<< 2024年12月 >>
記事カテゴリー
月間アーカイブ
|
2015-03-31 17:44:13
どっちが正解?『完成vs未完成』
家を買う、建てるということは一生のうちに一度という方が多いと思います。金額も大きく、人生の中の多くの時期を過ごす場所になるものですので、妥協せず選びたいものです。とはいえ、限られた予算・時間の中で選ぶとなると夢ばかり見ているわけにもいきません。そこで家選びに欠かせないポイントをご紹介します。
■すぐに住める夢のマイホーム 完成物件を見学しに行くと、そこには最新の設備に真新しい建具などがあって早く住みたくなってきます。気持ちを盛り上げるには一番の方法ですね。その家の間取りが気に入って、立地条件や金額さえ希望のものなら購入手続きにすすむのがマイホームを手に入れるための一番理想的でスムーズな流れです。 完成物件のメリットはすでに土地も家も全部揃っていることなので、家を買うタイミングがちょうど仕事場の移動のきっかけだったり、子供の進学などで近隣の土地での新築を考慮している方には都合がいいですね。 ■完成物件は事前チェックがポイント 完成していることの一番のメリットは全部揃っていることですからチェックもしやすいです。 例えば、部屋の大きさと収納量の大きさを考えると、引っ越してきた時にどこに何を収めていけばいいのかがわかります。大きな家具があるならサイズを確認して運び込めます。コンセントの位置も決まっていますから、どこを有効的に使えるのかもイメージできます。こういったコンセントの位置やスイッチの位置、窓や建具の位置もしっかりとプロが経験上必要な数や位置を考慮して設計してありますので基本的な生活には不便さがないと言えるでしょう。 ■未完成のうちに購入するメリット 未完成だからと言って迷っているうちに立地条件や、価格が手ごろで人気物件なら売れてしまいます。 しかし、いざ大きな買い物をする時にイメージがしにくい未完成物件は購入するのに躊躇してしまいます。でも、「未完成=個性を生かせる可能性が大きい」のです。洋室ばかりの設計だったものを和室に変更したり、壁紙に変化を持たせてみたり、キッチンやお風呂に自分好みの色を選択できたりと、完成していないからこそ選べる設備がある場合もあります。 ちょっとした注文住宅と言えるのかもしれません。そんな選択肢があればマイホームの完成が楽しみになりますし、愛着もわきますね。 ■せっかく買うなら快適な家 完成も未完成も家の建っている場所が決まっているのは共通の条件なので、交通の便やご近所や地域のことを知っておくことも重要です。できるだけ情報収集をして長い間住む土地になることを考えて学校や病院、駅はもちろんごみの捨て方もわかると更に生活の準備ができます。 一番気になるのは日当たりです。そこに日が当たる時間はどのくらいありますか?東から日が昇って西に日が沈むまでの間でいつ一番日光が住居内に入ってきそうか、気にかけてみてみましょう。大きなマンションが東側にあると西日がやっと入るくらいかもしれません。そのことが分かっていると、洗濯物が外で乾きにくいなどのことがわかって、乾燥機付きの洗濯機があるといいなどの対策ができます。 完成していても、未完成だったとしても暮らし始めてわかることがたくさんあると思います。 人それぞれの生活習慣やこだわりを多く取りこんだ家でも、家族が成長すると不便になってきたり、より便利で快適な住宅設備も出てくるので、その時その時に住まいを自分たちの選択でよりよい住宅空間に変化させていくことも一つの楽しみになるでしょう。 ※平成27年3月作成 |