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2017-05-30 11:50:48
デザイナー、ライター、データ入力、サイト運営など様々な在宅ワークがありますが、仕事場の環境をどうするかでモチベーションや集中力が変わってきます。そこで今回は仕事のしやすいワークスペース作りについてまとめました。




■まずは空間作りから
よほど集中力がある人でない限り、家族がいるリビングや普段自分がリラックスして過ごしている場所で仕事をするのは気が散ってしまうものですから、仕事専用の部屋を用意するのが良いでしょう。仕事場があまりにも生活感を感じさせる状況だと、だんだんオンとオフの区別が甘くなってしまいがちです。そうでない人は、部屋の一角でも、「ここが自分の仕事をするスペースである」としっかり決めておくことが重要です。そうすることで、働く時間とそうでない時間のオンオフをはっきりさせ、より集中して働くことができます。
仕事内容によって必要なスペースは変わってきます。パソコン1台でできる仕事であれば、たたみ1畳分でも事足ります。在宅ワークで行うのが手作り品の販売や転売などの場合は、商品を保管したり、撮影したりする必要が出てきます。デスクスペースも広くなりがちで、梱包用などの副資材を保管するスペースも必要です。


■切り替えが大切
食卓にパソコンを出す、ベッドに仕事を持ち込む等はNGです。仕事とプライベートの区別がつかなくなると、作業の効率が下がりがちです。リビングやダイニングでの作業もあまりおすすめできません。家族が生活する場所で仕事に集中するのは難しく、つい他の事に気が取られてしまうこともあるでしょう。家族にとっても、就業中なのか判断がしづらいため、前もって家族に時間を伝えておきましょう。
また、周りに置くのは仕事に必要な最低限のグッズに絞りましょう。あまりにも仕事に関係ないものが作業スペースにあると、仕事に集中できなくなるので注意。主婦の場合は家事グッズや子どもの学校に関係するものが目につくと気になってしまうので、離れた場所に置くようにしましょう。


■リノベーションの際にポイント
パソコンを使う場合はデスクと電源の位置関係、照明の位置などあらかじめ想定して設置しましょう。窓を背後にデスクを設置すると光が反射して画面が見えにくく、カーテンを閉めて部屋の照明をつけることになりかねませんので、窓とデスクの位置はきちんと決めておきましょう。
また、プリンターや携帯機器の充電など案外電気製品は多いので、コンセントは多めに用意すると安心です。室内に可動式の棚板のある作り付け棚を用意しておくと、書類や仕事用のアイテムを整理するのに活用できます。
デスクに座った時は「出勤」と意識できるよう、コーヒーなどもいちいちキッチンに取りに行かずにすむ工夫があるとベストです。家事が気にならないよう、洗濯物が見えない位置に窓を作ることも仕事と家事のけじめをつけるのに有効です。
また、デスクワークだと足元が冷えるので、冬の対策として床暖房があると良いでしょう。

2017-05-27 11:50:07
赤ちゃんの脳と心を育み、血行改善・便秘・肌トラブル解消といった健康面でもメリットがあるのが「ベビーマッサージ」。自宅開業も目指せることから、育児中の女性の間でも人気が高まっています。今回は、そんなベビーマッサージ教室の開業や運営方法をご紹介します。



■資格や届出は必要?
資格がなくてもベビーマッサージ教室を開業することができます。ベビーマッサージ教室に数回通うと基本的な手技を習得できるので、そこで学んだことをもとに独学で開業する人もいます。
しかし、ベビーマッサージの教室や協会で講習を受け、資格を取得しておくことをおすすめします。資格取得後にアフターフォローとして、開業に必要な法律や会計知識、また、集客に必要なWebサイトの作り方や具体的な集客方法などを伝授してもらえる場合もありますし、なにより資格を取得して開業する場合は、◯◯協会認定という肩書きが使用できるので、開業する際に有利になります。


■資格はなくても問題ないけれど…
ベビーマッサージの資格は、ご自身の子育てだけではなく、様々な仕事にも役立てられます。そのため、育児中のママに限らず、子どもと関わる仕事を持つ方、学生、子育てが落ち着いた主婦にも人気があります。
しかしここには一つ注意点が。ベビーマッサージの資格は民間資格なので、ベビーマッサージの方法を教えることはできますが、他人の赤ちゃんをマッサージするのは基本的にNGです。これを行うには、さらに鍼灸師やあんま、マッサージ師などの国家資格が必要になるので注意が必要です。病名を診断したり、治療行為をしたり、医療疑似行為をしたり、精油を薬のように使うこと等も規制されます。なので、あくまでも「サービス」として、健康を害することのないように行わなければなりませんので覚えておきましょう。


■リノベーションする際のポイント
赤ちゃんの衣類を脱がせてマッサージするので、室温に気を配りたいものです。空調はしっかりしたものを入れること、また季節のよい時には外の空気を取り込むのも良いので窓も二カ所以上あるとより良いでしょう。マッサージをする赤ちゃんはまだ歩く前の年齢なので一人でどこかへ行く心配はありませんが、場合によっては未就園の兄弟姉妹を同伴する場合もあるので、窓から転落しないよう掃きだし窓にしない方がよいでしょう。
また、寒い季節には床暖房があると良いと思いがちですが、赤ちゃんを寝かせて行うベビーマッサージでは、床が暖かすぎると赤ちゃんが汗をかくので、床暖房より他の空調で調整できるとよいでしょう。
ベビーカーで来る人もいるようであれば、玄関先は少し広く設ける、段差はつけないといった工夫も必要です。

2017-05-23 11:49:23
幼稚園や学校の教員だった人、あるいは保育士さんだった人など、結婚・出産後は自宅でその経験を生かした仕事をしたいと思うもの。フランチャイズや独自の教室など様々ありますが、どのような種類があり、どのような間取りが良いかをご紹介します。



■資格や届出
自宅の一室をレッスンルームにして教室を開業するには、特に資格も届出も必要ありません。株式会社や有限会社として会社を立ち上げる場合は勿論、手続きをして登録する必要がありますが、個人事業として行う場合は煩わしい事は一切なく、屋号を決め看板を揚げて近所にアピールすればもう立派な教室です。自宅に場所を設けずに地域の公民館を使用したり、生徒さんの自宅の一室をお借りして出張レッスンで行うことも出来ます。


■部屋の広さと設備について
部屋の広さは、レッスンをどの様に行うかによって変わってきますが、6畳ほどあるのがのぞましいです。子供のレッスンで、体を動かしながら行うレッスンの場合は8畳あるとやりやすいです。一人で何人まで見ることができるのか、物理的なことから考慮して広さを決めましょう。
開講時から揃えておきたい備品はそれほど多くはありません。塾のような場合には、机を用意した方が良いと思いますが、幼児のレッスンには大きな机はなくても大丈夫です。床に直接座れる様に、畳の部屋か床にラグを敷くなどして、折りたたみ式のテーブルを用意した方が便利です。


■リノベーションの際のポイント
大勢の子供が出入りする玄関には少し配慮したいもの。靴箱スペースを多く設けると、玄関が散らからずにすみます。シューズクロークがあると、家族の靴やコートなどはそちらに置くことができるのでおすすめです。
教室として使う部屋は、できれば玄関から近いと良いでしょう。照明は明るくはっきりと照らすものをチョイスするとよいでしょう。窓は大きめ、部屋は直射日光が当たらない部屋が望ましいでしょう。集中できる環境にするために、リビングなどと離し、トイレは近くに設置すると安心です。
学習道具などを収納しておくスペースも確保しておきましょう。また、壁そのものを黒板のように使える塗料で塗るのも有効です。あるいは、ホワイトボードを吊り下げられるようあらかじめ柱のある箇所に重さに耐えられるフックをつけておくといった準備があると安心です。

2017-05-20 11:48:02
最近、自宅でカフェなどの飲食店をオープンさせてみたいという希望を持つ人が増えてきています。お料理好きの奥様の腕を活かす、セカンドライフの時間を活かして、など様々な理由があるでしょう。今回は、自宅カフェを開業するためのポイントをご紹介します。



■資格
カフェを開くために、まず取得しておくべき資格は「食品衛生責任者」です。飲食店・食品販売店では必ず1名以上の資格取得者をおくことを定められており、これは各地域の保健所で講習とテストを受けることにより、資格を取得することができます。講習は定期的に開講されているので、受講したい場合は保健所のホームページなどでチェックしてみましょう。
また、店内の収容人数が30人を越える場合は、防火管理者が必要となります。各地域の消防署の講習を受講することで取得できます。店舗の規模によって、甲種と乙種どちらの講習を受けるか変わってくるので、問い合わせて確認しましょう。


■調理師免許は必要無い?
飲食店を開業するためには、調理師免許が必要と思っている方も少なくないと思いますが、実は、調理師免許を持っていないとできないことはほとんどありません。都道府県によっては、ふぐ調理師の資格を取得するときに、調理師免許が必要になることがあるなど違いはありますが、多くの飲食店経営では取得していなくても困ることはありません。
しかし、調理師免許を取得することによって、食中毒の予防知識や、専門的な料理の知識を学ぶことができます。また、調理師が作っているメニューということで、お客様に安心感を持ってもらうこともできます。そのため、食事メインのカフェを開こうと思っている場合は、調理師免許をとっておいても損はないでしょう。加えて、調理師免許を持っている場合は、食品衛生責任者の講習が免除、または申請のみでOKとなることがほとんどですので、そういった意味でも取得しておくことをおすすめします。


■保健所の基準をクリアする必要がある
自宅で飲食店営業許可を取るためには、保健所の基準をクリアしなければなりません。自宅とは別の調理場が必要であったり、調理場と客席は区画したり、壁やパーテーション等で完全に区切る必要などがあります。シンクが何個必要で、このシンクは何用といった指定もしなければなりません。そうした設備に加えて、給湯設備、客席、お客さまが使えるトイレなど設備も必要となります。
これらは一般的な住宅ではあまりない設備のため、自宅でのカフェ開業のために、予想以上の改装や工事が必要となる場合があることも念頭に入れておきましょう。
シンクの数、スペース、配膳、冷蔵冷凍庫など業務用が必要な場合もあります。いざ申請をしたら、不備があって営業許可が降りなかったでは大変ですから、飲食店の申請についても詳しい住宅会社と話を詰める必要があります。


■ 間取り
カフェスペースは狭くても作れますが、開放感を出すなら、大きな窓をつける、上を吹き抜けにするといった作りで、小さなスペースをより広く見せる効果があります。自宅とは別である必要がありながらも、ドア一枚で自宅とつながっていると、家事や子育てともうまく両立できる可能性が高くなります。完全な別室でありながらも、ゆるく自宅部分とのつながりを設計すると良いでしょう。

2017-05-16 11:46:46
趣味で作ったお菓子やパン。食べて喜んでもらえると嬉しいですよね。
そんな趣味も上達してくると、「販売してみたい」と思う方もいらっしゃるのではと思います。では、それにどんな免許や資格が必要なのでしょうか。今回は、手作りのお菓子やパンを販売する方法についてまとめました。



■必要な届出
食品の製造・販売には保健所の許可が必要になります。パンの場合には、「菓子製造業許可」が必要です。また、許可を取るためには設備を整えなければなりません。製造場所について細かく基準が定められており、家庭で普段使っているキッチンでは許可はおりません。家庭のキッチンとは別の製造場所が必要です。そして作ったパンをその場で食べてもらう、すなわちカフェなどを併設する場合には、「飲食店営業許可」が必要です。また、パンの中でもサンドイッチ類は飲食店営業許可が必要、という判断をしている保健所もあります。許可は保健所によって判断が分かれているので、許可を取る地域の保健所に問い合わせる必要があります。


■資格について
飲食店を開業するには「食品衛生責任者」という資格が必要です。営業許可を受ける施設ごとに、1名以上の食品衛生責任者を置かなければいけません。食品衛生責任者は、食中毒や食品衛生法違反を起こさないように食品衛生上の管理運営を行い、商品に問題があった場合にはその全責任を負う役割があります。
都道府県で実施されている講習を受講することで、食品衛生責任者の資格を取得できますので、必ず取得しておきましょう。すでに栄養士や調理師、医師の資格を持っている方は、講習を受けずに資格を取得できます。


■リノベーションの際の注意点
菓子やパンを製造して販売する、あるいはその場で食べられる場所を用意するといった、用途によって注意点が違ってきます。パン教室・菓子作り教室を開くだけでしたら生徒さんが作ったものをその場で食べる、持ち帰るといったことになりますが、自分が作ったものを販売するとなると許可が違ってくるため、まずはどのような形態で事業を展開するか考えましょう。また、後から菓子製造業許可をとるためには改装しなければならないこともあるため、最初に決めてから着工しましょう。
作って売るだけであれば、スペース的にはそれほど広くなくても許可を取ることができます。カフェとして飲食ができるようにするためには別の許可がいります。後はどのような設備を導入するかも合わせて検討して相談していきましょう。

2017-05-13 11:45:53
女性に限らず、男性も料理が好き、得意という方は多いですね。中には、自宅で料理教室を開業したいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、料理教室を自宅で開業するためのポイントをまとめてみました。



■資格と届出
料理教室開業に資格は必要ありません。しかし料理教室を開く目的によっては資格が武器になる場合があります。趣味の程度で友人を集めて開くなら資格は必要ありませんが、収益を求めて開く場合はその資格が強みとなりますので、飲食に関わる資格を持っていると有利です。
必要な届出は必要ありません。しかし料理教室という食を扱う教室になるので、食品衛生責任者の資格があれば利用者さんも安心かもしれないですよね。 食品衛生責任者は調理師免許があればそれだけでOK。ない場合は一日講習を受ければ取得できるので受講しておいて損はありません。


■あると役立つ資格
開業には必要ない資格も、権威として働きます。華やかな経歴が無くても、資格が書いてあれば、教室を選ぶ判断基準のひとつになります。
例えば、調理師や管理栄養士は難しくても、食品衛生責任者の資格はすぐに取得できます。また、料理に関する民間資格もいろいろとあり、自分の特色を出すことができます。日本フードコーディネーター協会の「フードコーディネーター」、日本野菜ソムリエ協会の「野菜ソムリエ」、日本フードアナリスト協会の「フードアナリスト」などなど。他にも、ハーブに関する資格やパンに関するものなど、いろいろな団体が認定しています。あまりに簡単にとれるものは逆にチープに見えてしまうかもしれないので、注意が必要かもしれません。
また、資格を利用して教室を運営する、つまり生徒に資格を認定するなどの場合、許可や手続きが必要になることがあるので注意しましょう。


■リノベーションする際に注意したいポイント
自宅のキッチンをそのまま料理教室に使うケースもありますが、やはり生活感をださないためには、可能な限り料理教室用に作りたいものです。
デモンストレーションをするのであれば、アイランド型が便利です。壁側でなく部屋の中に独立したシンクやコンロなどがあるので、教室に参加した生徒さんがぐるりと囲んでその手順を見ることができるのです。
また、IHにするかガスにするかも最初に決める必要があります。リビング続きのダイニングより、独立したダイニングあるいは仕切れるダイニングにすると、普段家族が使うものを見せることなく料理教室を開催できるでしょう。

2017-05-09 11:44:57
カラーセラピストとして活躍できるようになってから、自宅開業したいという方もおられるのではないでしょうか。やはり、雇われている身よりも、もっと自分の理想となるカラーセラピーを徹底させたお店を持ちたいという気持ちも出てくると思います。そこで、カラーセラピストとして開業するためのポイントを説明していきます。



■資格について
カラーセラピストとして働く際には、その資格を取得することが一般的となっています。カラーセラピストという仕事では、色に対する専門的な知識と技術が求められることになりますので、それについて勉強することが望ましいでしょう。
カラーセラピストとして働く上では、無資格でも法律上の違反などはありませんが無資格の方にカラーセラピーを行ってもらうよりは、やはり何らかの資格がある人の方がお客様にとって安心です。色についての専門的な知識や技術などをしっかりと身につけている方に相談し、カラーセラピーを受けたいと思うでしょう。相談に来てくださる方との信頼関係を築くという意味でも、資格を取得していることは重要だと言えるため、カラーセラピストとして資格を取得してから開業した方がいいでしょう。様々な協会やスクールで独自の資格を取得することができるので、どこで取得するのが自分に合うかを調べてから取り組むと良いでしょう。


■自宅開業のメリット
自宅サロンに限らず、フリーランスで仕事をされていれば休みは自分で決めることができますね。子供がいる場合は、幼稚園や学校・習い事、地域の予定に合わせてスケジュールが決められます。自分のペースでスケジュールを組むことができるのは大きなメリットです。
また、カラーセラピーは、生活の中に取り入れることで気持ちの変化ももたらせるもの。家族関係の向上のためにもまずは自分ができることから取り入れてみると良いでしょう。


■リノベーションする際のポイント
カラーセラピーは占いではありませんが、受けた人ができるだけ余計な情報を目にしないようにしたいものです。
色とりどりのカラーボトルを選んでもらって進めることもあるので、その周辺に他の色がないようにもしたいものです。そうなると、柄のある壁紙やカーテン、ファブリックなどは避けたいもの。シンプルなデザインで、他の色にあまり影響を与えないアースカラーで統一するといった工夫が望ましいでしょう。
また、カラーコーディネートをする場合は、大きな鏡を置く場所、そしてその前に座ったり立ったりできるスペースが必要です。様々な、衣類やファッション小物を収納するスペースも確保しましょう。大きな見やすいクローゼットがあり、鏡を有していればバッチリです。
色は、光の影響も受けるので、できれば北側の部屋が望ましいでしょう。北側の部屋は、直射日光があたらないため自然光が入ります。ですから、北側に大きな窓を設けた部屋にすることで安定した自然光を取り入れたサロンを作ることができます。
カラーをテーマにした開業でも、どのようなことがしたいかによって必要なスペースが違うということを覚えておきましょう。

2017-05-06 11:44:05
エステやリンパマッサージなどを勉強され、自宅をサロンとして開業したいという方は多いと思います。今回は、エステ・整体として自宅サロンを開業する場合の資格や届出のこと、どんな立地や間取りがおすすめか、ベッドを置くスペースの配置、窓の大きさや隣の部屋との位置関係など、知っておきたいポイントをご紹介します。



■資格や届出
エステを開業するために必要な国家資格はありません。ですが「個人事業主の開業届出」を税務署に提出する必要があります。これは、所得税の申告に関わるものですので、事業の開始等の事実があった日から1カ月以内の提出が求められます。遅れないように、早めに手続きを行いましょう。届出書は、国税庁のホームページからダウンロードすることが可能で、提出先は納税地を所轄する税務署長宛となります。
また現在、エステティシャンとしての国家資格やライセンスはありませんが、民間の企業や団体が発行している資格はたくさんあります。開業するのに資格が不要とは言え、何らかの肩書きを持っておく方が、顧客の安心感も高まりますし、信頼度も増すでしょう。


■リノベーションする際のポイント
なんと言っても、「特別感」をいかに演出できるかがその後の営業にも関わってきます。癒されたい・疲れを取りたいといった思いのお客様も多いことから、いくら自宅サロンとはいえ、どこにでもある家庭ではない演出をしたいものです。
例えば、ニッチ。壁をくり抜いたような凹みの部分で、収納や飾り棚として使われることが多いものです。
生活必需品ではない、こうした「遊び」や「余裕」のある演出は、訪れた人にも同様の気持ちを与えてくれます。
ニッチの上部には照明を仕込むと良いでしょう。飾った小物や絵画などに光が当たると、浮き上がったような特別感を演出できます。飾る小物も少しグレードの高いものにするとより良いでしょう。
また、キッチンやリビングを通らずに玄関から直接入れる間取りにすることで、非日常の空間を演出できるでしょう。
ゆっくりとリラックスしてもらう空間を作るために、窓はあえて小さくても良いでしょう。また、隣家の窓の正面にならないようにしたり、交通の激しい道路側にしないなど静かでゆっくり過ごせる位置に施述室を作りましょう。
施術室として使う部屋の入り口は、ベッドが通るように考慮しましょう。イベント出店などで施術用ベッドを持ち出す方も多いので、そうしたケースに備え、出入り口は少し余裕があると安心です。

2017-05-02 11:43:30
小さなスペースでも開業できるネイルサロン。でも具体的にはどんなメリットがあるのか、届出や資格はいるのか、など不安はつきません。そこで今回は、開業の注意点とリノベーションするならどんな間取りが望ましいかをご紹介します。



■届出や資格は必要?
ネイルサロンを開業するにあたり「必要な資格」はあるのでしょうか?実は、ネイルサロンの開業に必要な資格は一切なく、年齢や学歴、ネイルの資格も特に必要なしで開業できることが、ネイルサロンを開業するメリットの一つでもあります。
では、ネイルサロンを開業するにあたり「各種届出」は必要なのでしょうか。ネイルサロンを新規で開業する際に特別な届出はありません。同じ美容関連事業のまつ毛エクステは保健所の許可が必要ですが、ネイルサロンは現時点では一切の許可や届出は存在しません(※税務関係の開業届けは別)。ただし、分譲マンションや賃貸物件で自宅型ネイルサロンを開業する場合、基本的に商用NGのケースが多いので注意が必要です。発覚した場合には、損害賠償の発生が出てもおかしくありませんので、無断で開業することだけは避けましょう。


■自宅で開業するメリット
何より自分の時間の範囲内でお客様を取ることができるのが最も大きなメリットです。ネイルサロンは、一対一での仕事となるため完全予約制にする方が多いでしょう。そうなると「2日間の旅行に行きたい」と思えば、2日間は予約を取らなければ良いだけの話です。みっちりと予約のお客様を詰めたい時もコントロールできますから、そういう面では店舗型ネイルサロンにはないメリットがあります。
また、自宅と言うことで通勤時間など余計な時間も掛かりません。結婚して子供さんが生まれてからも安心して自宅で仕事ができるのは理想的なことだと思う方も多いでしょう。自宅サロンの場合は、ホームページなどを開設し、予約状況などをひと目で分かるようにしておくことでお客様からの問い合わせも少なくて済みます。主婦の方で開業をする方のほとんどは自宅ネイルサロンと言うこともあって、主婦の方にもしやすい開業なのだと思います。


■リノベーションする際は
ネイルサロンの場合は、水周りが特に必要というわけではないので、大掛かりな設備は必要ありません。その分、考えたいのは、環境です。可能な限り生活感を出したくないものです。
そこで、玄関からネイルルームへはすぐに入れる間取りが望ましいでしょう。玄関も生活感が出ないよう、シューズクロークを設ける、あるいは天井から床までの作り付け収納にして壁と一体化させるなどするとスッキリした印象になります。また、トイレもできるだけ近い場所に設置したいものです。
生活感を出さないためにも、窓の外に洗濯物が見えないような工夫や、生活音が響かないよう、自宅リビングの隣にネイルルームを設けないなどの配慮もしたいものです。

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