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2017-03-14 15:43:46
住宅情報を収集している中で、「グルニエ」という言葉を目にする方も多くいるのではないでしょうか。 天井と屋根の間に位置するグルニエは小屋裏収納として利用できる他にも、さまざまなメリットが存在します。そのため最近では、グルニエを用いている住宅の注目が高まっています。
■グルニエって何? 「グルニエ」とは「屋根裏部屋」を表すフランス語で、天井と屋根の間のスペースを利用した小部屋を指します。 一般的にグルニエは収納スペースとして利用することが多いのですが、高さや広さが確保できる場合にはさまざまな用途で活用することが可能です。また最近は、採光や通気などを工夫することによって部屋のように利用している方も増えています ■ロフトとは違うの? グルニエとロフトの大きな違いは、はしごが「固定式」であるかどうかにあります。 一般的に、ロフトは部屋の一部分を2階建てのように区切ったスペースを指していることに対し、グルニエは天井と屋根の間に作られたスペースのことを指します。どちらも部屋の上部に位置しているため、そのスペースに行くためにははしごを使用しなくてはなりません。その際、固定式のはしごが取り付けられているロフトに対して、グルニエに行くためのはしごは建築基準法において「固定式でないもの」と義務付けられています。そのため、グルニエに取り付けられるはしごには、取り外し可能なものや折りたたみ式のものなどが多く使用されています。 ■グルニエの魅力 住宅にグルニエを用いる最大のメリットは、その空間をあらゆる用途で活用できる点にあります。アイデア次第で、空間の可能性を広げることができるでしょう。 多くの場合、グルニエは収納スペースとして利用されています。クローゼットに収まりきらない衣類や、クリスマスツリーや雛人形などの季節ものを収納する際にグルニエのスペースは役立ちます。 さらに、ただ収納するのではなく、棚や収納ボックスなどを使用することによって、グルニエをより機能的な収納スペースにすることが可能です。 またグルニエは、リビングなどの通常の部屋とは異なり、少し変わった形状をしています。屋根にそった形状をしていることが多いため、非日常的な空間を楽しむことができるでしょう。秘密基地のような雰囲気は子ども心をくすぐります。そのため、子ども部屋やプレイルームとして使用することもおすすめです。限られたスペースであっても、小さな子どもであればグルニエを有効的に活用することができるでしょう。 さらには、大人にとっても子どもの頃のワクワク感を思い出すことができる、趣味のスペースに活用するのも良いかもしれませんね。
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