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2014-08-28 15:23:40
とびひは、細菌が皮膚に感染して水ぶくれやかさぶたができ、
それが“飛び火(とびひ)”のように体のあちこちに、次々と広がっていく皮膚の病気です。

「とびひ」の正式名称は、伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)。
黄色ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌(溶連菌)などの細菌が原因となる皮膚の感染病です。
感染経路としては、蚊や虫にさされた所、あせも、かき傷、すり傷や湿疹をかきむしったところに爪や手に付着した細菌が入り込んで炎症を起こします。

乳幼児に多くみられるので、幼い子供だけに起きる病気と思いがちですが、最近では大人がかかることも増えているそうです。

子どもの方が皮膚の免疫力が低く、大人になるとそこそこの免疫力がつくので、
とびひの要因となる菌が体に入ってきても、常に発症することはありません。

しかしストレスや過労などで免疫力が低下してしまうと、とびひの症状が見られることがあるのです。

とびひは、非常に感染力が強く、水ぶくれになった所をかきこわすと、あっという間に全身に広がるだけでなく、
他の人にも感染してしまいますので、早めに皮膚科を受診するようにしましょう。

ただ、とびひは空気感染するものではないので、患部を覆い、手の清潔を保つようにしていれば、
大人が仕事を休んだり、子どもが幼稚園や保育園を休むこともありません。
(幼稚園、保育園に関しては園によって対応が異なることもあります)


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