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2017-05-06 11:44:05
エステやリンパマッサージなどを勉強され、自宅をサロンとして開業したいという方は多いと思います。今回は、エステ・整体として自宅サロンを開業する場合の資格や届出のこと、どんな立地や間取りがおすすめか、ベッドを置くスペースの配置、窓の大きさや隣の部屋との位置関係など、知っておきたいポイントをご紹介します。



■資格や届出
エステを開業するために必要な国家資格はありません。ですが「個人事業主の開業届出」を税務署に提出する必要があります。これは、所得税の申告に関わるものですので、事業の開始等の事実があった日から1カ月以内の提出が求められます。遅れないように、早めに手続きを行いましょう。届出書は、国税庁のホームページからダウンロードすることが可能で、提出先は納税地を所轄する税務署長宛となります。
また現在、エステティシャンとしての国家資格やライセンスはありませんが、民間の企業や団体が発行している資格はたくさんあります。開業するのに資格が不要とは言え、何らかの肩書きを持っておく方が、顧客の安心感も高まりますし、信頼度も増すでしょう。


■リノベーションする際のポイント
なんと言っても、「特別感」をいかに演出できるかがその後の営業にも関わってきます。癒されたい・疲れを取りたいといった思いのお客様も多いことから、いくら自宅サロンとはいえ、どこにでもある家庭ではない演出をしたいものです。
例えば、ニッチ。壁をくり抜いたような凹みの部分で、収納や飾り棚として使われることが多いものです。
生活必需品ではない、こうした「遊び」や「余裕」のある演出は、訪れた人にも同様の気持ちを与えてくれます。
ニッチの上部には照明を仕込むと良いでしょう。飾った小物や絵画などに光が当たると、浮き上がったような特別感を演出できます。飾る小物も少しグレードの高いものにするとより良いでしょう。
また、キッチンやリビングを通らずに玄関から直接入れる間取りにすることで、非日常の空間を演出できるでしょう。
ゆっくりとリラックスしてもらう空間を作るために、窓はあえて小さくても良いでしょう。また、隣家の窓の正面にならないようにしたり、交通の激しい道路側にしないなど静かでゆっくり過ごせる位置に施述室を作りましょう。
施術室として使う部屋の入り口は、ベッドが通るように考慮しましょう。イベント出店などで施術用ベッドを持ち出す方も多いので、そうしたケースに備え、出入り口は少し余裕があると安心です。

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