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2017-03-04 15:40:21
昔は日本の住宅と言えば平屋が一般的でしたが、時代が進むにつれて土地が狭くても部屋をたくさん作ることのできる複層階の家が主流になっていきました。しかし、近年では高齢者が増えたことや少子化の流れからシンプルな平屋に再び注目が集まっています。今回は平屋に秘められた魅力をご紹介します。



■何よりも開放的な空間が魅力
平屋は2階建に比べ、廊下や階段を持たない等シンプルな間取りになるので家族と顔を合わせる時間が増えます。もしケンカした時は顔を合わせたくないでしょうが、嫌でも合わせないといけないとなると自然と仲直りしやすくなります。人は閉鎖的な空間よりも、解放的な空間の方が気持ちは明るくなり楽しくなる性質があるので、天井を高くできる平屋は生活する場としてはもってこいの空間です。
さらには、外からただいまと帰ってきた時に、2階にいれば階段を下りて迎える一苦労も平屋であればほんの少し歩くだけで、おかえりと迎え入れられます。近所づきあいの面でも、玄関先にお客様がいらした場合でもすぐに駆けつけられる点もメリットと言えるでしょう。

■暖房効率や掃除のしやすさも
平屋は、2階建てと比べると生活空間がコンパクトにまとまりますので暖房効率も良くなります。エアコンの設置数自体も減らせますから、暖房や冷房機器への初期投資額も抑えることができます。部屋の上下の温度差が少ないのもメリットです。
また掃除がラクなことも大きな魅力です。平屋であれば必要最小限のスペースしかありませんので掃除の手間も少なくてすみます。 またメンテナンスコストの削減もできます。将来、外壁塗装や内装のリフォームをする時も表面積が狭いのでコストを抑えることができますし、子供世代に住み継ぐ際にも増改築しやすくなります。


■バリアフリーにしやすく、老後も安心
最近の家は比較的バリアフリーになっていますが、それでも二階建て等は階段があるため、車いすを使用する際や足腰が弱い人は、上にあがるのが辛いと思われます。最近は子供たちが巣立った後、デッドスペースにエレベーターを設けるスタイルも流行っていますが、リフォームのコストは高くつきます。それに比べ、平屋は元々ワンフロアですし、部屋の隔たり、廊下がないパターンも多いので、バリアフリーには最適です。
シンプルな部屋の間取り構成となっているので、部屋と部屋の間の隔たりもありません。仮に車いすを使用するようになっても、足腰が弱く、動きたくないと感じる時でも行動がしやすいのは長く住む上で魅力の一つです。

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