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2016-09-25 17:54:36
「大掃除は年末にやるもの!」 
という風習は1年の汚れを清めて新年を迎えたい日本固有のものですが、年末は寒いし冷たいしクリスマスに大晦日に子どものイベントで大忙し。
それならば気候のいい秋のうちに一足先の大掃除をしませんか?



■冷えて汚れが固まる前に緩みやすい今のうち

寒くなる前のお掃除には、いくつかメリットがあります。
うちのひとつに「汚れが緩んでいること」が挙げられます。
汚れが緩むことをイメージするには、
油ギトギトのフライパンを想像してみてください。
お料理直後のフライパンは油もサラサラしていてキッチンペーパーで軽く拭き取れば、油汚れも落とせます。
ですが、翌朝まで放置したならば、油は白く固まりちょっとやそっとでは落ちません。
強力な洗剤だったり、お湯を掛けて緩めたり、再び火にかけて溶かすと思います。
同じように、汚れも寒い冬には冷えて固まってしまい落ちにくくなります。
油汚れが集まるキッチン、換気扇のシロッコファンのお掃除などは、まさに油汚れを温めて緩めることが必要になる掃除です。
浴室の水垢もカチカチに固まった状態より、温まって緩んでいる方が落としやすいものです。
寒い冬だとお湯を掛けてもすぐに冷えてしまい、緩めるための作業が必要になり余計な手間がかかってしまいます。

だからこそ、寒くなって冷え切る前、気候のいい今のうちに頑固な汚れを落としておきましょう。


■ホコリに結露が溜まり湿気がカビになる

寒い季節は朝晩窓辺に結露が出来やすくなります。
結露なんて日中気温が上がれば蒸発するし、
濡れて困る場所じゃなければいいんじゃない?
と考えていませんか?

結露は放っておくとカビの原因になるのです。

結露自体は空気中の水分でしかないので、水分にカビが生えるわけではありませんが、
部屋の隅に積もったホコリが結露の水分を吸収すると、
ホコリにカビの菌が吸着し、徐々にカビが発生することになるのです。

秋のうちならば、結露も少なく、
カビが発生するまでにホコリを取り除くことができますよね。

夏に窓を開けて換気をしていたならば、
網戸やサッシにホコリがたまって汚れているものです。
窓辺の近くやお手洗いの換気扇フィルター、
タンスの隅に本棚の後ろ壁面のホコリになども、
秋の涼しいうちに、ささっと片付けておきたいですね。


■秋に大掃除、年末はプチ掃除
とはいえ、年末に綺麗に清めて新年を迎えたいもの。
秋は大掃除で大物を片付けておき、年末は拭き掃除程度で終われるようにしておけば、寒さもこたえることなく、汚れも落としやすく、時間もかけずに終えられそうですね。面倒な掃除は簡単にできるうちに秋の大掃除はいかがですか?

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