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2015-10-09 09:21:25
先日、よく行く大手のドラッグストアに行った時のことです。

いつもは、レジで並んでも会計は割合スムーズだったのですが、
店内が混雑しているわけでもないのに、
この日に限ってなかなか会計が進みませんでした。

そうしている間にどんどん列は長くなります。

見ると、4つあるレジは1つしか空いておらず、胸に研修のバッジをつけた女性が一人一所懸命に対応をしていました。

普段はレジが混んでくると、店員さんがレジの後ろにあるボタンを押します。すると応援のスタッフがレジに入ってくれる仕組みになっています。

ところが、研修中の女性は目の前のお客様に一生懸命になるあまり、応援ボタンを押すのに気づかなかったのです。

その時、私の前の穏やかそうな初老の男性が声をかけました。

「ボタンを押して」

レジの女性はそれでも気が付きません。

男性は、微笑みながらもう一度言いました。

「後ろのボタンを押して、レジの人を呼んで」

はっと、気がついたようにレジの女性はあわててボタンを押し、
ようやくいつものように他のスタッフがレジに集まってきて、
会計の列は一気に解消しました。

スタッフでなくとも、常連ならば誰もが知っているそのボタンの存在。

今回レジの女性は、お客様からやさしく教えてもらうことが出来ましたが、イライラした人に怒られてもおかしくないシーンでした。

一生懸命になるあまり、周りが見えなくなるというのはよくあることです。特に慌てている時には注意が必要です。

一点集中ではなく、周囲を見渡す。慌てている時こそ、思い出してみてください。

ビジネスマン

2015-10-02 09:10:01
スポーツジムで、ダイエットを兼ねトレーニングしている
Aさんから聞いた話です。

理想の身体をつくっていく上で大切なことは、
鍛える筋肉をしっかり把握して、意識することだそうです。

同じ腕立て伏せでも、腕の筋肉を意識するのと
胸の筋肉を意識するのでは、効果が違ってくるということでした。

そして、もっと効果的なのは、頭で意識するだけではなく、
鏡で自分の姿を見ながらやることだそうです。

筋肉の部位や動きを、目でもしっかり確認すると、
より効果的にバランスのよい身体が作れるそうです。

ビジネスパーソンとして成長したいと思っている皆さんは、
具体的に鍛えたい部分を把握し、意識できているでしょうか。

やみくもに努力するのではなく、
現状の把握、鍛える部分の意識、行動の確認を意識して、
自分を鍛えていきたいものです。

ビジネスマン

2015-09-25 08:56:01
先日、子供を連れて遊園地に行ったときのこと。

息子にせがまれ入ったお化け屋敷で
声がかれるほどの恐怖体験をしてしまいました。

怖さがマイルドだった昔のお化け屋敷と違い
最近話題になるお化け屋敷には、
専門のプロデューサーがついているとのこと。

造作などハード面の進化もあるとは思いますが、
それ以上にストーリー設定や見せ方など
ソフト面がしっかりしていて、思わず心が揺さぶられるのです。

「怖いものを見せる」「脅かす」など
お化け屋敷で、できることはある程度決まっています。
予算や安全上の都合などを考えると
工夫できる余地はそう多くないのが実情です。

予算や安全性などの制限があるからと諦めない。
できることで、他との差別化をはかる。

ここには大きな学びがあります。

ビジネスはとかく制限があるものですが、
その中でも変えていけることはあるはずです。
自分が扱う商品やサービスが、
競合との差がないと感じている人は
ぜひコンセプトで差がつけられないか考えてみてください。

市場が成熟し、競争がおこなわれ、機能や価格の差が少なくなってきている現代。
これまで軽視されがちだったコンセプトやストーリーが
むしろ差別化のカギになるのではないでしょうか。

ビジネスマン

2015-09-18 10:26:04
先日、友人と二人で食事に行きました。

店内は賑わっていましたが、それほど混雑しているわけでもない、
活気のある状態でした。

ところが、注文したものがいくら待っても出てきません。
催促しようとお店の人をつかまえようとした時に
私たちのテーブル付近を担当している人が、
他の従業員の人たちとは比べものにならないほど
忙しそうにしていることに気づきました。

一生懸命頑張っているのは見てとれるのですが、
どうにも間に合わず、声をかけられたことも忘れてしまっているようです。

ビジネスマン

2015-09-11 17:29:44
先日、子供を連れて山の斜面を利用して作られた
「フィールド・アーチェリー」の体験
に行ってきました。
アーチェリーは、西洋式の弓矢。
初心者用の10mという距離ならば意外に簡単で、
子供でも的を射ることができます。
1時間ほど練習してから山に入り、
いよいよ本番です。
ゴルフのように次々とコースをまわっていくうちに、
最初は気持ちよく当たっていた矢が、
だんだん当たらなくなってきました。
子供たちもまったく当たらなくなりました。
「疲れのせいかな」と思いつつ、
後ろからなにげなく子供が構えているのを見たその時。
当たらない原因がはっきりわかりました。
最初にインストラクターに習った基本の構え方がくずれ、
いつのまにか自己流になっていたのです。
時間が経つに従って、我流になってしまい、
その当然の結果として的に当たらなくなっていたというわけです。
成果が出ないのには、なんらかの原因があるはずです。
そんな時「景気が悪い」「市場が悪い」「製品が悪い」と
考えるのは楽だと思います。
しかしながら、原因を自分の変えようのないところに求めると、
次回も同じ結果になりやすいという研究結果もあります。
違った結果がほしいのであれば、自分の変えられる部分に改善点を探すのが有効。
そんな時こそ、基本をチェックしてみてはいかがでしょうか。

ビジネスマン

2015-09-04 15:13:13
いまだに世界中で大人気の「ザ・ビートルズ」
先日、彼らが初めてレコード会社と交わした契約書が
オークションに出て話題となりました。

その契約書の相手は、イギリスではなく、なんとドイツの会社でした。
ビートルズが売れない時代に修業したのは、ドイツだったそうです。

ポール自身も「ひどいバンドだった」と語る初期のビートルズは、
なかなか仕事にありつけませんでした。

そんな彼らが、なんとか仕事をもらえたのは
ドイツのハンブルグにあるクラブだったそうです。

言葉の通じない外国のしがないクラブでの演奏。
そこでの経験が、ビートルズの実力をパワーアップさせたことは
間違いありません。

そして、ドイツのレコード会社と初契約。
ドイツではあまり売れませんでしたが、
そのことがきっかけとなり、
ビートルズはイギリスで活動、その後はトントン拍子で世界的なグループになりました。

ポールはのちにこう語っています。

「はじめハンブルグのクラブで演奏を行った時は、誰もお客がいなかった。
ようやく1組の男女が入ってきたが、すぐに帰ろうとした。
だから、ぼくらは呼びかけて、必死に楽しませるようにがんばったんだ。」

こういった経験が、オーディエンスの心をつかみ
ファンを大切にする、ビートルズの基礎になったのではないでしょうか。

ここには2つの学びがあります。

1、あのビートルズでも最初は下手だった
2、全世界に向けてではなく目の前の1組のカップルに必死になった

最初は誰もがハンブルグのビートルズです。
上手くできなくても、評価されなくても
目の前の一人のために、一所懸命にやれることを探しましょう。

その積み重ねが、明日のビートルズになるのです。

ビジネスマン

2015-08-28 14:52:41
世界的に有名な野球選手である、イチロー選手。
彼の残した数々のエピソードの一つに
「道具を大事にする」というものがあります。

グローブやスパイク、バットといった道具の手入れは、
メーカーやトレーナーがやるというイメージがあるかも知れませんが、
イチロー選手は他人に任せず、今でも本人が入念にしているそうです。

これは様々なメディアに美談として取り上げられ、
少年野球のコーチなども、子供に教えているそうです。

でも、これは決して美談ではなく、
仕事直結の当たり前の話であるという事をご存知でしょうか。

160キロにも及ぶ硬球を打つ。
グラウンドを走る。
勢いよく向かってくるボールを捕る。

もちろん手で打つことも、
裸足でプレイすることも、
飛んできたボールを素手で取ることもできません。

野球とは道具がなければ、成立しないスポーツであり、
その良し悪しが成果に影響します。

成績が数字で出るプロ野球の世界。
そしてそれが評価に直結する選手が、
道具を自分の納得ができる状態にしておくのは当たり前のこと。
特別な話だとか、美談とはちょっと違うのです。

ビジネスパーソンの皆さんは、道具に対してどのように考えているでしょうか。

道具を使いやすいように準備しておくことが、
いいことだと思っている人は要注意。

本気で成果を出したいと思っているのなら、
道具を使いやすい状態に準備しておくのは当たり前。
これは特別なことでも、美談でもないのです。

思うように成果が出ない人ほど、
まだまだやれることがたくさんあるのではないでしょうか。

ビジネスマン

2015-08-25 11:20:27
夏も本番。
暑い日が続くので、先日、軽井沢に避暑に行ってきました。

軽井沢は日本でも有数の避暑地。
休日ともなると、軽井沢の駅前は大渋滞です。
たった2Kmくらいが距離が、10分も20分もかかり、なかなか前に進みません。

そうなって初めて気がついたのが、
軽井沢の「レンタサイクル」の多さ。
いたるところで看板が見られます。

そこで、車を停めてレンタサイクルを利用することにしたのですが
いかんせん、お店が多いので迷いました。

どこも2時間¥500と同じような値段設定。
近くに無料駐車場があるのも一緒です。

でも、よく観察してみると、同じようなお店なのに
繁盛しているお店と閑古鳥が鳴いているお店があります。

自転車がカラフルで楽しい気分になれそう。
入りやすい店構え。
お店の人が親切そう。
レンタサイクルという文字に何となく好感が持てる。

理由ともいえないような理由で、お店を選び自転車を借りました。

似たような商品・サービスを提供しているライバルがいる場合、
ほんの少しの差が、選ばれる理由になります。

皆さんは、選ばれるためにどんな努力をしているでしょうか。
些細なポイントでも構いません。
もう一度、選ばれる理由をしっかりと考えてみれば、
意外な成功への道が見えてくるかも知れません。

ビジネスマン

2015-08-14 08:51:03
具体的な目標を決めているスポーツ選手は、ただ勝つことだけを目標としている選手よりも目標を達成する率が高いそうです。

例えば、バスケットでは、「フリースローをいっぱい決めて必ず勝利する」という選手よりも「自分のフリースローは必ず70%成功させる」という選手のほうが目標を達成しやすいのです。

マラソンでは、「ライバルに勝って優勝する」よりも、「ライバルの自己ベストは○○だから、自分は更に30秒タイムを縮めて優勝する」のほうがいい。

営業の仕事をしている皆さんは当然、目標を持っていると思いますが、その目標はざっくりしたものでしょうか。それとも具体的でしょうか。

数値目標は持っていても、それを達成するための、より具体的な目標までは設定していないという人が多いのではないでしょうか。

「お客様に喜んでいただく」「精一杯仕事をする」といったビジョンは大切です。でも、そのための具体的な行動目標を設定しないと机上の空論になってしまいがち。

この夏は、いつもより一歩踏み込んだ具体的な目標設定をしてみてはいかがでしょうか。

ビジネスマン

2015-08-07 15:51:07
売れっ子お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんが書いた小説「火花」が、
見事「芥川賞」を受賞しました。
芥川賞というと、作家が一人悩み、苦しみ、創作の重圧を
一手に引き受け、一人で受賞する。
そういったストイックな印象がありますが、又吉さんには強力なパートナーがいたそうです。
その人は、又吉さんを見出し、口説いて小説が生まれるきっかけを作った
文芸春秋の編集者の浅井さん。
火花の出版にあたり、浅井さんは又吉さんの原稿にアドバイスをし、
最後の最後まで二人の間を行き来したゲラは真っ赤だったそうです。
普段からお笑いコンビとして仕事をしてきた「慣れ」があるにせよ、
自分が思い入れのあることに対してのアドバイスを聞くのは難しいもの。
浅野さんの熱意もさるものながら、アドバイスを素直に受け容れた又吉さんの人間性も受賞の要因の一つだったと感じます。
皆さんの周りにはアドバイスをくれる人がいるでしょうか?
もしいないとしたら、自分がこれまでアドバイスを素直に聞けたかどうかを振り返ってみて下さい。
ビジネスの世界でも、独りよがりではいい結果を出し続けることはできません。アドバイスを素直に受け容れ、成長し続けることが、厳しい環境の中でも結果を出していく大事な要素なのです。

ビジネスマン

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