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2015-12-18 16:05:37
スタンフォード大学の心理学者が著書で紹介していた話です。

市営バスの中での犯罪が問題視されていたある都市で、
犯罪軽減のアイディアをバスの運転手と話し合ったそうです。

運転手たちは一所懸命考え、
結果自分たちを「安全大使」と呼ぶことにしました。

仕事は以前と変わらずに、バスを運転すること。
違うのは、バスの乗客、ひとりひとりの目を見て挨拶をするようにしたことです。

その結果、犯罪は見事に減ったそうです。

にこやかな挨拶は乗客からも好評。
運転手たち自身のモチベーションも上がり、
地域ぐるみで防犯に取り組む好例として、有名なケースになりました。

営業をしていると、お客様との挨拶は当たり前のことです。
でも、他の人とはどうでしょうか。
将来お客様になるかも知れない人たちと目を見て挨拶できているか考えてみましょう。

目を見て挨拶することは、あらゆるコミュニケーションの大切な一歩。
そして自分のモチベーションを上げるためにも有効なのです。


ビジネスマン

2015-12-11 15:32:45
音楽が人に与える影響については、多くの分野の専門家が研究しています。
難しいことなどわからなくても、私たちはその効果を体感しています。

映画やドラマなどを思い出してみましょう。
怖いシーンにはより恐怖感が高まる音楽が。
ロマンチックなシーンには、そのような音楽が選ばれ、私たちの感情を盛りあげます。

BGMの効果を上手に活かしている場所は多くあります。

例えばホテルのラウンジやコーヒーショップ、アパレルのお店、飲食店…。
それぞれが、思い描く空間を創るのに、BGMは非常に効果的です。

BGMが購買行動に影響を与えると言う専門家もいるほどです。

ある成績優秀な営業マンはこんなことを教えてくれました。

なかなか売上があがらないとき、
元気がないときなどは音楽の力を借りるのだそうです。
彼のスマートフォンには、ロッキーのテーマなど気分を高揚させる曲の他、
ストレスを和らげる静かな曲などが豊富に入っていました。

皆さんも通勤や移動時間に音楽を活用してみませんか。
気持ちをアップさせてくれる曲と心を落ち着けてくれる曲を用意しておくと、
思った以上に気持ちがリフレッシュしますよ。

ビジネスマン

2015-12-04 15:21:45
スーパーに並ぶチョコレート菓子のロングセラーに「ポッキー」があります。
ポッキーは大阪の江崎グリコが開発した商品で、発売されてから50年。
全世界で5億箱が販売されているそうです。

ポッキーは、
持ち手があって手を汚さずに食べることができるのが最大の特徴です。
多くの人に愛されるようになったアイディアは、
串カツにヒントを得たものだということです。

串カツは、グルメをうならせる食い倒れの大阪の中でも代表的な食べ物。
そんな日常の中にロングセラーに繋がるアイディアは隠れていました。

自動改札を開発した技術者の人は、
川に流れる葉が石にぶつかって向きを変えるのを見たことで、
開発の障害になっていた問題を解決できたそうです。

開発がうまくいかず、気分転換に釣りにでかけた時のことだったそうです。

営業の仕事をしていると、諦めたくなるような場面に遭遇することもあります。
成果がでなくて悩むこともあるでしょう。
そんな時、状況を打開するアイディアを探してみませんか?

自分の身の回りにあるもの、現象などをアイディアという視点で再点検してみる。
そこに大逆転に繋がるアイディアが見つかるかも知れません。

ビジネスマン

2015-11-27 15:11:23
先日、スーパーに行ったときのことです。
会社用に茶殻のでない、粉のお茶を買おうと
お茶や紅茶などの売り場にいきました。

そのスーパーは品揃えが豊富で、
お茶だけでもたくさんの種類のものが置いてありました。

どうしたらいいものかと思っていたとき
目に飛び込んできたのは
「急須のいらない緑茶です」という商品。

わかりやすい商品名の下には、
粉のお茶であることがひと目で分かる写真が添えられていました。

手に取ってよく見てみると、「水でもお湯でもすぐに溶けます」
「国産茶葉100%、コクと旨味の宇治抹茶入り」といった説明もありました。

他にも粉のお茶は揃えられていましたが、
特に味や値段にこだわりはあるわけではないので
その商品を購入することにしました。

わかりやすさというのは、セールスにおいて大きな武器になります。秀逸なネーミングでわかりやすさを打ち出し、ヒットを連発している企業もあります。

皆さんが扱う商品サービスはわかりやすいでしょうか。
ネーミングを変えるのは無理でも、キャッチコピーや比喩を使って説明した途端にわかりやすくなるものもあります。

特に比較検討して選ぶときなど、わかりやすさは、買い手も売り手も気づかない大事なファクターだったりします。
この機会に、わかりやすさについて考えてみてはいかがでしょうか。
ビジネスマン

2015-11-20 12:25:56
今から80年以上も前にアメリカで書かれたセールスマンのための指南書があります。
これだけ年数が立っているにもかかわらず、今でも読む人が多いその本。
確かに学ぶところが多いです。

特に気になったのは、セールスマンの話す声について書かれた部分です。

セールストークを一生懸命考える人はたくさんいますが、
自分の声について研究したことのある人は少ないもの。

話し相手の声が小さくて聞き取れなかったり、
逆に大きすぎて気に障ったりした経験は、
誰でも少なからずあるのにです。

営業の仕事に説明はつきもの。
自分の声がどうのように聞こえるのか、話し方にどんな癖があるのか、
確認しておいたほうが良さそうです。

今では、スマホなどで簡単に録音ができます。
自分のトークを録音して、聞いてみましょう。
これをやった人たちのほとんどは、自分の声が嫌いだと言います。

録音したものを聞いてみることで、
声のトーンや、言葉の癖、言い回しなど自分では気づかない特徴に気づくことができます。

セールスの世界で記録的な成績をあげたある男性は、こうアドバイスしています。
「抑揚を考えた微笑みを含んだ声を心がけよ」

皆さんの声はどんな声ですか?

ビジネスマン

2015-11-13 12:17:19
寒い日に外出していると、暖かい飲み物に助けられた
ということがあると思います。

今でこそ自動販売機でも暖かい飲み物が買えますが、
その開発秘話をご存知でしょうか。
そこにはある人の
コーヒーに負けない温かい気持ちがありました。

レモンジュースを販売していた「ポッカ・コーポレーション」の
創業者谷田利景さんは、1965年の冬のある日に、全線開通したばかりの名神高速道路を利用中に、養老サービスエリアで立ち寄ったそうです。

休憩していた谷田さんの目に入ったのは、冬なのに冷たいジュースを飲んでいる長距離ドライバーたちの姿でした。

寒い冬に暖かいコーヒーが提供したい。
夏には冷たく、そして冬には温かい飲み物を
提供できる自動販売機があれば…。

その思いは、7年後に本格缶コーヒーの「ポッカコーヒー」に
そしてその翌年の1973年には
世界初の冷温兼用の自動販売機に結実しました。

記念すべき冷温兼用自動販売機の第一号機が
設置されたのは、他でもない名神高速道路の養老サービスエリア
だったそうです。

ビジネスでは、よくお客様目線の商品開発や提案と言われます。
でも、なかなかそれが難しいのも現状です。

冬に冷たいジュースを飲むしかなかった
長距離ドライバーへの思いやり。
本当のお客様目線には、谷田さんのような優しさが必要なのかも知れません。

ビジネスマン

2015-11-06 12:07:51

日本ラグビーが快進撃を見せてくれた、ワールドカップ。
24年間でたった1勝しかできなかった日本が、
世界3位の南アフリカに勝利し、その勢いで3勝をあげたのは
記憶に新しいと思います。

実力差がそのまま結果に表れ、番狂わせがほとんど起きない
と言われているラグビー。
思わぬ結果に、世界は驚愕と感嘆を持って日本代表の快進撃を讃えました。

4年前のワールドカップでは1勝も上げられなかった日本と
今年3勝をあげた日本では何が違ったのでしょうか。

もちろん選手の入れ替わりもありましたが、
一番の違いは練習の質と量でした。

一流のコーチ陣による世界一流の練習。
これを他国の3倍とも言われる量で続けたのが
日本チームの強さを引き出したそうです。

私たちビジネスマンは結果が出ないと、
ショートカットや特効薬的な方法を探そうとしがちです。
でもそんな魔法で成功する人は少数派です。

生真面目な人は、
質を意識せずに、がむしゃらに努力しがちです。
でも努力の内容がよくなければ、いい結果には繋がりません。

質の高い努力を粘り強くやり続ける。
必勝法は、魔法でも、単なる努力でもないのです。

ビジネスマン

2015-10-30 11:59:28
先日、オリンピック三連覇という金字塔を打ち立てた、
柔道界の野村忠宏選手が引退しました。

野村選手は、祖父の代からの柔道一家。
野村選手に初めて柔道を教えたのも、コーチとして実績のある父、野村基次さんだったそうです。

その基次さんが、息子の忠宏選手について、こんなことを言っています。

「小さい頃から柔道を教えていたが、才能があるとは思えなかった。」

師匠でもあり、親だからこその厳しい言葉だと思いますが、
野村選手が最初に注目されたのは高校3年のとき。

柔道エリートではあったものの、決して強くはなかった野村選手。
しかし努力を重ね続け、アトランタオリンピックでは見事金メダルを手にしました。その後、得意の背負い投げを武器に、柔道史上初のオリンピック三連覇を果たしたのは皆さんもご存知のとおりです。

野村選手は

「背負投げにこだわって、とにかくそれを練習した。
この背負投げが自分を高みに上げてくれると信じていた。」

と言います。

度重なるケガに泣かされながらも、
野村選手は40歳まで第一線で戦い続け、多くの人を感動させました。

結果が出なくても、自分を信じて研鑽を続ける。
その大切さを野村選手は教えてくれます。

今、もしあなたが結果を出せていなかったとしても、粘り強く努力を続けてください。
きっと、努力に報いる明るい未来が待っているはずです。

ビジネスマン

2015-10-23 17:31:52
会社でのプレゼン、結婚式のスピーチなど、人前で話すのが苦手だという人は少なくありません。
ドキドキしてうまく話せないというのはまだいいほうで、緊張のあまり声が出なくなる人もいるそうです。

普段数人の前で話すのはなんでもないのに、10人、100人、1000人となると、うまくいかない。

真面目でサービス精神が旺盛な人ほど、緊張の罠にはまりやすい傾向があります。

そんな人の特徴は、その場の全員に理解してもらおう、
全員に楽しんでもらおうと考えてしまうこと。

年に何十回も講演をしている人はこういいます。
「会場の中で、よく話を聞いてくれる一人に向かって話しなさい」

人前で話すことを生業としている人でも、緊張することはあるそうです。

そんな時は、頷いている人、よく聞いてくれている人を
誰か一人選び、その人に向かって話すのだそうです。

全員に向けて話すのではなく、1人に喜んでもらえるように話をする。
そうすると不思議に落ち着いてきて、周りの人も次第に
話に引き込まれると言う現象が起こるといいます。

これはビジネスパーソンに無縁な話ではありません。

多くの人に喜んでもらおうとするあまり、
ターゲットが絞りきれず、
適切な提案やフォローができないことがあります。

そんな時は、目の前の1人のお客様を満足させることに注力してみましょう。
1人に向けて行動し、満足していただくことが、多くの人に繋がる近道かも知れません。

ビジネスマン

2015-10-16 17:11:01
先日、不思議な場面に遭遇しました。

出会ったばかりの成人女性と小学生の男の子があっという間に仲良くなっていったのです。
不思議なことに、二人の会話は途切れず、どんどん打ち解けていきました。

二人が打ち解けるきっかけになったのは「ゲーム」という共通点。

モンハンという単語が出た途端に、
世代を超えたコミュニケーションに花が咲いたのです。

人は、それぞれ趣味を持っています。
無趣味だと言う人でも、子供の頃にまでさかのぼれば
1つや2つは夢中になったものがあるはずです。

趣味は、ビジネスパーソンを助けてくれることがあります。

趣味が同じであれば、この女性と少年のように、
世代を超え、立場を超え、打ち解けることもできるからです。

ダメ社員と社長が趣味を通して親しくなる「釣りバカ日誌」は、あまりにも有名です。

ビジネスシーンにおいて、とっかかりが無いと感じてしまった時には、趣味という切り口を思い出してください。

ダメで元々。もし共通のものがあった場合は、逆転ホームランが打てるかもしれません。


ビジネスマン

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