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2017-03-07 13:23:38
近年は、喫煙できる場所も減り、愛煙家も肩身が狭いと思いますが、純粋に食後の一服などを楽しんでいる人にとっては、家にいる時くらい安心して吸いたいと思うのではないでしょうか。家でタバコを吸う際、住居にどんな影響を与えるか、またどう上手に付き合っていくか考えてみましょう。
■黄ばみとニオイが問題 室内でタバコを吸うことで引き起こす問題は、壁や天井に黄ばみが染み付くことです。また、喫煙者本人には分かりづらいですが、長年吸い続けると染みつく臭いも深刻です。吸わない人にしてみれば、タバコの黄ばみや臭いがある家は住みたくないものです。 例えば、賃貸物件を退去するときには、基本的に入居前と同じ状態にして返却するということが、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によって定められています。これを原状回復と呼び、退去時に原状回復できない状態であれば修繕が必要です。室内で喫煙した場合は、天井や壁紙の張り替えが必要になり高額な費用を退去時に支払うケースがあることから考えても、喫煙による住居への影響力は測り知れるでしょう。 ■部屋のどこに影響する? 喫煙によってカーペット・クロス・設備機器に汚れや臭いが付いた場合は、普通の掃除をしただけでは取れないこともあり、天井・壁のクロス張替えをするという大掛かりな工事となってしまう場合あります。 企業や公共の場などでは、喫煙所が設けられていることもあります。個人の家でも喫煙のための部屋を一つ設けることができれば良いのですが、なかなか現実的には難しいでしょう。 そうなると、リビングなどで吸うケースも出てきます。煙は、目に見えないありとあらゆる場所に影響します。壁や天井、カーテンやソファといったファブリック、また窓ガラスやサッシなど拭いてみてびっくりするような所にまで知らず知らずのうちに黄ばみがついています。 カーテンやソファカバーなど洗えるものはまだ良いですが、ソファ本体や壁、天井などはそう簡単に掃除もできないので、ニオイや黄ばみがつかないような工夫が必要です。 ■喫煙する際の対策 1つ目は日常的に部屋で吸わないことです。吸う時にはベランダや換気扇の下で吸うなど意識してみましょう。また、ベランダで吸う場合、隣の家の洗濯物にニオイがついてしまったり、下の階に灰が落ちてトラブルになる可能性があります。ベランダ喫煙を禁止しているマンションもあるので、注意しましょう。 2つ目は、空気清浄機を使うことです。空気清浄機は吸い込んだ空気をフィルターでろ過してくれます。ニオイの原因を吸着してくれるフィルターもあるので、ニオイに強い効果がある空気清浄機を購入するのも良いでしょう。 3つ目はこまめな掃除です。重曹などを用いて壁紙や天井を拭き掃除して黄ばみを緩和させます。日々掃除しておくことで壁紙全部張替えという深刻な事態を免れることも可能です。 様々な工夫をして上手にタバコと付き合いましょう。もちろん、健康を考えて喫煙は控えめにすることも大切ですね。
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