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2017-04-19 10:26:46
夏は多湿、冬は結露と年中必要な湿気対策に欠かせない除湿機。除湿機には、大きく2つの除湿方式があり、それぞれ長所・短所があるため、使い方によって適切なタイプを選ぶ必要があります。あなたにピッタリの除湿機を見つけるために選び方についてご紹介します。
■コンプレッサー方式 空気を冷やすことにより水分を取り除く方法。コンプレッサーを通して冷媒(フロンガス)を循環させ、冷却器で湿った空気を冷やして湿気を水滴に変えます。いわゆる、エアコンの除湿と同じ方法です。冷風機能や、空気清浄機能などが搭載されたものもあります。 主なメリット ・ 高温時(25度以上)での除湿力が大きいので梅雨~夏場に向く。 ・ 除湿量が多いので湿気の多い季節でもパワフルに乾燥できる。 ・ 消費電力が小さいので(デシカント方式の半分位)ランニングコストが安い。 ・ 室温上昇が少ない(1~2℃程度)。 主なデメリット ・ コンプレッサーがあるため、振動音が大きい。 ・ 本体サイズが大きめでやや重い。 ■デシカント方式 水分の吸着性能に優れたデシカント(乾燥剤)で水分を取り除く方式で、冷媒(フロン)を使わずに除湿可能。デシカントに水分を吸着させ乾いた空気を吹き出します。吸着した水分は、ヒーターで暖められ熱交換器内を通り、冷やされて水滴に戻りタンクにたまります。 主なメリット ・ 低温時での除湿力が大きいので冬場でも使うことができる。 ・ コンプレッサーが無いので軽量コンパクトで静か。 主なデメリット ・ ヒーターを使う分消費電力が大きくなる。 ・ 発熱量が多くなり部屋の温度が上がる。(室温上昇は3~8℃程度) ■二つを組み合わせたハイブリッド型 先に紹介した、コンプレッサー方式とデシカント方式を融合させたタイプもあります。夏場はコンプレッサー方式で気温上昇を防ぎ、冬場はデシカント方式で除湿能力の低下を防ぐため、1年中変わらない除湿能力を維持できるのがウリ。その分、本体価格は若干高めとなります。室温上昇は1~8℃程度です。 最近は、花粉対策や大気汚染対策などで、室内に洗濯物を干す人が増えました。そんな現状を受け、各社とも衣類乾燥機能の開発に注力し、年々高性能になっています。目的にあった除湿機で、快適な室内環境を手に入れましょう。
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