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2017-01-20 16:38:46
「リビ充」。みなさんはこんな言葉を聞いたことがあるでしょうか。2017年のトレンド予測のキーワードとして発表されたこの言葉。「リビ充」とは一体何なのか、私たちの暮らしにどう変化をもたらすのかご紹介します。
■そもそも「リビ充」とは何か リビ充家族とは、家族が広いリビングで主に生活すること。「リビングで家族が充実した時間を過ごす」を意味する略称として「リビ充家族」と呼ばれています。 大手情報サービス会社によると、2016年度の家族のリビング調査の結果、自宅のリビングの広さを妥協したくないとの回答が7割近く存在し、それ以外の個室の広さを求めるのが2割にとどまり、家族のニーズが、リビングに求められていることが明らかになりました。このような点から今後の住宅はリビングに力を注いだものへと移行していき、リビングの充実を図っていく傾向が予測されています。実際にすでにリビングの充実に向けた住宅や家具などが登場してきており、今後は増々、リビング充実を目的とした住宅や家具が増えていくことになるでしょう。 ■リビングは多様な空間になりつつある 同情報サービス会社の調査によると、就寝時間を除いた1日のうち、夫は73.0%、妻は84.9%をリビングで過ごすという結果が出ています。リビングで何をしているかというと、家族団らんとなるテレビ視聴や食事、子どもの世話、洗濯物をたたむ家事などに加え、仕事やメイク・ボディケアなどの個人の趣味を行っているとのことです。 また、子どももリビングにいる時間が長く、就寝時間を除いた1日のうち、未就学児は87.9%、小学生は76.1%、中学生は57.2%、高校生・高専生は45.6%がリビングにいることも分かりました。年齢が上がるにつれて、自室にいる時間が長くなるものの、高校生でも半分近くの時間をリビングで過ごしているという結果には驚く方も多いかもしれませんね。 リビングにいる時間の充実が求められる理由については、家族間のコミュニケーションの有益性やリビングで過ごす心地よさが挙がることは当然で、これに加え、自分が子どものころと比べて「親子関係がフレンドリー」だったり、家族が同じ場所でバラバラなことをしていても「連帯感や一体感」を感じるなど、親子関係に変化が見られることも要因だと言われています。 リビングは、かつてのように家族団らんのための場として広さや心地よさが求められるだけでなく、家族がなんとなく集まって時間を共有できるような、多彩な機能が求められる時代になっていくようです。 子ども部屋を充実させるより、家族が集まるリビングをどのような空間にするかといった、リビングを中心にした間取り設計がこれからのリノベーションに求められるようになっていきそうです。みなさんも、「リビ充」な暮らしを目指してみませんか。
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