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2017-02-24 14:19:10
捨てるなんてもったいない!乾燥剤の種類と活用法
海苔やふりかけ、お菓子の袋など、湿気が気になる食材には乾燥剤が一緒に入っています。ごみと一緒に捨てられてしまうことが多い乾燥剤ですが、実は活用方法があるのです。乾燥剤の主な種類と、その利用方法を知って賢く使いましょう。
■乾燥剤の成分と特徴 一般的に乾燥剤は、3種類に分けることができます。ひとつずつ特徴を見てみましょう。 ・石灰乾燥剤 成分は酸化カルシウムと呼ばれる生石灰からできています。強いアルカリ性の物質です。湿気を吸収する力が強く、原価が安いので、他と比べてコストもかかりません。 しかし、生石灰は水に濡れると発熱する危険があり、火傷する恐れがあります。服や皮膚に付着したり、目や口に入ったりしないよう注意が必要です。また、吸湿すると消石灰に変化し、乾燥剤として再利用することはできなくなります。 ・シリカゲル 透明な袋に青や透明な顆粒が入っている乾燥剤がシリカゲルです。純度の高い二酸化ケイ素からできている乾燥剤です。発火などの危険性が低く一般に用いられることが多いため、見たことがある人も多いのではないでしょうか? シリカゲルの特徴としては、再利用できることがあげられます。青い顆粒は吸湿して飽和状態になると、ピンク色へと変色します。この状態になってしまったら、再び加熱し湿気を飛ばすことで再利用が可能となります。 ・脱酸素剤 文字の通り、包装内の酸素を吸着して減らすことにより、食品を湿気から守ってくれる乾燥剤です。還元鉄の粉が主成分となっており、使い捨てカイロと同じものです。再利用には向きませんが、3種類の中で最も乾燥剤としての寿命が長いことが特徴としてあげられます。 ■湿気取り以外の活用方法2選 ・玄関やクローゼットの臭い取り 水分は時間が経過すると臭いの原因になります。クローゼットや下駄箱など、独特の臭いが付いてしまうのです。 そのため、乾燥剤を入れておくことで、除湿による脱臭効果が期待できます。食品に入っている乾燥剤は小さいので、靴の先やポケットなど狭いところにも楽に入れることができます。 ・肥料として土の再生に 吸湿して消石灰になった石灰乾燥剤は、袋の中で固まります。石灰はアルカリ性なので、この固まった乾燥剤を土に混ぜ入れることで、酸性になってしまった土壌を中性に戻す効果が期待できるのです。1週間ほどで、酸性だった土壌が中性よりになると言われています。 ■まとめ 使える期限が長かったり、再利用ができたりとメリットの多い乾燥剤。ゴミとして捨ててしまう前に成分を確認し、活用してみてはいかがでしょうか。 |