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2016-10-22 11:46:10
冬を前にママたちが戦々兢々としてくるのは子ども達が感染症にかかりやすい季節だから。
風邪に始まり、インフルエンザ、RSウィルス、そして感染力が高いノロウィルス、ロタウィルス。
嘔吐の処理が難しいとされるノロウィルスに負けないための対策を考えてみよう。



■感染力の高さで恐れられるノロウィルス
「ノロウィルスだけは家族全員に感染してしまう」
「他の感染症はどうにかできてもノロウィルスだけは怖い」ママたちが口々に嘆き恐れるノロウィルス。
恐れられる理由として挙げられるのが
・感染力の高さ
・嘔吐処理の難しさ
・処理後も菌が飛散しやすい
・アルコール消毒が効かない
などなど。

インフルエンザなどに比べると、ノロウィルスはウィルスのサイズが小さいため、爪の間や衣類の隙間などに入り込むと洗い流すことが困難。処理したつもりで落としきれないのだそう。
さらに小さいな菌がもつ感染力が強いので、少しでも残っていると二次感染に繋がってしまうのです。

■初動が肝心。すぐに処理できる準備を
ノロウィルスといえば嘔吐と下痢の症状。
小さな子どもは嘔吐の症状が強く現れることも。
また突然の嘔吐はトイレやゴミ袋に間に合わないことも多く、ソファにラグ、布団に枕…洗濯が難しい場所で症状が起きると慌てふためきますよね。

処理に追われる大人への二次感染に加え、後処理が不完全ゆえに二次感染が続くことも。

まず覚えておきたいのが
ノロウィルスはアルコール除菌では効果はありません。
希釈した塩素系漂白剤が必要です。
処理後を水拭きしてアルコールスプレーを吹きかけるだけでは菌が残ってしまい、乾燥した菌が舞い上がって、その後に触った人に付着して二次感染に繋がるのです。

また、下洗いが不十分なまま洗濯機に放り込んで洗ってしまうと他の衣類に菌が付着して二次感染に繋がります。

洗濯が難しいもの、二次感染を防ぐために嘔吐物が付着した寝具は洗わず、まるめてビニール袋何重にひて破棄する…なんてママも居るようです。

どちらにしても
嘔吐物の処理は欠かせません。すぐに必要な道具を取り出せないと二次感染が広がってしまいます。
あらかじめ用意しておきたいのが
・使い捨て手袋
・マスクを二重以上で使う
・汚物を入れるビニール袋に
・あらかじめ希釈した塩素費漂白剤

処理用の道具をセットにして販売されているものもあるので
うまく活用したいところです。

■未然に防ぐには基本行動が大事

そして
何より感染する前に感染を防ぐことが大切。
小さなウィルスを防ぐためには、手洗いうがいが大切。
マスクを二重にしてマスクの隙間を抜けて菌が入り込まないようにケアしたり、処理後に手に付着した菌が部屋の別の場所に残ることも考え、こまめの清掃が欠かせません。

いざという時に慌てないためにも、今からできる備えをしておくことで、感染を広げることをなく感染症の季節を乗り切りたいものです。

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