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2015-03-17 15:55:22
どっちが正解?『北向きvs南向きvs西向きvs東向き』
物件を探すときに気になるのが日照条件。どうせなら日当たりの良い南向きの物件を…と考えてしまいますよね。でも本当に南向きの物件がベストな選択なのでしょうか?それぞれの方角についての特徴をチェックしておきましょう。
■北向き物件は価格の安さが最大のメリット 他の方角に比べて人気のない北向き物件。洗濯物が乾きにくい、ジメジメしてカビが発生しやすい、冬は寒い…などマイナスイメージがその原因のようですが、実はメリットもたくさんあります。 まず何と言っても家賃や分譲価格が他の方角に比べて安いこと。これは最大のメリットと言えます。日中は外で仕事をしているので日照はあまり気にしない、というのであれば北向き物件を狙ってコストを減らすこともできそうですね。 また日照時間に左右されることなく部屋の明るさが一定なので、在宅で仕事をしている人、特に色や明るさを重視するデザイン関係の仕事をしている人には人気があります。 他にも家具や畳、本や写真などへの日焼けの影響が出にくい、日照による室温の上昇が抑えられるため夏は涼しい、意外なところでは光の当たる方向の影響で眺望が良いというのもメリットと言えそうです。 ■人気の南向き物件は本当にベスト? いつの時代も人気の高い南向き物件。日当たりが良くて暖かなイメージがありますよね。人気が高い分、価格も高くなってしまうのですが…本当に南向き物件はベストな選択肢なのでしょうか? 実は北向き以外の物件については日の当たる時間帯が違うというだけで、日照時間そのものに大きな違いはありません。南向きの場合は特に日中の日当たりが良い、ということなのですね。 そのため、南向き物件は人の集まるリビングを日当たりの良い南側に配置することが多くなります。と言うことは、その他の部屋については間取りの選択肢が少ない、という可能性も考えられますね。 もちろん日当たりが良いので洗濯物はよく乾きます。天気が良い日中であれば室内の照明が不要であることも多く、また秋冬でも暖かいので光熱費の節減も見込めそうです。日中を自宅で過ごすことが多い人や、休日は日当たりの良いリビングでのんびりと家族団らんをしたい、という人に向いている方角ということですね。 ■西向きは夜型の人に嬉しい物件 西日が差すことから北向き物件に続いて敬遠されがちな西向き物件。特に夏の西日は南からの陽射し以上に強烈。部屋に熱がこもりやすく、夜になっても室温が下がらないので寝苦しい…そんなデメリットがありますよね。 確かに夏は遮光カーテンや冷房などを使って、部屋の室温を上げないようにする工夫が必要なのですが、夏に暑いということは冬には暖かいというメリットがあります。うまく利用すれば暖房費の節減にもなりそうです。 西向き物件のもう一つの特徴が、夕方まで部屋に陽射しが入らないということ。部屋に差し込む光で目が覚めるということがないため、休日はゆっくり眠りたい人や夜型サイクルの生活を送っている人にはピッタリと言えます。 また一般的に西向きの部屋は日照時間が長くなるため、洗濯物がよく乾きやすいというのもメリットですね。 そして西向きと言えば夕日。環境にもよりますが、きれいな夕日を見ることができるのは西向き物件の特権です。 ■東向き物件は朝活派にピッタリ! 南向き物件に続いて人気の高い東向き物件。最大の特徴は朝日が差し込んでくるということですよね。人間の体内時計は太陽光を浴びることで分泌されるホルモンによって正しく設定されると言われています。特に朝日を浴びることは自然で快適な目覚めを誘発するのに有効であるとされていますので、気持ちよく朝の身支度をしたい、朝の静かな時間帯に集中して仕事や勉強をしたいという人にはオススメです。 その他にも日照時間が午前中に限られるので夏は夜になれば涼しい、日当たりのいい午前中であれば洗濯物が乾きやすいなどもメリットがあります。ただし、午前中の陽射しは意外と強いため、家具や畳が日焼けしてしまうことも。出かける前にはカーテンを閉めるなどの工夫が必要になるかもしれません。 ■ライフスタイルに合わせた方角選びを 方角ごとに特徴を見てきましたが、必ずしも南向きの物件がベストではないということがお分かりいただけたでしょうか?ご自身のライフスタイルやワークスタイルに合わせ、快適に過ごすことのできる方角を見つける。これがベストな物件の選び方と言えそうです。 ※平成27年3月作成 |