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2014-11-07 14:50:45
出張の時に、その土地の美味しいものを食べるのを楽しみにしている人も多いと思います。
味噌ラーメンで有名な土地に出張した時、 実際にあった、タクシーでの会話です。 「運転手さん、この辺で有名なおいしい味噌ラーメンの店はどこですか?」 運転手さんは、考え込んでいるようです。 「そこまで、これから行ってもらえますか?」 「お客さんホテルはどちらですか?」 「○○ホテルです」 「じゃあ、そちらまでつけますよ」 「いや、あの味噌ラーメンが食べたいのですが・・・」 「ラーメン屋はたくさんあるけど、この時間に食べると太るし胃がもたれるでしょ。 もう遅いですし寒いから帰った方がいいですよ」 「・・・」 結局、本当にそのままホテルの横に着けられてしまいました。 確かに運転手さんの言うことは正論なのですが 残念な気持ちになってしまいました。 そして、先日お好み焼きで有名な土地に出張した時のこと。 タクシーに乗った私たちに運転手さんが言いました。 「お客さんは、なにを召し上がったんですか?」 「お好み焼きを食べました。」 「どちらで?・・・そうですかおいしかったですか?」 「はい、それはもう」 「このへんは、うどんも有名なんですよ」 「え、じゃあこれから行ってうどんも食べようかな」 「今日はこんな時間ですから、今度来た時にぜひうどんを召し上がってください。 老舗なら○○という店、このあたりだったら△△というお店が有名ですよ。 そうそうお泊りのホテルの裏にも、美味しいうどん屋さんがありますよ。」 その日は運転手さんの忠告どおりホテルに戻ることにしましたが、 特に残念な気持ちにはなりませんでした。 期待を膨らませ、次の出張の時にうどんを食べたのは言うまでもありません。 営業マンとして活動していると、 お客様の為を思って、あえて希望通りでないことを勧めるケースもあると思います。 素晴らしいことですが、 その時の伝え方にまで気を配っているでしょうか。 会話のちょっとした部分で、 残念に感じたり、嬉しく感じたりするのがお客様。 敢えてNOを言う場面では特に 相手の感じ方を考えることが必要です。 知識やアドバイスを押し付けるのではなく、 お客様が正しいほうを選べるような提案ができればベストです。
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