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2017-03-28 15:47:10
目の錯覚を利用して、壁や天井、床の色をうまくコントロールするだけで、同じ空間で奥行きがあるように見えたり、天井が高く見える工夫があります。また照明によっても空間の演出が可能ですから、リノベーションの機会に間取りと合わせて内装の色と照明をデザインしてみましょう。
■どんな空間にしたいか あなたはその空間に何を求めていますか。「開放的で、少しでも広い空間にしたい」「落ち着いた自分だけの空間にしたい」など人それぞれの思いがあるはずです。それは空間の用途やライフスタイルによって違ってくるものとも言えます。 例えば「明るい部屋にしたい」と、思ったときは白っぽい内装材を選ぶと思いますが、白は膨張色なので空間を広く見せてくれます。黒い洋服より白い服の方が太って見えてしまいうのと同じです。これは内装をつくる際にも同じ効果を持つため、部屋を少しでも広く見せたい場合は、白を基調にしてみましょう。 逆に、広さには問題がなく、「落ち着いた空間を演出したい」ときは黒や焦げ茶色等のダークトーンを基調にしましょう。空間が引き締まり、少し部屋が狭く見えることによって、あなただけのリラックススペースを作ることができます。 ■狭い部屋はグラデーションをつける どの部屋も広く作りたいと思えど、どうしても狭くなる空間もあると思います。まず思い浮かぶのはトイレではないでしょうか。トイレは長時間過ごす場所ではないので部屋のように広く取る必要はありませんが、あまり狭いのも窮屈なので広く見せたほうが嬉しいですね。 少しでも奥行がほしい、という時は奥の1面に濃い目の色を使いましょう。部屋のアクセントにもなるので、柄が入ったクロスや板目などを使ってみるのもお洒落になります。また、一般的に狭い空間は、床→壁→天井に向けて濃い色から明るい色へとグラデーションにすると広く見えると言われています。色味は少し極端かもしれませんが、全体的に広く感じられます。トイレに限らず、もしも欲しい広さより狭くなってしまう部屋があったら、この色使いを試してみるのも良いでしょう。 ■照明を変えてみる お部屋の雰囲気を決定付ける要因として特に大きい役割を持っているのが照明です。同じ空間でも、照明の色を変えるだけで部屋のイメージは激変します。 ここ最近は、スマートフォンと連動させることで魔法のように色や明るさを思い通りに制御できる画期的なLED電球も登場しており、それを使えば大掛かりな模様替えをすることなく、自由自在に部屋の雰囲気を変えることができます。さらにアラーム機能やタイマー機能を搭載しており、朝起きる時間に合わせて徐々に明るくなったり、寝る時間に合わせて自動で消灯する、といったことも可能です。 ただし、照明や家電などはあらかじめ電気量や設置場所など細かく決めておく必要があります。後になってここにこの家電を置きたい、この照明を付けたいと思っても、配線がされていなければ再度工事をしなければなりません。そのようなことがないよう、リノベーション工事の前に十分に計画しておくことが必要です。
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