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2017-04-09 10:23:54
アイロンがけは「嫌いな家事トップ3」の常連ですが、「好きな家事」という人も多いです。コツをつかめば楽しくなるということかもしれません。そこで、どうせなら基本をおさえて楽しく上手にこなして、好きな家事に変えてしまいましょう。
■どんな道具が必要? まずは道具を揃えます。必要なのはアイロンとアイロン台。他には、霧吹き、あて布があればベストです。あるとアイロンがけが楽になるものは、アイロン用シワ取り剤やスプレー糊です。なくても大丈夫ですがアイロンマットやアイロンミトンもとても便利。自然な香りがつくリネンウォーターもおすすめです。 アイロン台の種類には立ってかけるタイプと、座ってかけるタイプや舟形と長方形があります。スカートやシーツなど大きな面積を一気にかけたいものが多い人は長方形が、襟や肩をかけるのに便利な「うま」付きのものもあります。もし、急いでいる時はアイロン台を出さなくてもバスタオルや毛布で代用できますが、一台は買っておくと良いでしょう。 ■脱水の段階から気をつける アイロンがけは“シワのばし”ですから、かける前のシワも少ないに越したことはありません。洗濯では脱水がシワを作ってしまうポイントですから、シワをつけたくないものは畳んでネットに入れ、脱水時間を短くします。シャツなら脱水30秒(梅雨時は乾きにくいのでもう少しプラスしても良いでしょう)ですが、洗濯機の設定が1分からなら1分でもOK。干す前にシワをのばしながら畳んでしばらく置くと、不思議なくらいシワがのびてきれいに干しあがります。 干す時は、針金ハンガーでなく肩に厚みのあるものにかけましょう。逆さにつるすバンザイ干しもシワや型崩れが少なく仕上がります。 なお、形態安定加工シャツは濡れ干しが基本。普通のものでも水がしたたるかしたたらないくらいの状態でトレーナーハンガーのような肩に厚みがあって腕が長い形のハンガーに干すときれいに仕上がります。 ■アイロンがけのポイント アイロンがけの基本動作は「すべらす」「押す」と「浮かす」。シーツなど大きな面にはアイロンの面全体で圧力をかけるように横へすべらせ、シャツの細かい部分ならアイロンの先だけ少し浮かせぎみにして左右にこまめに揺らしながら押してかけます。スチームは浮かせてかけるが基本です。アイロンがけの前にはシワをのばし、形を整えて一気に進むと変なシワがつかず早くかけられます。 悩ましいのは「スチームかドライか」と「スチームか霧吹きか」。「スチームかドライか」は、水を嫌う素材かどうかで考えます。絹やレーヨンは水によってシミができやすいので、当て布をしてドライでかけます。「霧吹き+ドライ」と「スチーム」の違いは水滴の大きさです。水を吸い込みやすい綿や麻は大きな水滴の霧吹きが早く仕上げられ、ウールなど染み込みにくいものにはスチームの細かい蒸気をたっぷりかけてあげることでシワがのびやすくなります。
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