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2016-12-03 18:19:06
自宅は多くの時間を過ごす場所なので、より居心地のよい空間にしたいもの。そこでおすすめしたいのが、天窓の活用です。
天窓は、ただ家の見た目をよくするための「飾り窓」ではありません。住まいを明るく快適な空間にしてくれる上に、狭い敷地に建つ家にも、空という最高の景色と開放感をもたらしてくれます。今回はそんな天窓の魅力や、設置する際に注意すべきポイントをご紹介します。



■天窓の魅力その1“心地よさ”
天窓からの採光効率は非常に高く、通常の窓に比べて3倍もの採光効果があるとも言われ、照明技術が発達していなかった時代からこの効果は活用されてきました。天窓には、はめ殺しタイプと開閉可能なタイプの2種類がありますが、住まいをより心地よい空間にしたいなら、開閉可能なタイプがおすすめです。部屋の上部と下部の気温差によって、通常の窓から天窓へと抜ける空気の流れができるため、いつでも新鮮な空気を取り入れることができます。近隣からの視線を気にすることなく、明るい光を取り込むことができる点も天窓のメリットです。

■天窓の魅力その2“デザイン”
次は、天窓を「デザイン」の面から見てみましょう。天窓のある住まいの外観は、スタイリッシュでおしゃれな印象があるもの。小さなころに絵本で目にしたおしゃれな洋館を思い出す人も多いかもしれません。もちろん、室内空間でも天窓のデザインは重要です。天然木を使うなどデザインにこだわった天窓を選べば、インテリアの一部として楽しむことができるのです。
また、入り込む光自体をデザインするという手法もあります。天窓のサイズや設置位置を計算することで、一筋の光をスポットライトのように採り込んだり、やわらかな光を降り注がせたり、さらには質感のある壁の陰影を際立たせたりすることも可能。光を上手に使って、時間の流れを優雅に演出し、趣のある空間をつくり出すこともできるのです。

■設置の際に考えるポイント
天窓は採光性が高いゆえに、直射日光による暑さやまぶしさが心配です。これらの対策として、遮熱性や断熱性に優れたガラスを選ぶことでデメリットを回避することができます。北側に付けると直射日光による影響が若干和らぎ、安定した光が得られるというメリットがあります。ただ、採光性はやはり南側の方が優れていますし、通風を考えると壁面窓を開けた際、南側に天窓があれば北風を取り込みやすくなるというメリットもあります。南側に設置する場合は、より日射対策が重要となるので、ブラインドの設置も検討しましょう。

自分がどんな暮らしをしたいかによって、天窓を上手に使ってその願いを叶えることができたら素敵ですね。

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