コンクリート壁が想像と違った場合は、塗装ももちろん可能です。しかし、事前に住んでいる部屋のコンクリート壁がどんなものか、見当をつけられる方法があります。それは、お風呂場の天井裏。
お風呂場には換気口もしくは点検口があり、そこから天井裏を見ることができます。そこはいわゆる舞台裏ですから、クロスなども貼っておらずむき出しの状態になっています。
まっさらの綺麗なコンクリートだったり、ひび割れがあったりと、その表情はさまざまです。天井裏のコンクリートの状態が部屋と同じ状態とはいえませんが、おおよそのイメージはできるでしょう。

■コンクリート壁は素敵だけれど……
デザイン性の高いコンクリート壁ですが、通常のクロスを貼った壁に比べて、いくつかデメリットがあります。
●夏は暑く、冬は寒い
コンクリートは熱の伝導率が高く、外気の温度をそのまま室内へ伝えてしまいます。ですから、夏は暑く、冬は寒い部屋になってしまうのです。
●結露が起きやすい
コンクリートには一定の水分が含まれているため、どうしても湿気が起こりやすくなります。クロスを貼っていれば室内に影響はありませんが、コンクリートがむき出しの場合は、室内に湿気が溜まり、結露やカビが発生しやすくなってしまうのです。

ただしこうしたデメリットは、エアコンを使ったり、除湿器を使ったりすれば対策は可能です。また壁はインテリアの中でも面積が広い部分ですから、部屋のイメージを決める重要な役割を持っています。利点も欠点も充分知ったうえで施工を考えることは、壁だけではなく、リノベーションにおいて大切なことではないでしょうか。

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