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2016-04-06 11:02:37
「ダイニングテーブルを新調したいな」
「新居には念願の無垢の家具を置きたい」 どんな家具があるのなーと悩んでいたら「ウレタン塗装」「オイルフィニッシュ」と記載されていることに気がつきました。ウレタン塗装?オイルフィニッシュ?何が違うの?どちらを選べばいいの? ●木材の表面を塗装する方法の違い ウレタン塗装、オイルフィニッシュ(オイル仕上げ、オイル塗装とも表記されます)、どちらも木材の表面の塗装方法について表記されたものです。 なぜ塗装が必要なのでしょうか ・汚れを防ぐ ・反り返りを防ぐ ・下地の木を守るため ・見た目の美しさのため などなど。 無垢の木を使った家具は、木が湿気を含んで変形することも考えられます。木が呼吸することが無垢の特性であり良さでもあるのですが、美しさを長く保ちながら長く使うために表面に塗装することになるのです。 ウレタン塗装にもオイルフィニッシュにも、それぞれにメリットデメリットがありますので、好みやライフスタイルに合わせて選んでいくのが良いかと考えます。 ●防水加工を期待したいウレタン塗装 一般的に多くの家具で取り入れられている、合成樹脂による加工方法です。 表面を樹脂でコーティングするため、水分や汚れに強いとされていており、サッと拭き取るだけとお手入れも手軽。食べこぼしが心配な小さいお子さんのご家庭に人気があるようです。 一方で、コーティングで覆ってしまうことにより、無垢の特性である木が呼吸する効果は低くなるようで、せっかくの無垢がもったいない…という考え方もあるようです。 ▼メリット ・水を弾きやすい ・拭き取るだけで汚れが取れる ・濡れたコップの輪ジミや鍋の焦げ付きなどがつきにくい ・扱いが楽 ▼デメリット ・オイルフィニッシュに比べると木の風合いが損なわれる ・反射で照り返ることも ・長く使うと表面のウレタン塗装が痛むことも 自宅でのメンテナンスが難しい ひと昔前のように、 「ウレタン塗装はピカピカ照り返る」ような加工ではないのですが、キズが付くと表面のウレタンが剥がれ白く反射して見え目立つこともあるのだとか。 お手入れの手軽さなのか、メンテナンスのひと手間をかけるか、考えてみると良さそうですね。 ●自分でメンテナンスしやすいオイルフィニッシュ オイルフィニッシュはコーティングで表面を覆うのではなく、オイルを染み込ませることで表面に水分が染み込むことを防ぎやすくする方法。 無垢の味わいが引き出せ見た目も美しく仕上がります。 ウレタン塗装と比べると、キズや汚れもが付きやすくなりますが、サンドペーパーで表面の汚れを削ったり、オイルを塗り直して自分たちでメンテナンスできることから、長く家具を愉しみたい方に人気の塗装方法のようです。 天然素材であるオイルが原料になるため、安心して使える点からも選ばれるようです。 ▼メリット ・仕上げが美しい ・キズが付いても自分たちでメンテナンスが可能 ・経年劣化を愉しめる ▼デメリット ・焦げや輪ジミが残りやすい ・丁寧な扱いが望ましい ・年に1〜2回にオイルを振り直しメンテナンスが必要 お手入れの手間はかかるものの、キズや凹みも自分たちで直しやすく、手をかけることで味わい深くなるとも考えられます。 ●好みや生活スタイルに合わせて考えたいですね 子どもが小さいうちは家具のお世話まで難しいから、手軽なウレタン塗装にしておこうかな。 とか、 キズがついても子どもと一緒にお手入れし、家具を長く丁寧に扱うことを知ってほしい。 など 選択肢はいろいろ。 実物をみて、触ってみて、決めると納得感が得られるかもしれませんね。 おうちのひとつになる家具。長く愛せるお気に入りを探してみてくださいね。
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