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2017-02-28 13:52:38
結婚や出産のタイミングで家を考える人は多いですね。新しい住まいを考える時、当たり前のように子供部屋が必要と思い込んでいませんか。子供部屋が自分たちの家族に必要かどうか、また作るならどのように作るかを考えてみましよう。
■出産前から考える 子供の成長を考えれば、ある意味、当然といえば当然ですが、小さい時には特に必要ないと思っていた「子供部屋」を、大きくなるにつれ家の中に造ることが難しいという現実です。 したがって家づくりを考える際に、まだ子供が生まれていなくても、「子供は何人つくるのか」「成長後を考えて、それぞれ個室のあるプランにするのか」をあらかじめ考える必要があるのです。小さいうちは子供部屋の必然性が低くても、ある一定の年齢になれば、集中して勉強するスペースも必要になります。 スペース的に可能なのであれば、あらかじめ子供部屋用スペースを造っておき、必要になったら使う、というのが賢明です。 ■子供部屋は孤立させない 子供たちが溜まりやすい部屋は、その家の家族が立ち入らない孤立した部屋のことです。引きこもりなどにならないためにも、目の届きにくい部屋は避けましょう。 リビングに隣接している和室などを子供部屋にすることも良いかと思います。中高生の思春期になるとあまり親と話したがらなくなったりもしますが、そういう時だからこそ、子供の様子をそれとなく見てあげることが出来る環境が、親にも必要なのではないでしょうか。 お友達が来たときも、家族の前を通っていくことで交友関係も分かります。 子供たちが家の人に顔を出しやすい環境を作ることが大切です。何をやっているのか把握できますし、一声かけてあげることもできます。 ■最小限かつシンプルに 子供部屋をあえて居心地よくせず最低限の部屋にしておくと、成人した子供はそこで過ごすのは苦痛ですから、結果的に自分で外に借りる、家賃のためにしっかり働こうという気持ちが湧くようになります。 大切なことは、自分の部屋があっても家族の気配を伝えて、ゆるやかに目を向けながら見守ることができるかということです。子供部屋にはテレビやゲームをできるだけ置かず、ベッドと本棚くらいしか入らない最小限のスペースにして、「こんなにつまらないのだったら家族みんなのいるリビングに行こうかな」と思わせる程度のシンプルなつくりでよいのかもしれません。
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