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2015-03-31 17:39:38
どっちが正解?『リビング1階vsリビング2階』
居心地の良いリビングを作ることは、家族の幸せを育むことでもあります。そんな重要なポイント「リビング」。家の中のどこにあるのが良いでしょうか。
■利便性 リビングは家族が集まる場所、くつろぐ場所でもあります。家族がいる場所には生活のあらゆるものが必要になりますから、2階よりも1階の方が便利だと言えるでしょう。1階に玄関、トイレ、お風呂、キッチンが揃っていれば、ほぼ生活が成り立ちます。買い物から戻った時の重い荷物も2階に運ばなくても済みます。毎日の生活動線を考えた時、利便性では1階の方が生活しやすいでしょう。 ■リビングからの景色を考慮しよう 敷地にある程度の余裕がある場合は、1階リビングからの景色の中に外からの視線を気にするようなことはありません。庭に木々や垣根を作り、敷地内をプライベート空間として保つことができます。 しかし、家の南側など一番採光がとれる方向に幹線道路や、商業施設、隣のお住まいや店舗の駐車場などがあるとどうしても外からの視線が気になって1階のカーテンが開けられないということも…。そうした場合は太陽の明かりを取り入れつつ、高い場所からの景色も楽しめ、外からの視線が気にならない2階リビングがおすすめです。2階リビングの場合、カーテンは必要なくなるかもしれません。いつでも開放的な景色を眺めてくつろぎの空間を確保できます。 ■高齢者と同居する場合 高齢者との同居に配慮した時は、リビングが1階にある方が好ましいです。食事を作ったり食べたり、荷物を玄関からすぐに室内へ運び入れるには段差があると家庭内事故の原因になりますので、動線をいかにシンプルにするかを優先する必要があります。居室は家族が集うリビングに近い方が何かの時も安心です。 ■水回りはリビングの近くが便利 主婦の家事動線に多く考えられるのは、キッチン、洗面洗濯機、リビングになります。生活することは毎日同じ習慣の繰り返しなので、より快適に無駄のないことに限ります。そうなると1階リビングの場合は水回りも1階。2階リビングだと水回りも2階にあると便利です。 もし、リビングと水回りのフロアが違う場合は、何度も往復しなくて済むよう自動掃除機、乾燥機付き洗濯機、食洗機など便利家電を取り入れる、あるいは1日の中で家事をする時間帯をまとめるなど家事の工夫をすれば解決できるでしょう。 リビングの位置は、イメージだけでなく、同居する家族がどんな年齢か、あるいはどんな場所に建てるのか、予算はどうなのかなどを考慮して選ぶ必要があります。 ※平成27年3月作成 |