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2016-06-22 10:31:50
状況に応じたイソップ的思考法
イソップ物語の作者、イソップの有名な逸話があります。
イソップが畑を耕していると、旅人がイソップに尋ねました。 「隣町までは何分くらいかかりますか」 イソップが答えます。 「そこから、向こうの木まで歩いてもらえますか」 旅人が再度尋ねました。 「いや、私は隣町までの時間を聞きたいのです」 「わかっています、ですから歩いてみてください」 旅人は不思議に思い、その場から歩き始めました。 ちょうど、向こうの木と言われた場所まで来ると、 イソップの大声が届きました。 「あなたの歩幅なら25分くらいでしょう」 イソップは、背が低く、普通の人よりも歩幅が狭かったそうです。 そのために、旅人の歩く速度や歩幅を見て、時間を割り出したということです。 人はともすると基準を自分においてしまい、他人の事情を 忘れてしまいがちです。 ビジネスシーンにおいても、プロダクトアウトを重視してしまい マーケットインが疎かになってしまうケースは 多く見られます。 プロダクトアウトの考えは大事なものですが、 ニーズがますます多様化している昨今、 マーケットインの考えはさらに重要なものになってきています。 状況に応じて、ニーズに応えるイソップ的思考は これから重要視されることは間違いがありません。 自分の周りの製品やサービスをもう一度マーケットインの 立場から見なおしてみましょう。 |