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2017-04-05 10:11:03
最近はダウンライトやペンダントライトといった「間接照明」を取り入れている住宅が増えてきました。世間一般のイメージでいうと、間接照明があるお部屋なんてお洒落な人の家、と感じられる方が多いかもしれません。意外と使いこなすのが難しいと思われがちな間接照明の魅力をご紹介いたします。
■間接照明とは 間接照明とは、照明の明かりを壁や天井などにあてて、ワンクッションはさんでお部屋を照らす方法のことです。部屋の天井にある蛍光灯のように直接部屋を照らすのではなく、間接的に明かりを広げている。つまり、照明の使い方の一つということです。 照明自体を間接照明と指して言うこともありますが、それは間接照明としても使えるものということなのです。壁際にライトを置いて、壁に明かりが反射していれば、それだけで間接照明としての効果を発揮しています。 ■間接照明の効果 間接照明がもたらしてくれる効果の1つに、空間の立体感を出すというものがあります。 言葉ではいまいちピンとこないかもしれませんが、壁や天井に明かりをあてると、その空間に光をやわらかく拡散することができます。そうして出来上がった空間には、普段より立体感を感じることができます。照明付近とそうでない部分の明暗が出来上がって、室内に立体感を生み出してくれるのです。実際に体感してみると分かると思いますが、明るい照明でお部屋の隅々まで照らした時より、お部屋の一部分だけが明るい時のほうが、メリハリを感じることができます。 そして、その一部分だけ明るい場所は、一箇所でなくてもOK。実は、部屋の複数個所にあるほうが、よりメリハリを感じられます。 ■間接照明を行う時のポイント 間接照明を行う上で最も大切なのは、光を反射しやすくすることです。特に天井や壁面が暗い仕上げだと、光はそれらの面に多く吸収されてしまい、反射光が少なくなる分、床や作業面の照度が得られにくくなってしまいます。 また、天井高さや壁に対して空間が狭いと、照明効率が下がります。例えばトイレのような狭い空間で、明るさを必要とする場合、思うような照度が得られないこともあるので注意する必要があります。 また、照明を埋め込みたい、あるいは吊り下げたい箇所に配線する、壁や天井の補強をするといった工事が必要な場合もありますので、リノベーションの際はどのような照明をどこに入れるか十分検討する必要があります。
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