<< 2024年11月 >>
記事カテゴリー
月間アーカイブ
|
2017-05-06 12:00:10
トイレの詰まりを防ぐ
毎日の生活に欠かせないトイレ。しかし、あるとき突然詰まってしまい、流れなくて焦った経験を持つ人も少なくないはず。そもそも、なぜトイレは詰まってしまうのでしょうか。また、効果的な詰まりの解消法はあるのでしょうか。
■詰まる原因は何? トイレの水が流れなくなる原因は、床から上の部分の便器か、床から下の下水管のどちらかが詰まっているからです。どちらが詰まっているのかを判断するのは、下水管を確認する必要があります。一番多いパターンとしては、トイレットペーパーを多く流しすぎて便器が詰まってしまうことです。 便器内部の排水管の許容量を超えたものや、排泄物・ペーパー類以外の異物を流すと、詰まってしまいます。それには、「排水管の形状」が関連しているのです。 便器に限らず、水まわりの排水管は、ストレートではなくS字カーブを描く構造になっています。これは、カーブ内部に水を貯めることで、汚水の臭いや虫の侵入を防いでいるのですが、下水管にダイレクトに落ちるわけではないので、どうしてもカーブ部分が詰まりやすくなってしまいます。 ■詰まらせないために 昔のトイレと比べて、最近は節水が基本になってきています。以前は一度に12リットルを流していたものが、今は半分以下。流す水の絶対量が圧倒的に少ないのです。ただし、少ない水の量でしっかり洗い流せるように、旋回流で便器全体をぐるりと効率よく洗い流すトルネード洗浄と呼ばれるものなど、便器が改良されてきています。しかし、状況によっては多めの排泄物やペーパーを流さざるをえない事もあるので、その場合は自分で工夫する必要があります。 可能な限り、回数を分けて流すなど、普段から気にすることでトイレの詰まりは未然に防ぐことができます。 ■詰まってしまったら… 一般的なのは、ラバーカップを使う方法。棒の先端に丸い半円形のゴム状のものが付いていて、排水部分に押し当てて使います。ラバーカップを持っていない人や深夜にトイレ詰まりが起きてしまった時は、ビニール袋でもトイレ詰まりの対処ができます。ビニール袋を手にはめて、トイレに手を入れます。この時、手はグーの形にしましょう。ちょうどトイレの穴の部分にグーの手が隙間なくはまるようにして、何度も押したり引いたりします。いずれの場合も、水圧を利用して水を強引に流す手法ですので、自分に跳びかからないように注意しましょう。 |