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2016-09-07 17:47:39
地震に備える方法と聞くと何を思い浮かべますか?
食料備蓄のこと、避難先のこと、家の倒壊のこと、室内でのケガのこと…。 きっと皆さん様々な優先順位で思い浮かべると思います。 そんな中、今回は家具転倒を防ぐために大切なことは何か考えてみましょう。 ■転倒した家具はケガ以外にも通路を塞ぐ 地震による家具の転倒で困ることを想像すると 家具の下敷きになってケガをすること、 飛び出てた食器が割れてケガをすることなどでしょうか。 それだけではなく、家具が転倒する影響は少なくありません。 例えば、通路を塞ぐこと。 玄関の背の高い下駄箱が倒れて玄関を塞いでしまうこと、 部屋の入り口前に置いたタンスが倒れて廊下に出られないことも。 また、開き戸の向こう側で棚が倒れ、壁とドアを塞いで内側から戸が開かなくなるのことも考えられます。 転倒した家具が障害物になるかもしれないのです。 ■転倒を防ぐなら転倒しない家具を考える 家具を転倒させないための工夫も色々と紹介されていますよね。 突っ張り棒タイプの転倒防止グッズを家具と天井に差し込むもの。 あるいはタンスの足元に傾斜をつけるグッズを差し込む。 壁と家具をL字ビスで打ち付けて留める。 いずれも部屋に後から持ち込んだ家具は倒れやすい、 だからこそのケアが必要と見込んでのこと。 ならば家具自体も転倒しにくい家具を選ぶことで予防ができますよね。 それは 背が低い、設置面積が広い。 縦に細長い家具ならば、倒れやすいことは想像に難しくありません。 細長い家具より低くてどっしり構えた家具の方が転倒しにくいでしょう。 設置面積も広くなればなるほど安定しますから、 ポール二本で支えたハンガータイプよりも、箱型クローゼットタイプの方が安定しているかもしれません。 ■ 備え付けの収納なら転倒しない さらに転倒防止を考えるならば、家具が倒れない工夫だけでなく、 倒れない家具を選ぶ方法もありますね。 備え付けの収納を活用するのです。 衣類はクローゼットスペースや押入れに収め、 転倒しやすいタンスを持たない方法。 リビング収納や本棚を壁面に取り付け、 備え付け収納に変えてしまう方法。 部屋に置いていた家具を減らして備え付けに収めるとなると、 たくさんのモノを持つことは難しくなります。 収まるだけ、使うものだけ、モノに埋もれない量に整えることも災害に備えるためには大切です。 ■中身が飛び出たら意味がない 家具の転倒防止に合わせてもう一つ気をつけたいのが 地震で中身が雪崩れ落ちること。 家具が倒れなくても、中身が落ちてきたらケガに繋がったり他の家財の破損につながりかねません。 本棚の下敷きにならなくても、雪崩てきた本の角がぶつかったら少なからずダメージを受けることになります。 振動で扉にロックがかかる耐震ラッチの収納棚であったり、 引き出しタイプの収納を用意したり、 高いところに重いものを置くことを避けるなど、 入れ物を支えるだけでなく、中身も支えることを意識してあげたいものです。 地震の対策方法はさまざま。 建物自体の対策も欠かせませんが、 部屋の中も忘れず地震対策を施しておきましょう。
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