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2014-08-08 17:24:28
一生つきあう気持ちでお客様と向き合う
お客様に営業するときにあなたはお客様と、今後どのぐらいおつきあいする予定で、対応しているでしょうか?
その商品が売れたら、それで終わり、でしょうか? それともその商品の保証期限が切れるぐらいまで、でしょうか? または、一生おつきあいするという覚悟の上の営業活動でしょうか? ある、女性の話です。 彼女はいつも、あるメーカーの靴を買ってしまうそうです。 足型がぴったり、という訳ではありません。 コストパフォーマンスがいいという訳でもありません。 デザインがことのほか気に入った、という訳でもありません。 それでも、なぜか、同じところの靴を買ってしまうのだそうです。 その理由は、その店の店員さんの対応にありました。 そのお店でウィンドーショッピングすると、必ず、店員さんが 「ありがとうございます。今日も履いていていただいて」 と言うのだそうです。 古い靴もあるし、いつも買っている店舗でもないのです。 それでも店員さんたちは、 「今日も履いていただいて、ありがとうございます」 と言うのだそうです。 お店の人たちは、過去に売った商品を全部覚えているということです。 そこに彼女は、お店の人たちの、商品に対する誇りと愛情を感じるのだそうです。 以前彼女が、つま先の方についている飾りがとれてしまった靴を履いていた時のこと。 買った時から、既に数年経っているのに、そのお店では綺麗に無料で直してくれたそうです。 また、ヒールの部分に傷がついたら、3000円で取り替えてくれるそうです。 勢いで買ったとしても、長く履き続けられるように様々なフォローがついている。 なので「絶対に欲しい」と思わない靴でも、その靴屋さんでは靴を買ってしまうのだそうです。 その靴屋さんはきっと、お客さまとは、一生つきあうと決めているのでしょう。 何かを売る、買う。というのは、そこに関係が生まれます。 一生つきあおうという覚悟の上で提供される商品やサービス。 その一回だけを前提の商品やサービス。 やはり、一生つきあう覚悟で提供されたものは、お客様の心をつかむのではないでしょうか。 |