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2017-05-16 12:02:09
ステンドグラスを使うなら立地から計算
優しい光と色彩で、空間を彩ってくれるステンドグラス。ステンドグラスは設置する場所などにより、同じデザインのものでも見え方が異なります。それは光の当たり方によって生まれる違いで、設置する位置や光が射し込む角度によってみせる表情はさまざまです。今回はそんなステンドグラスの魅力をご紹介します。



■ステンドグラスの魅力
光を受けることで、美しい色彩を帯びた陰影を楽しめるのがステンドグラスの魅力で、光が当たることによってステンドグラスのデザインがより一層生きてきます。ステンドグラスを楽しむためには光は欠かせない存在ですので、ステンドグラスを設置するときは、光が入りやすい位置かどうかを検討してより良い場所を選ぶようにしましょう。また、ステンドグラスは昼と夜で見え方に違いがあります。昼間は、主に外から差し込む太陽の光がステンドグラスの美を引き出しますが、夜は室内の照明を通して美を演出することができます。
ただし光を受ける側、昼間であれば室内から見たステンドグラスはその美しさを十分に発揮しますが、光を与える側、つまり外からステンドグラスを見た場合は平面的であり、光を通すことで生まれる奥行きのある陰影を楽しむことはできません。その違いを考えて設置する場所を立地から計算すると良いでしょう。


■光の当て方を工夫して、より綺麗に
ステンドグラスは光で美しさを演出しますが、どんな光でも当てればいいというわけではなく、美しく見せる当て方をしないとステンドグラスの良さは味わうことができません。ステンドガラスに直接スポットライトを当てた場合など、一部に強い光が当たると白っぽくなりきれいにみせることはできません。
照明を光源としてステンドグラスを美しくみせるなら、照明が間接的にあたるように工夫してみましょう。背後の壁を照らすようにスポットライトの角度を調整し、間接照明のようにステンドグラスに当たるようにすることで、照明を光源とした場合でも美しく演出することができます。


■設置場所は立地と相談して
せっかくですから、外観にも映えるデザインはどうでしょう。高い位置にステンドグラスの窓を設置すれば、街の景観ともマッチングするかもしれませんね。
外から見た時に、道路から見える場所にシンボル的なステンドグラスを入れれば、目印にもなります。その場合は、道路との距離や位置も計算する必要があます。
また、朝日が当たる角度も立地から計算すれば、朝、日が昇ると同時に室内に美しい光を運んでくれます。朝日が差し込む方角に大きな建物がないか確認するのが良いでしょう。
土地探しの段階から、頭にいれておけば、イメージしながらすすめることができるでしょう。