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2016-02-10 13:55:21
東京に住んでいる人なら、毎日のように見かける「はとバス」。
その東京の風物詩とも言える「はとバス」は1948年に始まり 現在に至るまで多くの観光客を喜ばせ続けています。 しかしその歴史には、いろいろと波がありました。 利用者のピークは1964年の東京オリンピック。 それ以降は、徐々に乗客が減少し、2001年には51万人と、 ピーク時の半分以下になったそうです。 ところが現在ではピーク時に迫る勢いで盛り返しているそうです。 もちろんこれは自然にそうなったのでしゃなく、 背景には、はとバスの努力がありました。 それは「発想力の転換」と「食の充実」です。 それまでは他県からくる人をメインの乗客と想定し、 1千2百万人もいる東京に住む人に目を向ける企画はありませんでした。 灯台下暗し、一番近くに開拓されていない顧客が沢山いたということです。 ここに発想の転換がありました。 東京に住む人に、よりディープな東京を知ってもらう。その企画力が、はとバスを救いました。 ミシュランガイドの人気にみられるように、 食へのこだわりは年々需要視されてきています。 銀座の名店のすし食べ放題や両国のちゃんこなど、食を充実させることで、はとバスツアーは商品価値を高めることに成功しました。 皆さんは自分が扱っている商品・サービスの価値を高める努力をしているでしょうか。 顧客の範囲を自分で決めつけていないか、今一度周りを柔軟に 見直してみましょう。 そして、顧客が何を求めているか、どうすれば商品価値を高められるか考えてみましょう。 チャンスは、意外と身近なところに隠れているものです。
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