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2017-01-28 16:40:07
寒い冬を乗り切るための必需品、暖房器具。種類も価格帯もさまざまですが、自分の暮らしにフィットするアイテムはどうやって見極めればいいのか、頭を悩ませてしまうもの。あらかじめ、暖房について考えておくことで、住み始めてから暖房器具を買い足したりする必要も少なくなります。
■部屋全体を暖めるもの まず暖房器具の中でも、部屋全体を暖めるものとして代表的なものが、エアコンや石油ファンヒーター、ガスファンヒーター、電気ファンヒーターなどです。 エアコンは、一気に空間を暖めて、設定温度にもっていき、最終的には省電力ですむ微風で部屋全体の温度を調整します。そのため、自動運転にすることで、最初に電力が掛かりますが、トータルで考えると電気代は安くなります。設定温度を決めることができて、ある程度自動化して調整できるのはエアコンだけです。石油ファンヒーターとガスファンヒーターは、火をつけて風を送るので吹き出し口付近の温度が高く、部屋全体を温めるスピードは早いです。ただ、石油やガスを使う製品は、そもそも石油の購入が手間に感じられる方もいますし、ガスファンヒーターの場合は、ガスの口がなければ設置できません。 ■一部を暖めるもの いわゆる「予備暖房」というもので、セラミックヒーターやホットカーペットがこれにあたります。 足元や身体の一部を暖めたいという時に使う予備暖房ですが、家の中で足元に置いて使いたいという方も多いかもしれません。すぐに暖まるのはセラミックやカーボンを使っているヒーターです。 座って読書をしたり、パソコンを見たりするときは、カーボンヒーターを体の近くに置いて暖めるだけで、部屋全体を暖めなくても十分ですので、こういったものを併用するのも効果的です。 ■パネルヒーターなどでセントラルヒーティング 家全体が温まり、ヒートショックなどの影響が少ないセントラルヒーティングはどうでしょうか。セントラルヒーティングは、家の中にあらかじめ設置した放熱器に温水などを通して暖房する仕組みのこと。 電力自由化などで、安く電気が使えるようになり、電気で暖めたお湯を家中のパネルへ流し、家全体をあたためていくので、一部屋ずつ暖房器具を置くより光熱費が安く済むケースもあります。 取り入れるためには、大掛かりな工事が必要になりますので、セントラルヒーティングを検討する場合は、リノベーションの早めの段階で試算する必要があります。 年間を通してどのような気候の場所なのか、あるいはどのくらいの大きさの家なのかによって、暖房器具の選び方も変わります。また自治体や地域、あるいは電力会社によって電気量が異なりますので慎重に選ぶようにしましょう。
2017-01-24 16:39:23
真冬の寒さと真夏の暑さ。四季の美しさと同時に寒暖差も激しい日本。多くのご家庭で「エアコン」が活躍していることでしょう。しかし、気になるのはそのコストです。少しでも効率的に使うコツを押さえておきたいところです。そこで今回は部屋を効率よく暖めるための暖房計画についてです。
■空気の流れを作る エアコンを効率的に使うことと、部屋を効率的に暖めることはほぼイコール。効率的に暖めるための1つのポイントが空気清浄機や、空気の流れをつくるサーキュレーターの置き場所です。 冬場は、温かい空気が上に行きやすいので、足元が冷えがちです。一般的なエアコンは自動で運転させると、基本的には羽が下向きになるはずです。まんべんなく暖めようと羽をスイングさせると風を肌にあてることになり、肌寒く感じたり乾燥してしまうこともあります。そこで、空気清浄機やサーキュレーターをエアコンが取り付けられている壁の反対側に置くことで部屋の空気の循環が良くなり、部屋全体を温度ムラなく効率的に暖められます ■暖まりやすい部屋にする エアコンの温度を上げても、部屋が暖まりにくいと感じることがあります。それは室内で暖められた空気が冷やされたり、逃げて行ったりすることが原因です。 日中、カーテンを開けたままにしていると、外から差し込む太陽の熱で部屋が暖められます。しかし、夕暮れ時になると冷たい外気によって急速に窓ガラスが冷やされ、室内で暖められた空気の熱を奪ってしまいます。この時期、日が暮れ始めたらすぐにカーテンを閉めて、熱を逃がさないようにしましょう。カーテンが厚手だとより効果的です。 また、細かい隙間を無くすというのも大切です。市販されている隙間テープを窓や扉の開口部に貼って、隙間からしのびこんでくる冷気をシャットアウトしましょう。 ■ペアガラスやカーテンボックスも効果抜群 ガラスをペアガラスにする。あるいは、二重サッシにするといった工事もかなり効果があります。エアコン一台で、夏の冷房、冬の暖房をまかなうなら、こうした全体の熱効率を考えておくと、光熱費もぐんと節約できます。 窓際からの空気を視遮断するなら、カーテンボックスの設置も効果的。カーテンボックスは、カーテンレールの周りに囲いを作り、窓とカーテンの間の空気を室内に入れないようにするものです。特に夏場の暑い空気が入ってこないようにするのに効果的。エアコン効率もよくなります。 外付けもできますが、おすすめは、天井埋め込み型のカーテンボックス。なんと言っても見栄えが良いです。すっきりとしてしかも、天井が高く見える効果もあります。 エアコンの冷暖房も、効果的に使うために、様々な工夫ができます。後付け工事ができるものやDIY程度でできる工夫もありますが、なんといってもリノベーション工事でしっかり冷気や熱風を遮断する工夫をしたいものです。そのためには、きっちり計画しておくことが大切です。
2017-01-20 16:38:46
「リビ充」。みなさんはこんな言葉を聞いたことがあるでしょうか。2017年のトレンド予測のキーワードとして発表されたこの言葉。「リビ充」とは一体何なのか、私たちの暮らしにどう変化をもたらすのかご紹介します。
■そもそも「リビ充」とは何か リビ充家族とは、家族が広いリビングで主に生活すること。「リビングで家族が充実した時間を過ごす」を意味する略称として「リビ充家族」と呼ばれています。 大手情報サービス会社によると、2016年度の家族のリビング調査の結果、自宅のリビングの広さを妥協したくないとの回答が7割近く存在し、それ以外の個室の広さを求めるのが2割にとどまり、家族のニーズが、リビングに求められていることが明らかになりました。このような点から今後の住宅はリビングに力を注いだものへと移行していき、リビングの充実を図っていく傾向が予測されています。実際にすでにリビングの充実に向けた住宅や家具などが登場してきており、今後は増々、リビング充実を目的とした住宅や家具が増えていくことになるでしょう。 ■リビングは多様な空間になりつつある 同情報サービス会社の調査によると、就寝時間を除いた1日のうち、夫は73.0%、妻は84.9%をリビングで過ごすという結果が出ています。リビングで何をしているかというと、家族団らんとなるテレビ視聴や食事、子どもの世話、洗濯物をたたむ家事などに加え、仕事やメイク・ボディケアなどの個人の趣味を行っているとのことです。 また、子どももリビングにいる時間が長く、就寝時間を除いた1日のうち、未就学児は87.9%、小学生は76.1%、中学生は57.2%、高校生・高専生は45.6%がリビングにいることも分かりました。年齢が上がるにつれて、自室にいる時間が長くなるものの、高校生でも半分近くの時間をリビングで過ごしているという結果には驚く方も多いかもしれませんね。 リビングにいる時間の充実が求められる理由については、家族間のコミュニケーションの有益性やリビングで過ごす心地よさが挙がることは当然で、これに加え、自分が子どものころと比べて「親子関係がフレンドリー」だったり、家族が同じ場所でバラバラなことをしていても「連帯感や一体感」を感じるなど、親子関係に変化が見られることも要因だと言われています。 リビングは、かつてのように家族団らんのための場として広さや心地よさが求められるだけでなく、家族がなんとなく集まって時間を共有できるような、多彩な機能が求められる時代になっていくようです。 子ども部屋を充実させるより、家族が集まるリビングをどのような空間にするかといった、リビングを中心にした間取り設計がこれからのリノベーションに求められるようになっていきそうです。みなさんも、「リビ充」な暮らしを目指してみませんか。
2017-01-17 16:38:04
今、大人気の「お掃除ロボット」。国産製品も充実してきており、今後急速に普及が進むと言われている人気家電です。より効率的に使うには、家具やドア、窓まわりなど、家づくりにちょっとした工夫が必要です。そこで今回は、お掃除ロボットがより掃除をしやすい家にする際のポイントをご紹介します。
■お掃除ロボットの苦手はスキマとコード お掃除ロボットのサイズは、直径が30~35cm程度、高さが10cm弱です。と言うことは、それより狭い場所には入れないということ。例えば置き家具と壁のスキマ、家具と家具とのスキマは、お掃除ロボットでは掃除をすることができません。また意外な邪魔モノになりがちなのがコード類です。テレビの電源コードやアンテナコードが床を這いまわっていると、障害物となり絡まったり、掃除効率が落ちてしまうことがあります。 そこで置き家具の代わりに、壁面収納を取り付ければ、より効率的に掃除ができます。テレビは壁面収納にセットするようにすれば、コード類も表に出てきません。スキマとコードが無ければお掃除ロボットも楽々。 ■段差も苦手 お掃除ロボットの大敵と言えば、床の段差です。ある程度までなら乗り越えてくれる機種もありますが、基本的には段差があるとUターンしてしまうものが多いのです。また開き扉が閉まっていれば隣の部屋に移動できませんし、開けておくと今度はドアの裏側と壁の間に掃除ロボットが入れなくなります。 そこで床の段差は無くしてフラットにし、開き扉は引き戸にリフォームすると、掃除ロボットが動きやすくなります。上吊りタイプの引き戸を選べば、床にレールもありません。これはバリアフリーにするための基本でもあります。 ■充電のために お掃除ロボットは自力で充電の基地、ホームベースまで戻ります。その際は、センサーで移動していますので、囲まれた狭い場所を基地にすると、戻れない場合があります。製品にもよりますが、ホームベースから赤外線を受信できる範囲は畳1畳分くらいのスペースとのこと。 ホームベースはよく使う部屋の広く空いたところに作りましょう。もちろん充電用のコンセントを取り付けておくのも忘れずに。壁付け収納などの一番下に作っておくと、充電中もジャマになりません。 造り付けの家具や扉などと併せて、お掃除ロボットの導入計画もしておくとスムーズです。もし、お掃除ロボットを導入しないことになったとしても、日頃の自力掃除も楽になること間違いなしです。
2017-01-14 16:36:04
住み始めてから、「ここにコンセントがあったら良かったのに…」という失敗はさけたいものですが、よくあることでもあります。快適な日常のためにコンセントの設置場所はリノベーションの設計時に計画的に考えておくのがおすすめ。そこで、今回はコンセントに関わるお話です。
■自分の家の「コンセント」把握してますか? 以前にくらべ、家電製品は格段に増えています。それなのに、コンセントの数と位置は以前のままという家も多いのではないでしょうか。新築時に時間を掛けて吟味したつもりでも、図面の段階で必要なコンセントの位置を全て把握するのは難しく、住んでから気付いて後悔したという声も聞きます。 結局、数が足りないのでタップを使っている、届かないので延長コードを使っているということもしばしば。しかしタコ足配線や家具の裏でホコリをかぶったまま放置されたコンセントは、火災の恐れがありとても危険です。また家の中のあちらこちらでコードが這いまわっているのは、見ためが悪いのはもちろん、足に絡んで転ぶ危険や、ホコリが絡んで掃除も大変です。 そこで我が家のコンセントの数と位置の見直しをしてみましょう。リノベーションする予定があればチャンスです。内装工事の際に増設と移動を行えば、手軽に快適な暮らしに変身です。 ■増設に当たって 簡単とはいえ、増設には注意も必要です。コンセントを増やしたらブレーカーが落ちるようになったケースもあります。コンセントの数を増やしても、使える電気容量が増えるわけではありません。電気容量を大きくすれば、ブレーカーは落ちませんが、必要ない容量まで増やす必要もありませんね。 どの部屋でどんな家電製品を使うか、同時に使う可能性は無いかなど、毎日の暮らしの様子を再確認し、それに合わせて配線を見直すことが肝心です。全体の容量が足りなければ容量を上げ、1つの回路に消費電力が大きなものが集中しないよう、回路を分けて配線することも大切。また、容量を上げると、基本料金が上がります。事前に確認しておきましょう。 ■内装をリノベーションする際には忘れずに! コンセントの増設や移動をしたいなら、リノベーション時が最大のチャンスです。コンセント工事だけ独立して行うと、壁紙の補修が必要になることや、配線が壁の上を這い回る露出配線になってしまうこともあり、見栄えがあまりよくありません。ですから、壁紙の張替えや、間仕切り壁の移動の時に一緒に行えば、二度手間を防ぐことができ、壁の中にキレイに納まります。 コンセントが充実していると、暮らしは格段に便利になります。つけ忘れが無いよう、じっくり計画していきましょう。 便利な家電が増えている現代。省エネタイプの家電を選ぶという方法もあります。特に、キッチンやリビングでは電化製品を多く使う家庭が多いので、省エネタイプを選びつつ、どの場所にいくつコンセントが必要か、またどのくらい電気を消費するかシミュレーションしながら、これからの暮らしを想像すればワクワク度も高まりそうですね。
2017-01-10 16:34:32
掃除がラクになる設備と言えば、前回ご紹介した、自動洗浄便器や浴槽などがありますが、今回ご紹介するのは、壁や床、サッシなどの掃除がラクにできる建材です。リノベーションの際にこういった建材を導入すれば、毎日のお掃除がグッと簡単になります。
■掃除が要らない「キッチン壁」 まずはキッチンの壁です。掃除がラクなキッチン壁と言えば、光触媒機能が付加されたキッチンパネルなどがあります。表面はツルツルピカピカ、さっとひと拭きで汚れが落ちるキッチン壁です。 でももっと掃除が苦手、ズボラな方に向いているのは、掃除をしなくていいキッチン壁です。実は、表面はつるつるの掃除がしやすいパネルは、マメにふき取りをする人向けの建材で、ズボラな人向けにお勧めなのは、掃除をしなくても大丈夫、汚れても目立たない、むしろ汚れが味わいになるような壁材です。 例えばキッチンの壁に、ざらざらしたレンガや自然石を張るリフォームをすれば、サッと拭き取ることはできませんが、油汚れが目立たないので、放置していても気になりません。いっそのこと掃除をしないという選択もありですね。 ■ワックス不要でキズにも強い「フローリング」 フローリングの床を長く美しく保つためには定期的にワックスを掛けておく必要があります。新しいうちはキレイですから大丈夫だろうと放置しておくと、5年くらいを過ぎた頃からヒビ割れや、くすみが目立つようになることもあります。ワックス掛けは、簡易タイプならマメに掛ける必要があったり、長持ちタイプの場合は拭き取りや次に掛ける前に剥離が必要だったりと、腰痛の元になるほどの重労働です。 そこでオススメなのが、ワックスを掛ける必要が無い表面加工を施したフローリングです。完全に掃除ゼロというわけにはいきませんが、意外と面倒なワックス掛けからは解放されます。また漂白剤も使えるので、除菌も手軽で清潔感を保ちやすいという特徴もあります。 ■「サッシ」は溝の掃除のしやすさもチェック 毎日掃除をする場所ではありませんが、掃除が面倒なものの筆頭に上がるのがサッシの溝です。人によっては、見なかったことにしたい場所ナンバーワンと言えるかもしれません。サッシの溝は、水返しの機能を持たせるために段差があり、それが掃除の手間を倍増させています。 そこで生まれたのが、段差をなくしたフラットな形状のサッシです。従来のようなレールがないサッシで、戸車の溝が無い分、ごみがたまりにくく、掃除がラクになっています。 後から簡単に取り替えたり導入したりできない建材などは、リノベーションの際によく調べて取り入れたいものです。様々な技術や性能が日々進化しているので、最新の情報もチェックしながら、自分の生活に必要なものを取り入れていきましょう。
2017-01-07 16:33:21
大掛かりなリノベーション時こそ考えたい家事効率アップのための設備。年末の大掃除を終えて、ピカピカになった我が家をながめながら「今年こそは家の掃除はこまめにして、毎日を快適に過ごそう!」と決意したという方も多いのではないでしょうか?しかしその気持ちを持続させるには、適度に力を抜きながら取り組むことが必要です。
そこで今回は、手間をかけずにラクしてキレイを保つ、驚きの“自動掃除機能付き設備”をご紹介します。 ■自動洗浄機能付き「換気扇」 キッチンの掃除で一番手間がかかる場所と言えば、換気扇のフィルターです。油汚れでベタベタになるので、タワシなどでこすり洗いをしてもなかなか取れず、スポンジで洗えばスポンジが1回でダメになり、シンクで洗えなくてお風呂場で洗っている人もいるなど苦労が絶えません。 そこで今注目されているのが、フィルターを自動で掃除するキッチン換気扇です。レンジフード部分にあるタンクに月1回ぬるま湯を入れてスイッチをオンにするだけ!あとは、汚れた水を捨てるだけでフィルターを自動でキレイにしてくれます。1回の洗浄に使用する水の量は、約0.65リットルとほんのわずかで、そのうえ洗剤も使用しないため、エコの観点からも注目を浴びています。 ■こすり洗いが要らなくなった「浴槽」 続いては浴槽です。内側についたザラザラの皮脂汚れ。洗剤を付けてスポンジでのこすり洗いはとても大変です。 そこで便利なのが、シャワーで水をかけるだけでスルっと汚れが落ちる浴槽です。浴槽表面に特殊なコーティングを施すことで、シャワーの水をかけるだけで皮脂汚れが落ちるため、こすり洗いも洗剤も不要、さっと流すだけで掃除が完了してしまいます。ただしコーティングの効果は約5年間。それを過ぎたら再コーティングが必要です。 ■誰もが嫌がる「トイレ」も自動洗浄! 最後は掃除がメンドウな場所筆頭のトイレです。毎日掃除をしないと梅雨時から夏に掛けてはカビも発生しやすくなりますし、それ以外の季節でも、掃除をさぼっていると汚れがこびりついて取れにくくなってしまいます。 そんなトイレ掃除に革命を起こしたのが、自動で掃除をしてくれる便器です。本体脇のポケットに洗剤を入れておけば流す度に泡を出してくれるため、自動でキレイになってしまいます。使う洗剤も強力なトイレ用ではなく、キッチン用洗剤でOKなのも嬉しいポイントです。また、便器全体が有機ガラス系の新素材でできており、水アカなどが付きにくいため、サッと拭き取るだけでも十分キレイになります。完全な全自動ではありませんが掃除はかなりラクになります。 家族みんなが気持ち良く毎日の生活を送るために掃除はかかせませんが、主婦一人では隅々まで全てというわけにもいきません。機能や設備を変えることで、家事が楽になるなら、家族みんなが助かりますね。
2017-01-03 16:26:18
キッチンは何かと物が多い場所。しかし、物が出ていると調理の際に邪魔になったり、時には危険が伴う場合もあります。いつもスッキリ片付いたキッチンは憧れです。しかし、キッチン自体が狭いとなかなか、収納がうまくいかない。そんな悩みを持つ方も多いもの。そこで収納力抜群のキッチンシンク下をリノベーションの視点で考えてみます。
■「観音扉」は使いにくい!? キッチンシンク下の収納で、よくあるのは観音開きの扉がついているタイプ。中はかなり大きなスペースが空いていますが、場所が足元であるため出し入れの度に立ち座りの動作が必要です。中は暗くて見えづらいですし、奥にしまったものは、手前のものをどかさないと出せないなんてことも。 なんとかうまく活用しようと、100円ショップなどで収納グッズもたくさん売られています。もちろんそれらを工夫すれば観音扉のタイプでもスマートに使うことは可能ですが、そのままではあまり収納には向いていないと言えるかもしれません。 ■リノベーションするなら「引き出し式」がおすすめ 収納の基本として奥の物をできるだけ埋没させないということがあります。奥に収納した物は取り出しにくいので使用頻度が低くなり、しまったきり全く使用しないということにもなりがちです。 そこで、奥行きのあるキッチン下を活用しやすいのが引き出し収納です。しまってある物が上からひと目で分かるので、取り出しやすく奥に物が埋没したままになることも少なくなります。布巾やカトラリーなどの小さくて軽いものは上の段に、鍋などの重いものは下の段に収納しましょう。また、引き出しタイプは上から一目で見えるように収納するのがポイントです。 フライパンや食器などは、100円ショップなどで売っている書類ケースに縦向きにして上手く収納スペースを確保すると出し入れしやすくなります。 ■ダストボックスを置くのもアリ シンク下をダストボックス用スペースにするのもオススメです。キッチンは、家の中でも特に毎日多くのごみが出る場所です。近年はごみの分別化が進んでいるため、数種類のダストボックスを用意しているお宅も増えています。キッチンが綺麗に片付いていても、いくつものダストボックスが床に並んでいるとどうしても生活感があふれてしまうものです。 シンク下に扉を付けないオープンタイプにしてキャスター式ワゴンを設置すれば、ダストボックスをスッキリと収納できます。ゴミ出しや新しいゴミ袋のセットも、ワゴンごと引き出せるので簡単です。つっぱり棒と好みの布で簡易的なカーテンをつけておけば、キッチンを使用しない時の目隠しになるだけでなく、インテリアの一部にもなります。 導線を考えて、スムーズに出し入れできる工夫をするだけで物がスッキリ片付きます。観音扉のシンク下収納から引き出し式にしたり、扉を取り外すならリノベーション時が有効ですね。
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