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2016-12-31 18:37:06
「リビングを広くしたい」「二世帯で暮らすことになった」など、さまざまな理由で増築をお考えの方がいると思います。しかし、増築時には確認申請が必要で新築と違っていろいろと考えるべきことがあるのです。
■そもそも増築とは 増築とは、簡単に言えば「床面積を増やすこと」です。2階を建て増しする場合も増築ですし、骨組や構造から作り直すような大規模なものも増築と呼ばれます。それに対して改築は、床面積を変えずに間取りの変更を伴う工事を行うことで、改装は間取りの変更をせずに内外装を改めることをいいます。 また、リフォームは修復して「原状回復」させること、リノベーションはより良くするために改修することですので、増築はリノベーションの部類に入ります。 ※ リノベーションとリフォームの違いはこちら https://www.h-plaza.co.jp/hplus/contents/code/renocolumn_detail/id/1 ■出来ない場合もある⁉︎ 増築にふさわしい条件が整っていないと認められない物件もあるので、注意が必要です。 そのひとつが「面積」です。10㎡の面積を超える工事には、役所の届け出が必要になります。これを無視して建ててしまうと建築基準法違反となり、場合によっては取り壊しになってしまう可能性もあるので気を付けましょう。 「建物の構造」によっても、増築に制限がかかります。鉄骨等の住宅は増築をしても耐久性の面で問題があり、見た目も不自然という理由から、認められないケースがあります。木造は建物が古くて耐震性が弱いと判断された場合は、増築が認められません。 これらは法律上の問題であるため、避けて通ることは出来ません。 ■増築せずにできることもある 無理に増築をしなくても、間取りを効率よく設計することで、生活空間が広くなることもあります。 例えば、廊下で仕切られた部屋の廊下をなくして一つの空間にするなど、設計による工夫で、理想的な空間になる可能性が出てきます。明るさの確保についても、建物の条件によっても変わりますが、窓の大きさを変えたり、トップライトをつけるなどという工事によって、明るさを確保することが出来るなど様々なケースが考えられます。 物件が希望より小さい場合など、すぐに諦めるのではなく何のためにどういった空間が必要かその目的を洗い出し、床面積を広くするのか、他の方法でその目的を叶えるのか吟味していくことが大切です。
2016-12-27 18:36:04
近年、リノベーションの際に「業務用キッチン」を導入したいと考える方が増えてきているようです。無駄のないデザインはシンプルなかっこよさがあり、とても機能的。業務用キッチン、その魅力を探ってみましょう。
■手入れが簡単で長持ち! 無駄なデザインが一切ない業務用キッチンは、作業台も平面でとても掃除がしやすいのが特徴です。システムキッチンなどのカウンターは縁が少しだけ高くなっていて床に水が垂れない工夫などが凝らされていますが、業務用はそういった部分も省かれています。余計なものがない=掃除もしやすい。 また、業務用ゆえ毎日酷使されることを想定しているので、ステンレスも厚くとても丈夫に出来ています。また、ステンレスは錆びにくく、万が一錆びたり水垢がついてしまった場合でもお手入れをすることで新品のように綺麗になります。 ■好みに合わせられる 業務用キッチンは「シンク」「コンロ」「収納」といったように、用途別に単品で購入することができます。そのため自分の必要なものだけを、使い勝手に合わせて配置することができます。 業務用キッチンは家庭用のものに比べて火力が強いのが特徴ですから、自宅でもレストランのような本格的な調理をしたい人にはぴったりですが、それほど火力はいらないという方もいるかもしれません。そんな時は、火力だけ家庭用のものを選んで、他の部分を業務用にすることもできます。デザインを基盤に自分の好きな機能を選んで設置することができる、というわけです。 そしてデザイン面でも、どんなインテリアにも馴染むため、カフェテイストに仕上げた空間も演出することができるのです。このように、業務用キッチンを入れることで、非日常的な素敵な空間ができあがるのも人気の理由です。 ■注意点 最近は、インターネットでも業務用キッチンが購入できるようになりました。様々なものが出回っていますが、同じ様に見えるキッチンでもステンレスの厚みや質などに違いがあるため、出来れば実物を見てから購入した方が間違いありません。また、排水管や水栓がシステムキッチンと違う場合もあり、買ったはいいけれど設置するために大掛かりな別途工事が必要になることもあります。 そうならないためにも、きちんと情報収集を行いましょう。 シンプルでかっこいい業務用キッチン。飽きがこない、あるいは扉がないので取り出しやすいなどメリットもたくさんあります。料理好きにはたまらないキッチンが生まれてきそうですね。
2016-12-24 18:35:11
寝室の計画で大切なことは何でしょうか?「心地よいベッドさえあれば良いのでは?」そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそればかりではありません。「健康で心地よい暮らし」のために欠かせないのは睡眠の質ですが、良質な睡眠を確保するために、寝室にも様々な配慮を行うことが大切です。今回は質の高い睡眠を得るための「3つの要素」を紹介します。
■要素その1“音” 騒音は安眠を妨げる大きな要因となります。まず夜間、家の外に騒音源がないかをチェックしましょう。車の多い通りに面する敷地であれば、できれば通りとは反対側に寝室を配したいところです。隣地にアパートの鉄骨階段がある場合なども、足音が良く聞こえる場合がありますので、寝室の位置には配慮が必要です。 また家の中での騒音源と寝室との関係もチェックしましょう。浴室・トイレなどの水回りの下に寝室がある、時計や冷蔵庫など家電製品から生じる音なども、敏感な人にとっては眠れない要因となる恐れがあります。 このように、夜間の騒音源は家の外にも中にもありますので、騒音源と寝室との距離を離す工夫が必要です。 ■要素その2“風” 寝室の風通しも意外と重要です。夏の夜、窓を開けて風を通せれば、冷房をつけずに寝られます。真夏には冷房に頼らざるを得ないような熱帯夜の日もありますが、それ以外の多くの日を冷房なしで過ごせれば省エネですし、体調も崩しにくくなります。 それには、プライバシーと防犯の課題をクリアする必要があります。プライバシーの点では、窓位置を部屋の端にしたり、高窓にしたりするなど、視線が入りにくいよう工夫する必要があります。防犯の点では、2階の寝室であれば侵入の難しい位置に窓を設ける工夫はできますが、1階の寝室であれば防犯格子をつける等の対策が効果的です。 ■要素その3“光” 「真っ暗だとよく眠れる」あるいは「仄かな明かりがあるほうが安心して眠れる」など、眠るのに最適な光というのは個人差がります。 家族内で就寝・起床時間が異なる場合、起きている人が点けた照明の光で寝ている人を起こしてしまうことも考えられます。寝室が完全に閉じた部屋であれば問題ありませんが、他の部屋と連続している場合は間仕切りによる遮光などを工夫するとよいでしょう。 また、朝日が眩しくて必要以上に早く起こされてしまうというケースもあります。東側に大きな窓がある場合は、遮光性のカーテンなどを取り付けるといった対策をしましょう。 睡眠は、時間だけでなく質が大切です。少なめの睡眠時間でも、ぐっすりと眠れたら翌日スッキリ起きられます。反対に、早く寝たはずなのになぜか疲れが取れない場合は、睡眠を妨げる要因があって熟睡できないといケースもあるのです。健康のためにも、質の良い睡眠をとれるような寝室の工夫が大切ですね。
2016-12-20 18:34:05
事務所だった物件を住居として利用する場合どんなメリットデメリットがあるか知っておけば、トラブル回避になるだけでなく、もしかしたら自分に合った物件を見つけられる可能性も高くなります。
■ コンバージョン 事務所や店舗だった場所を住居にする、あるいは賃貸住居にするという場合、コンバージョンつまり用途変更となります。もちろん、逆の場合も同様にコンバージョンとしての手続きが必要です。 事務所から住居へのコンバージョンは基本的に建築確認が不要で確認申請書の提出で用途変更できる可能性があります。 ■ 採光、水回りなどに注意 ワンルームタイプの事務所として使われていた物件だと、壁の取り払いなどがなくリノベーションできるので、一見便利そうですが、問題は水回りや換気です。 事務所の場合、給排水がないこともありますので居住するためには配管工事をしなければならないケースもあります。 窓についても、居室面積に対する換気上有効とされる窓が一定面積以上必要になるなど、もし窓が少ない事務所を居住スペースにする場合は、こうした点にも配慮が必要となってきます。 ■メリットもたくさん 事務所だった場所となると、立地が良いというケースもあるでしょう。すでに多くの建物が立ち並び飽和状態にある場所で、新たに家を建てるのは難しくても、空き事務所だったら多くあるといった街もあります。仕事場と居住区が離れている生活から、近場へと移れる可能性も出てきます。 また、事務所としての借り手がつかないことで、立地条件が良い割には価格が手頃ということもあります。 箱型のシンプルな造りのことも多いので、ワンルームタイプの居住空間として利用するには便利な面もあります。また、デザインで遊ぶなどクリエイティブなリノベーションをするのも面白く、使い方によっては住宅からのリノベーションより楽しみが増えることもある。 どんな場所でどう暮らしたいかを考えた時、郊外ではなく街中に住みたいというケースもあるでしょう。そのような時は、空き家より空き事務所を探すというのも一つの方法です。物件によっては、コンバージョンで住居に変更することも可能だと知っておけば、希望通りの物件を探す幅が広がりそうです。
2016-12-17 18:31:57
朝、起きてから顔を洗う場所としての洗面所、寝る前の歯磨きの洗面所など、その用途は多岐にわたり、生活に欠かせない場所になっています。毎日使う場所だからこそ、日々の暮らしが便利で快適になる洗面所の工夫をご紹介します。
■メイクの出来を左右する!照明と鏡の位置 洗面所は暮らしの中で様々な機能を担っていますが、女性にとっては、メイクをする場所として家の中でも特に重要な場所の一つと言えるかもしれません。 まんべんなく顔を照らすことで、むらなく美しくメイクすることができます。メイクが美しく仕上がるよう、照明計画にも注目してみましょう。理想は自然光がたっぷり入るようなプランにすることですが、壁面は鏡や収納でいっぱいで、窓を大きくするのは難しいと言う家も多いことでしょう。 そんな時は、壁の高い位置、ミラーキャビネットの上部に取り付ける天窓などを付ければ、北側の洗面所もとても明るくなります。 窓が無い洗面所の場合は、顔を明るく照らす照明器具が付いたミラーキャビネットや、手元まで鏡が飛び出すタイプを選んでリフォームすれば、メイクがしやすくなります。 ■快適さを意識 浴室の隣にある洗面所では、服を脱いで裸になったり、濡れた身体を拭いたりします。当然湿気が多く、また北側にある洗面所では冬は震えるほど寒くなってしまうこともあります。 そこで有効なのが窓の断熱です。2枚ガラスに交換する、あるいは内窓を取り付けて窓の断熱性能を上げるなどして寒さ対策をしておきましょう。 また高齢者がいる家庭では、脱衣室を暖かくしておくことで、ヒートショック現象(身体を急激な温度差による血圧や脈拍の大きな変化)を起こすのを防ぐことができます。 ■カビや腐食対策も 洗面所は湿気が多いので、床は腐りやすく、壁や天井はカビが生えやすい状況にあります。築20年程度の家では、床面だけでなく、大引き(おおびき)や土台といった床組まで腐食している場合も少なくありません。 そこで洗面所は、タイルやクッションフロアなど水に強い床材を選びましょう。また壁は調湿機能を持った珪藻土や漆喰などの塗り壁材や、乾きやすい機能性タイルなど、湿気に強い素材を選ぶととても快適になります。 機能性だけでなく、デザイン性にも優れた素材があります。さまざまなものを見比べて決めると良いでしょう。
2016-12-13 18:30:45
家を建てる時、土地が狭かったり予算が限られていて、注文住宅は無理と思い込み、間取りや設備がほぼ決まっているために値ごろ感のある、規格住宅にしようと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし小さな家には大きな家には決して真似できない魅力とのメリットがあるのです。 ■小さいゆえのメリット! まずなによりも、建築費の抑制が挙げられるでしょう。毎年かかる固定資産税も少なくてすみますし、建築費用が少なくてすめば、住宅ローンの負担も軽くすることができるので、生活のレベルを落とす必要もありません。 それに、築年数が経ったときに必要なメンテナンスの費用が少なくてすむということもあります。 例えば、外壁の再塗装の費用にしても、家が小さければ外壁の面積も小さくなりますから、費用は安く、工事も短期間ですむでしょう。また、家が小さければ、それだけ目が行き届きやすいので、補修個所や不具合の発見にもつながることもあり、その点もメリットと言えるでしょう。 ■適度に隠すことと十分な収納を 小さな家であれば、狭いことを逆手にとって、「スマートな暮らし」を身につけるチャンスでもあります。 一例としてキッチンを「スマート」に魅せる方法をご紹介。生活感が出やすいシンクやコンロなどのキッチン設備機器は、リビング・ダイニングから見えないように、隠してしまうのがおすすめです。隠した方がすっきりと見えるため、空間を面積以上に広く感じることができる上に、調理中に突然の来客があっても慌てずにすみます。 また、スマートな暮らしに欠かせないのが収納の工夫。食器やカトラリーを片付けるカップボードはダイニングに、家事で使う細々としたものはユーティリティへ、と適した場所に適した収納スペースを設けると良いでしょう。 ■プロから学ぶ広く見せる&広く使うワザ 新築やリノベーションの際、プロは狭い空間を広く見せる設計・デザインをします。そんなプロのワザを学んで、自分の家にも活かしてみるのも一つの手ですね。 1、視線が奥まで届くように 天窓から光が入る開放的な空間や、下から最上階のロフトまで貫く螺旋階段を設けるなど、視界を遮ることなく空間がつながることで広く見せることができます。 2、壁と天井の素材や色を統一する 例えば白なら白、暖色系なら暖色系、と色味をある程度揃えることで、メリハリのある空間を演出できます。 簡単に言えば「開放感」と「一体感」を出すことで、広く感じさせることができるのです。 狭いとデメリットばかりが目についてしまいがちですが、実は、小さい家には小さい家のメリットも存在します。家は建てて終わりではなく、長く住むことが重要ですので、様々な工夫を凝らして心地よい生活を手にいれましょう。
2016-12-10 18:29:03
住まいづくりをする上で欠かせないものが床材の素材選びです。床は普段あまり意識しないものの、足の裏でほぼ常に触れており、家中で最も触れる機会が多い場所と言えます。そのため見た目だけでなく触感や機能も重視して我が家に最適な床材を選ぶことが大切なのです。
■床選びに欠かせない3つの要素 満足するリノベーションの秘訣は、床材選びにこだわるところにあります。快適を生み出す床材選びに欠かせない3つの原則があります。 1、表面の質感 室内で靴をはかない日本人にとって素肌に触れる機会が多い部位ですから、サラサラ心地よい床であれば、毎日を気持ちよく過ごせます。また、転んでケガをしないよう、滑りにくいことも大切です。 2、手入れのしやすさ 床は傷が付きやすく、汚れが目に付きやすい場所です。材質により掃除のしやすさが異なりますので、水まわりや汚れやすい部屋は、掃除がしやすい床材を選びましょう。 3、インテリア性 床の色味による空間の広がりや温かみ、ヴィンテージ感など、雰囲気の違いは如実に表れます。同じ木材を選んでも塗装の種類による違いがあり、間取りやインテリアとの組み合わせを考えていくと一番の悩みどころになるかもしれません。 人気の素材 床材の種類は多く、人気の高いものやマニアックなものなど様々です。人気のあるものといえば、「無垢フローリング」「タイル」「天然石」です。 「無垢フローリング」 無垢の床板は、温もりのある質感と適度な柔らかさがあり、素足の生活をしたい人に人気です。特に柔らかい針葉樹系のフローリング材は素肌にも気持ちよく、四季を通じて快適に過ごすことができます。 「タイル」 タイル張りの床は、モップでガンガン水拭きできるのが最大の魅力です。水や傷にも強く、非常に高耐久な床を作ることができますので、水まわりやペット用にも向いている床材です。 「天然石」 高級感がある床と言えば何といっても天然石、特に大理石の床材の輝きは他を寄せ付けないほどの存在感があります。大理石複合パネルと呼ばれるリフォーム用の大理石床材があるので、貼り替えは案外簡単です。 ■部屋ごとに分けてもOK!「自分好み」していくことが大切 貼り替えは、業者さんにお願いするもよし、ちょっと大変だけれどDIYで挑戦してみるもよし。 また、全ての部屋を同じ床材にする必要はありません。ポイントで張り分けるなどの工夫で、適材適所の床材選びを心がけてみて下さい。 毎日触れる床だからこそ、自分の暮らしに合った素材を選び、毎日の暮らしをより快適にしましょう。
2016-12-06 18:25:34
公共の施設と違い一般家庭では身内に要介護者が出ない限り、なかなか積極的にバリアフリー化しようという意識は定着していないようです。
長く住み続けるためにはバリアフリーについても頭の片隅に置いてリノベーションを考えるのがおすすめです。 ■なぜ今になってバリアフリー? 「バリアフリー」という言葉を耳にするようになってから久しく、新しく建てる住宅はバリアフリーデザインになっているところが増えています。そのため「なぜ今さら、バリアフリー?」と思われる方も多いかもしれません。 というのも、実は2020年に東京オリンピックが開催されることから、社会全体を高齢者や障害者が気軽に移動できるようにするバリアフリー新法(正式名称『高齢者、障害者などの移動などの円滑化の促進に関する法律』)が現在注目を浴びているからです。そうした社会の動きに伴い、住宅も改めてバリアフリー化しようと考える方や、将来のためにと今の設備を見直す方も多くなっているのです。 ■バリアフリーに際して気をつけるポイント バリアフリー工事には、リノベーションならではの問題点があります。例えば、階段の勾配をゆるやかにする、架け替える、廊下の幅を広げる、水まわりを新たに作る、移動するといった工事は、大掛かりになりがちで費用がかさみます。 またバリアフリー用の器具を後付けすることで他の家族が使い難くなってしまうケースもあります。 例えば、階段昇降機を設置すれば2階への昇降がラクにできるようになる反面、階段幅が狭くなり他の家族が使い難くなるといったことも、実際の生活の中で起こりうるのです。 そんな時は、階段を使わないで暮らせる間取りに変更するなど、間取りの工夫で効率の良い住まい計画を立てることが求められます。 ■今すぐ完璧なものではなく、将来の準備を 健康なうちは何でもなかったものが、知らないうちに障壁と感じるようになることが多いため、何が必要なのかわからない、もしくは必要だということさえ思いつかないことが多いのも事実です。必要になって慌てないよう、今すぐ完璧なバリアフリー工事をするのではなく、将来の下準備をしておくことが大切です。準備をきちんとしておけば、その時になって慌てることもなく、様々な状況に対応しやすい住まいになります。 またバリアフリーリノベーションは、減税や自治体による助成金、介護保険など様々な補助制度がありますので、そうした情報を調べることも準備の一つといえるでしょう。 バリアフリーなんて、老後考えれば良いと思っている方も多いと思いますが、早め早めの人生設計があってこそ、幸せな暮らしが手に入れられるというもの。ぜひ、若いうちから、将来のことを想定した家作りをしたいものですね。
2016-12-03 18:19:06
自宅は多くの時間を過ごす場所なので、より居心地のよい空間にしたいもの。そこでおすすめしたいのが、天窓の活用です。
天窓は、ただ家の見た目をよくするための「飾り窓」ではありません。住まいを明るく快適な空間にしてくれる上に、狭い敷地に建つ家にも、空という最高の景色と開放感をもたらしてくれます。今回はそんな天窓の魅力や、設置する際に注意すべきポイントをご紹介します。 ■天窓の魅力その1“心地よさ” 天窓からの採光効率は非常に高く、通常の窓に比べて3倍もの採光効果があるとも言われ、照明技術が発達していなかった時代からこの効果は活用されてきました。天窓には、はめ殺しタイプと開閉可能なタイプの2種類がありますが、住まいをより心地よい空間にしたいなら、開閉可能なタイプがおすすめです。部屋の上部と下部の気温差によって、通常の窓から天窓へと抜ける空気の流れができるため、いつでも新鮮な空気を取り入れることができます。近隣からの視線を気にすることなく、明るい光を取り込むことができる点も天窓のメリットです。 ■天窓の魅力その2“デザイン” 次は、天窓を「デザイン」の面から見てみましょう。天窓のある住まいの外観は、スタイリッシュでおしゃれな印象があるもの。小さなころに絵本で目にしたおしゃれな洋館を思い出す人も多いかもしれません。もちろん、室内空間でも天窓のデザインは重要です。天然木を使うなどデザインにこだわった天窓を選べば、インテリアの一部として楽しむことができるのです。 また、入り込む光自体をデザインするという手法もあります。天窓のサイズや設置位置を計算することで、一筋の光をスポットライトのように採り込んだり、やわらかな光を降り注がせたり、さらには質感のある壁の陰影を際立たせたりすることも可能。光を上手に使って、時間の流れを優雅に演出し、趣のある空間をつくり出すこともできるのです。 ■設置の際に考えるポイント 天窓は採光性が高いゆえに、直射日光による暑さやまぶしさが心配です。これらの対策として、遮熱性や断熱性に優れたガラスを選ぶことでデメリットを回避することができます。北側に付けると直射日光による影響が若干和らぎ、安定した光が得られるというメリットがあります。ただ、採光性はやはり南側の方が優れていますし、通風を考えると壁面窓を開けた際、南側に天窓があれば北風を取り込みやすくなるというメリットもあります。南側に設置する場合は、より日射対策が重要となるので、ブラインドの設置も検討しましょう。 自分がどんな暮らしをしたいかによって、天窓を上手に使ってその願いを叶えることができたら素敵ですね。
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