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2017-03-07 15:41:45
近年は、料理でも「オーガニック」という言葉で、健康を意識した食事が注目されているように、住宅でもオーガニック、自然素材をふんだんに使ったいわゆる「自然素材住宅」が注目されています。子どものためにも、自然素材にこだわりたいという人も多いと思います。
■「自然素材」とは まずは自然素材とは何か、その定義についてから。実は、自然素材について明確な指針はなく、建材メーカーや施工会社が独自基準を定めている場合がほとんどです。そのためハッキリと自然素材を定義づけることは難しいのですが、一般的なイメージにおける自然素材とは、「自然界にあるものが原料」、「素材に極力手を加えず最小限の加工しかしていない」、「石油化学系塗料や接着剤などケミカルなものを使用していない」、「処分後は自然に還る」といったところでそれぞれに定義付けしているところが多いでしょう。 概ね共通しているのは、自然界に存在する素材だけを使い、ケミカルな処理を行わず、使い終わって処分する時にダイオキシン類などの有害物質を発生させることなく土に還るような材料が自然素材だと言えます。 ■メリットと注意点 森林浴の癒し効果はよく知られていますが,その癒しの正体は木の香りといわれており、自然素材の家でも同じような効果を得ることができます。木の香りによって血圧が下がり,脈拍も落ち着き,身体的・精神的ストレスも軽減されるのだとか。ストレスの多い現代人にとって、リラックスできる木の空間が、今まさに求められているといっても過言ではありません。 一方でメリットがあればデメリットもあります。メンテナンスが少ない工業製品とは違い、利用する場合は定期的なメンテナンスなどの手入れが必要になることもあります。メンテナンスについての知識も学びながら、自然素材を上手に利用しましょう。 ■こだわり具合も考える 「自然素材は生き物」と言われています。木や土などを原料とする自然素材の家は魅力的ですが、先ほども書いたように、便利さを追求した新建材の家と比べるとメンテナンスに手がかかる場合が多く、値段が高くなりがちです。 自然素材のメリットデメリットを理解した上で、「どこまで自然素材にこだわるか」を検討する必要があります。もしかしたら、予算の都合などで希望の自然素材を使えない場合もあるかも知れません。そのような時に、代替手段を含めて少しでも理想に近づく方法を提案してくれる専門家に出会うことが、自然素材の家づくりを成功させる決め手となります。
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