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2016-05-14 15:00:26
子どもが生まれたら始めたい!児童手当を貯めて200万円の教育資金に
かわいい赤ちゃんの誕生で出生届の提出と共に児童手当の手続きをされた方も多くいらっしゃるはず。
なんとなく「ふーん毎月1万円くらい支給されるヤツね」と使い込んではもったい無い!
全額貯金すると200万円近くになる児童手当は教育資金に活用しやすいのです。



●教育費ってどれくらい必要なの
教育費と言われると大学受験とか?塾代とか?
生まれたばかりの赤ちゃんを前に、十数年先を想像することは難しいかもしれませんが、
一般的に言われている教育費は高校卒業後の進学を想定したものが多いようです。

そこで大学進学を想定し一体いくらの教育費が必要なのか挙げてみました。
▼初年度納付金のめやす
・国立大 約80万円
・公立大 約94万円
・私立文系 約115万円
・私立理系 約150万円
・私立医歯系 約460万円
(国公立大、私立大昼間部の平均額)
(単位:円  下4桁四捨五入)

こちらは
授業料、入学費、設備費をまとめたものなので、受験料や受験旅行に塾代などが上乗せされると考えると、
やはりある程度のまとまった教育資金が必要になることは明確ですね。

さらに授業料は翌年意向も発生しますから、1年で数十万円〜百万円近く貯めることは、なかなか至難の技。
入学時期を目途にあらかじめまとまった金額を用意しておくことが必要になりそうです。
大学進学に使うことを前提に、受験がはじまる高校三年生までに200万円近くの教育資金が用意されていると慌てずに済みそうです。

※ 文部科学省「平成27年度学生納付金調査」。公立大昼間部の平均額。
※ 文部科学省「平成26年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額調査」。私立大昼間部の平均額。


●児童手当でいくら貯まる
では、そんな児童手当、実際いつまでにどれくらいの金額になるのでしょうか?

第1子・第2子は、3歳未満は月額1万5,000円が支給されています。
・3歳から中学校卒業前まで、月額1万円。(第3子は1万5,000円)
・3歳未満・・・1万5,000円×12ヶ月×3年間=54万円
・3歳~中学校卒業まで・・・1万円×12ヶ月×12年間=144万円
 (第3子は、小学校卒業まで1万5,000円、以降1万円。)
として 

54万円+144万円=198万円
(第3子の場合は、合計252万円。)
 
なるほど、
1回目の支給から全額貯金ができると約200万円になることが分かります。


●教育費は専用口座に貯めよう
全額貯金を目指すにはうっかり使ってしまっては大変です。
専用口座を用意し普段使いと分けておきましょう。

児童手当は世帯主に振込されることになっていますので、直接子ども名義の口座に振り込むことは難しいのが実情。
世帯主名義で児童手当専用の口座を開設したり、振込後に子ども名義の口座に移し替える方法を用意しておくことがおすすめです。
また、簡単に引き出せてしまう現金だと心配な場合は学資保険などに充てる方法もひとつですね。



もうすでに児童手当は使ってしまった、って方でも今からスタートできます。
そして、これから受給される親御さんにも、児童手当を教育費として賢く貯めることも選択肢に、
どのような使い方をするか検討されることをお勧めします。