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2016-10-11 10:23:35
リノベーションと新築の大きな違いは、すでにある間取りから施工を考えるという点です。
ある程度は変更が可能ですが、梁や柱など建物に欠かせない部分を取り外すことはできません。
そこで今回はリノベーションで失敗しがちな間取りをご紹介します。



■図面はあくまで二次元
リノベーションを考えて業者に相談をし、実際に図面ができるととてもワクワクしますよね。ここで気を付けたいのはあくまで図面は二次元であるということ。例えば6畳の部屋を平面で見る時と、実際にその場に立って見る時とでは感じ方が大きく変わります。
さらに図面で見る時は天井も壁もありませんので、立体で見る時よりも広く感じてしまいがちです。
またそれ以外にも日当たりや環境を考慮するのも大切です。一日の中で大半を過ごす部屋には日中の日差しが入るかどうか、寝室にしたい部屋は夜の騒音が気にならないかなどをチェックしましょう。

■意外に忘れる?窓の配置
意外に忘れてしまうのが窓の配置。マンションのリノベーションでは窓の位置を変えることは難しいです。現在ある窓を把握しながら間取りの計画を進めて行きましょう。特に部屋数を増やしたいという時には、十分に注意してくださいね。「リノベーションをしたものの、窓のない部屋ができてしまった」というトラブルは決して多くはありませんが、ゼロではありません。

■こだわりすぎた間取りは後悔のもと?
せっかくのリノベーションだから、隅々までこだわりたいという人も多いでしょう。しかし、こだわり方でも失敗するパターンがあります。それは現在使っている家具や家電のみで考えた設計です。冷蔵庫など場所を取る物は、できればすっぽりと収まるスペースを作りたいですよね。ところが家電はいつか壊れてしまうもの。同じ物を手に入れられれば問題ありませんが、いつ型が廃止されるか分かりません。間取りと家具や家電は寿命が絶対的に合いませんから、収納スペースを作る時には余裕を持った設計が重要です。
また、戸建ての場合はマンションよりもリノベーションの自由度が高く、その分気を付けることも増えてきます。よくリビングを吹き抜けにしたいという人がいますが、吹き抜けは天井が高くなるため、暖房が効きにくくなるというデメリットも。これを解消するために断熱材入れたり、暖房を強めに入れたりなど施工以外のコストがかかってきてしまいます。

リノベーションは人生で1回、多くても2~3回程度という人がほとんどです。現在より快適な暮らしをするために施工したのに、かえって不便になってしまったということがないよう、間取りの段階から丁寧なチェックをするようにしましょう。疑問点や不明点は小さなことでも業者へ相談するのが一番です。

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