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2016-11-09 10:35:49
汚れを落としやすく使い勝手のよいフローリングは、もはや床材の主流といえるでしょう。
反対に敬遠されがちなのがカーペット。ですが、実はカーペットにもフローリングに勝るメリットがたくさんあるのです。 今回はそんなカーペットについてご紹介します。 ■なぜカーペットが嫌われる? まずカーペットが嫌われる一番の理由は、フローリングに比べてダニや埃が発生しやすいことではないでしょうか。日常生活を送るうえで、どんなに静かに暮らしていても埃は発生してしまうもの。 フローリングは掃除機をこまめにかけなくても、フローリング用の掃除シートなどで手早く掃除ができますよね。さらに埃が見つけやすいので掃除もしやすいといえます。その点、カーペットは掃除機でしっかり掃除をしないと、髪や埃が取れません。さらに掃除機によってはなかなか上手く吸い込んでくれずに、時間がかかってしまうことも。 掃除以外でもまだまだあります。フローリングであればささっと落とすことのできるジュースや食べこぼしによるシミも、カーペットだと場合によっては業者に取ってもらわなくてはいけないこともありますよね。加えて匂いがつきやすいため、除菌や消臭にも気を使います。 また模様替えなどで家具を移動すると、カーペットにくっきり跡が残っていたなんて経験はありませんか。これではせっかくの模様替えも、ちょっとがっかりしてしまいますよね。 こうした手軽さとは程遠い点から、カーペットは扱いにくいとして敬遠されがちになってしまうようです。 ■カーペットは部屋の空気を綺麗にする? カーペットが嫌われる理由をいくつか挙げましたが、実はメリットもたくさんあるのです。それは「空気中の埃が舞いにくい」こと。 フローリングは掃除がしやすいというメリットもありますが、それは床に埃が吸着しないことの裏返しでもあります。つまり掃除を怠ると、カーペットよりも部屋の空気中に埃が舞いやすくなるのです。その点、カーペットは埃を吸着するため、空気中に埃が舞い上がるのを防いでくれるというメリットがあります。そのぶん、カーペット内に埃やゴミが溜まりやすくなりますが、最近では機能性が高い掃除機もたくさん販売されていますから、こまめな掃除を心がけていれば特に問題はありません。 ■インテリア面も安全面も優秀なカーペット フローリング材は木目や色などで変化をつけることができますが、柄や模様などを施すことはできません。しかしカーペットであればそのバリエーションは無限にありますから、どれだけ自分好みのインテリアを追求しても、それに合った床を作ることが可能なのです。 またマンションでは特に気になる騒音についても、カーペットはフローリングよりも遮音性が高いのです。またクッション性もありますから、小さい子どもがいる家庭には騒音や転倒による怪我の防止にも最適です。さらにペットがいる場合にも、カーペットがおすすめ。犬や猫はツルツルとしていて固い材質のフローリンが苦手です。年を取るとともに関節への負担が増していく可能性も。クッション性の高いカーペットであれば、関節への負担が少なくて済みます。 掃除のしやすさや衛生面を考えるとフローリングは優秀な床材です。ですがカーペットにもフローリングに負けないメリットがたくさんあります。部屋の使い方によってフローリングやカーペット、畳などを使い分けることが、住みやすい部屋への第一歩といえるかもしれません。
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