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2015-01-16 13:35:28
埼玉県に住んでいるある男性から聞いた話です。
男性のもとに、茨城県に住んでいるご両親から
プレゼントとしてコートが届く旨連絡が入りました。
これからの時期、暖を取るコートは必需品です。
「昼間は仕事があるだろう」と、夜の時間指定で送ってくれたそうです。
到着予定の日になりましたが、夜になってもコートは届きません。
男性は、21時まで待って、配達を委託された運送会社に電話を入れました。
けれど、もう時間外で業務が終わったとのコール。
寒くなってきたこともあり、届かなかったことを残念に思った男性は、ダメもとで、両親が購入した洋服店へ
電話を入れてみました。時間は21時半だったそうです。
電話口に出てきた店長という男性にコートの件を話すと、
すぐにWEBで運送会社を調べてくれました。
届けた時には留守だったので、持ち帰ったことになっていたのだとか・
男性が、「指定の時間には家にいたんですけど」というと、
その店長は時間を置かずに
「ご迷惑をおかけいたしました。では、これから私がお持ちいたします。」
と言ったそうです。
男性は驚きました。
埼玉県に、これから茨城県からコートを持ってくるというのですから。
半信半疑で待っていると、ほどなくして店長が同じコートを届けてくれたそうです。
わざわざ時間と交通費とエネルギーをかけて届けてくれた。
そんな感動もあり、男性は寒い季節を暖かく過ごせたそうです。
その後、家族みんながその洋服店を贔屓にしているのは言うまでもありません。
こういった判断はなかなかできないですし、
事情が許さないケースも多いでしょう。
しかし暖かさは、必ず相手に伝わり、マイナスを感動にも変える力となるのです。
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