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2015-04-09 17:07:29
どっちが正解?『和室vs洋室』
物件を選ぶ際に表記されている「和室○畳」「洋室○畳」
一見すると畳とフローリングの違いだけに見えますが、実は他にも特徴的な部分が色々とあります。それぞれの特徴を理解して、自分のライフスタイルに合った部屋を選びたいものですよね。 ■日本の四季を快適に過ごせる和室 和室と言えば真っ先に思い浮かぶのが温泉旅館のような畳の部屋ですよね。 い草の独特の香りがする畳はある程度の湿気を吸収するため、湿度の高い日本の夏でも涼しく過ごすことができ、また冬場でもフローリングのように冷えにくいため比較的暖かく過ごすことができます。 また材質が柔らかいので直接座ることや、ちょっとお行儀が悪いですがゴロリと寝転ぶこともできますよね。 フローリングの床を持つ洋室は夏場はひんやりとしますが湿気を吸わず、冬は靴下やスリッパがないと冷えてしまいます。木でできた固い床は直接座ったり寝転ぶのには不向きなため、ソファやカーペットなどが必要となります。 和室の方が日本の気候風土に合った作りなのかもしれませんね。 ■お手入れが楽なのは洋室 フローリングの床はホコリやごみが吸着しないのでお掃除がラクなのがメリットと言えます。またうっかり飲み物やたばこを落としてしまっても、あと片付けは比較的簡単に済ませることができますよね。 畳の場合、畳の目にゴミが詰まってしまうと雑巾がけなどが必要となるため、お掃除が面倒に感じるかもしれません。飲み物やたばこを落としてしまうとシミになりやすく、張替が必要になることもあります。賃貸の場合は退去時に追加料金を請求されることも…。 また畳の部屋はカビやダニの発生が心配という声もあり、部屋のお手入れに関しては洋室の方が有利なようです。 ■オシャレな家具を置くなら洋室 畳に家具を置いてしまうとへこんでしまうため、一般的に重量のある大きな家具を置くことはありません。部屋には余計なものを置かない、ある種の日本的な美意識が和室にはあるのかもしれませんね。 そのため家具を設置したいのであれば、フローリングの方が適しています。最近の家具は洋室にマッチするようデザインされているので、オシャレな部屋を作りたいのであれば洋室の方が向いていそうですね。 ただしフローリングもへこんだり傷がつくことはあります。特に賃貸の場合は原状回復のための費用を請求される可能性があり、その際の費用は畳よりもかなり割高になりますので家具を設置する際は注意が必要です。 ■困ったときはリフォームと言う手も このように和室と洋室にはそれぞれ特徴があります。生活スタイルに合わせて住み分けることができればベストですが、そうは言っても引っ越しなどのコストや手間を考えるとなかなか難しいところですよね。 そこで選びたいのがリフォームという選択肢。 足音が響かない静かでリラックスできる部屋で暮らしたいのであれば和室に、部屋のコーディネートを楽しみたいのであれば洋室にリフォームすることも可能です。 特に最近では足腰の弱ったご老人や介護を必要とする方のためにベッドが必要となり、和室から洋室へリフォームするケースも増えているようです。 なお、洋室から和室へのリフォームをする場合は畳の他にふすまや障子、土壁などを造作する手間がかかるため、ある程度の期間とコストがかかってしまいます。 もっとお手軽にリフォームをしたいのであればDIYはどうでしょう?自分で畳やウッドカーペットを用意して和室を洋室に、洋室を和室に簡単に変更することができます。ちょっとした気分転換にも良いかもしれませんね。 日本ならではの趣がある和室と、自分好みにカスタマイズしやすい洋室。それぞれのメリット・デメリットをしっかりと理解しておけば、自分に合った物件が見つけやすくなりそうですね。 ※平成27年4月作成 |