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2006-01-18 01:01:01
塗籠(ぬりごめ)とは、柱や軒などの木部の外壁まで土壁で覆う工法でつくられた個室のことをいいます。
平安時代の貴族の住宅様式である寝殿造りの建物内で、土などを厚く塗った壁で囲まれた小さい部屋を「塗込」といいました。当初は寝室として利用されるほか、衣類や調度の収納場所でもありましたが、平安時代中期以降、次第に寝室としては使われなくなりました。 一般の民家でも就寝、納戸として用いられましたが、近世に入ると納戸とよばれ、主に収納場所として利用されました。
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